学習スピードが速いのは、子供か?大人か?
皆さん、こんにちは。
今回は、何かを覚えるのが早いのは、子供なのか?大人なのか?について、お話しします。
この話は多岐に渡るので、全てを語ろうとすると、とても長くなってしまいます。
ですので今回は、勉強・知識という学習の習得という内容に絞って話をしていきます。
突然ですが、皆さんは、普段から新しい事にチャレンジをしているでしょうか?
例え実現出来ないとしても、新しい事をやりたいというイメージは持っているでしょうか?
ピアノが弾けるようになりたいとか、イルカと一緒に泳ぎたいとか、富士山頂でご来光を見たいとか、スペインの牛追い祭りで牛から逃げ回りたいとか。
年齢を重ねていくほど、経験や習慣が積み重っていき、初めての事を見つけづらくなっているかもしれません。
やりたい思いが強くても、周囲の環境がそれを許さないような状態になってしまい、なかなかタイミングが合わない事もあるかもしれません。
このブログを見ている方は、管理栄養士受験やなにかしらの学習を始めようか悩んでいたりしている人も多いと思いますが、もしそうなら、実現可能な新しい事として、ぜひチャレンジしてください。
加えて、そういったチャレンジは、好奇心や探求心といった
「ポジティブな感情を持ちながら」
行動して欲しいです。
ポジティブな感情を持ちながらというのは、とても大事です。
学習の習得には時間がかかりますが、その感情が大きければ大きいほど、長続きし、集中でき、習得にかかる時間も短縮できるからです。
さて、これを踏まえたうえで、本題に入ります。
勉強・知識という学習の習得にかかる時間ですが、子供と大人を比較したら、どっちが早いと思いますか?
圧倒的に、大人です。
しかも、年齢を重ねるほどです。
意外ですか?
それでは、なぜそうなのかを話していきます。
そもそも、学習の定義をご存知でしょうか?
ならい学ぶこと。特に、学校などで系統的に勉強すること。
以前の経験を土台にして新しい適応の仕方を習得していくこと。
また、あるコンサルタントの方は、こう言いました。
「学習とは、未知の世界と既知の世界をくっつけること」
言語の習得という例を出しますが、英語でも日本語でもいいです。
子供は、どんどん言葉を覚える事が出来ます。結構早いと思います。
それは、言葉を口に出す事で、両親・周囲が喜びの感情を投げかけるのも理由の一つでしょう。
ひょっとしたら、そういう感情を受けるから、もっと色々な言葉を覚えて口に出そうとしているのかもしれません。
ですが例えば、小さい子供が「まま」という言葉を口にしたと思います。
母親は喜びます。
で、父親が問いかけます。
父「じゃあ、私は?」
子「・・・まま」
祖母も問いかけます。
子「・・・まま」
「まま」という言葉が、子供は何を意味するかは、おそらく理解できていません。
「まま」という言葉は、母親を指すという概念を知らないからです。
身近にいる存在への呼びかけ(呼称)を全て「まま」といっているような状態です。
「まま=母親」というように理解させるには、どれくらいの時間がかかるでしょうか?
車でも一緒です。
全ての車を「ブーブー」というような表現をすると思います。
ですが車も、乗用車・トラック・ダンプカー・バス・・・と様々です。
車という定義を知り、それぞれの種類や役割をひとつひとつ理解するのに、とても時間がかかります。
でも、車がどういうものかというものを知っていたら、どうでしょう?
種類・役割・車種をはじめ、製造メーカーや工場の場所、どのように入手して、維持管理をしているのか?
こういった事を知るのは、極めて速いです。一日あれば大丈夫じゃないでしょうか?
子供の得意分野は、見たものと言葉をつなぎ合わせる事だと思います。
例えば、電車の写真をみて、「電車」といったり、深まれば「西日本鉄道の8000形」というようになるかもしれません。
(少し前(今も?)にテレビで、「天才ちびっこ」みたいな感じで取り上げられていましたが、イメージはそれに近いと思います。)
でも、点と点を結び付けているだけなので、応用はききません。
大人でも同じです。
学生とそれ以上の年齢を重ねた社会人とでは、学習スピードは社会人の方が早いです。
管理栄養士国家試験で言えば、社会人は実務経験を積んでいるからです。
経験に勝るものは無いです。
余談ですが、もし、「若い人には負けてしまう。」という言葉が出たり、イメージを持っているなら、即刻排除してください。
それはネガティブなものになってしまい、出来るものも出来なくなってしまいます。
また、新しい事は学習だけでなく、仕事や生活の中でも、結構起きています。
新規事業実施・会社の方針変更・調理器具の故障による作業手順の修正・新人加入を受けてのOJT・・・・。
それらに対して、ポジティブにいくか、ネガティブにいくかで、結果は大きく変わります。
感情は、自身で作り上げる事が出来ます。
ですので、普段からポジティブでいるように、ポジティブになれる環境を作りだせるように、意識していきましょう。
今回は、ここまで。
次回は、少し趣向を変えて、歩き方についての話をしたいと思います。
それでは、また次回にお会いしましょう