管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

独学で学習を進める人をはじめ、受験勉強中の悩みを解消するための情報をお伝えしていきます。

勉強中のスマホの取り扱いについて

皆さんは勉強中にスマホはどうしていますか?

恐らくですが、手の届く場所に置いている人がほとんどではないかと思いますが、どうでしょうか?

勉強をしていても、ラインが届いたり、メールが届いたりすると、気になって手に取ってしまう事は多いと思います。

それだけで終わればいいんですが、その後もラインのやり取りをしたり、気になってツイッターを覗いてみたりし、さらには、ダウンロードしたゲームを始めたりして、いつの間にか貴重な時間が過ぎてしまうという経験は無いでしょうか?

 

スマホでなくても、タブレットで学習をしている人もいると思います。

学習だけに使用すればいいのですが、触っているうちに軽い気持ちで「どうぶつの森」を始めたりすると、時間があっという間になくなってしまいます。

その結果、「またやってしまった」「全然勉強が進まない」と、ネガティブな感情に包まれ、やる気すら奪われてしまう事になります。

 

私自身は、タブレットスマホ・パソコンでの勉強というのをあまり推奨しません。

勉強しているのを見ると、「時代だな」とも感じますが、昔ながらの方法の方が、効率は良いと感じます。

理由については、また別の機会に話します。

 

このスマホチェックという、いつの間にか夢中になってしまう(奇しくも集中力が発揮されています)行為を行なう事により、自分の時間はもちろん、自分の集中力すら浪費されてしまい、肝心な勉強の時には、疲労感と時間がない事により生じる焦燥感により、なかなか勉強に向き合う事が出来ません。

それでは、どうしたらいいか?

 

(完全な)遮断です。

 

自分でコントロールできないというのであれば、強制的に「遮断」「隔離」するしかないと感じます。

例えば、電源を切る事で、着信など知る事すら出来ません。

皆さんが、最後にスマホの電源を自発的に切ったのは、いつですか?

私が専門学校生時代の頃は、周囲の生徒達は当然のように授業中も(?)スマホを触っていました。

その内の何名かは取り上げられてたりしてましたが。

あとは、機内モードにして、電源は入っているが、着信出来ない状態にするのも、方法の一つです。

 

ただ、これには問題があります。

 

上記しましたが、「(完全な)遮断」と、( )でくくりました。

スマホを触る事は日常になっていると思いますが、触っている人は、本当にいつまでもやれるくらい触る事が出来ます。

スマホ依存という言葉が生まれているように、スマホを長時間触る事が当然のようになっている人は、結構います。

ある調査では、県内高校生対象で、高校生600人の中で一日に3時間以上スマホを使用する生徒が6割いたそうです。

別の調査では、女子高生のスマホ利用が1日7時間(平均値)という結果がでているそうです。

 

7時間ですよ?

 

1日の睡眠時間が7時間としても、起きている時間の約半分をスマホに使っているような感じです。

驚きです。

最初はこんなに触ってはいなかったと思いますが、それが日常になり、さらに長時間になり…という事が繰り返され、スマホを触っている事が日常になっているという感じではないかと思います。

それだけの時間をスマホに費やす事が出来るというのは、恐るべしです。

 

こういった人達を対象に、「完全な遮断」を行なうとどうなるか?

スマホを取り上げられるような状態になるという感じです。

恐らくですが、間違いなく「禁断症状」が出ると思います。

突然、日常を奪われるわけですから。

タバコを止める時と同じような禁断症状である、イライラは当然起こると思います。

サラリーマンでも、仕事一筋でがんばってきて、退職後にやる気がでないとか、やる事が見つからないとかで、一気に老け込むような感じのものと似ているような気がします。

そんな状態で「勉強しろ」と言われても、なかなか集中出来ないのではないでしょうか?

多分、隔離したり、部屋に隠したり、親に管理してもらったとしても、気になって仕方がなく、逆に気が散って仕方ないのではないでしょうか?

 

それでは、どうしたらいいか?

 

という方法論については、次回に回したいと思います。

今回は、ここまで。

 

ブルーマンデーについての話

ブルーマンデーという言葉をご存知でしょうか?

 

憂鬱な月曜日

【語源】休み明けの月曜日は「また1週間仕事か」と思うと憂うつになるところから。

 
簡単に言えば、こんな感じです。
似たような言葉で、サザエさん症候群というのもあります。

日曜日の夕方から深夜、「翌日からまた通学・仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の俗称である。

 

原因として挙げられやすいのが

・定例会議
月曜日の朝の定例会議は気が重い。

・休日から月曜日に移る時に、気持ちの切り替えがうまくいかない
休日をダラダラと過ごすと、日曜の午後あたりから仕事の事が気になり始め、月曜日が憂鬱になりやすくなります。

・週末の夜更かし
「明日は休み」と思って週末に夜更かしをしてしまうと、体内時計が一気に狂ってしまいます。

ブルーマンデーの憂鬱さに対する基本的な考えとして、この憂鬱さをゼロにしようとしない事です。ある程度の憂鬱さが生じてしまうのは仕方がない事であり、これは正常な反応なのだという事をまずは受け入れる事から始めましょう。

 

 

という感じです。

ブルーマンデーを完全に取り除く事は出来ないが、和らげる方法として、

休日の楽しさを減らす
仕事の日の辛さを減らす

だそうです。

普段の日常と仕事の日のギャップを小さくするのが目的のようですが、「何だかなぁ」と思います。

感情の起伏を小さくしろというのが解決方法なのは、とても寂しいですね。

 


もう一つの解決方法として、「しっかりと睡眠をとる」というのがあります。

睡眠時間が少ない
睡眠時間の乱れ

により、人間の精神は不安定になります。

 

前回述べましたが、睡眠時間が少ないと、ちょっとした酔っ払い状態になり、集中力・パフォーマンスが低下します。

また、休日に朝遅くまで寝たりするように生活リズムを変えると、時差ボケのような状態になり、翌日の仕事の日の朝の起床が、とてもつらくなってしまいます。

 

人間の身体には、リズムがあります。

 

いつ起きて、いつ食事を食べて、いつ活動を始めて、いつ寝るのか?

そのリズムを繰り返す事で、習慣が生まれ、日常になっていきます。

同じリズムになる事で、ホメオスタシス(恒常性)が生まれやすくなっていきます。

 

体内でも、目覚めに関して大きな影響を与える「メラトニン」というホルモンと、「コルチゾール」というホルモンも、いつのタイミングからホルモンが分泌されるかによって、人の身体に大きな影響を与えていきます。

 

コルチゾール」は、血圧や血糖値を上げる働きをするホルモンです。

 

このホルモンは、体が目覚める時間の3時間前くらいから分泌され始めていきます。

例えば、朝6時にいつも目が覚めるのであれば、夜中の3時くらいから少しずつ血糖値・血圧をあげていく事になります。

その分泌により、血糖値・血圧が上昇し続けていくと、ピークの時点で目が覚めるようになります。

 

コルチゾールは、時間の変化に大きな影響を与えます。

いつも朝6時に起きている人が、8時に起きたとします。

そうすると、8時の時点から身体のリズムが始まるために、翌日も8時に目が覚めるように身体が準備していきます。

でも実際は、翌日は仕事で朝6時に起きないといけないとします。

そうすると、8時の3時間前である5時くらいからコルチゾールの分泌が始まります。

でも、6時に目覚ましが鳴って、身体のリズムとは関係なく、強引にたたき起こされてしまいます。

その時に目が覚めても、身体が元気に動くために十分な血圧・血糖値が得られていないため、頭がボーっとしたり、身体が重かったり、疲労感が抜けてないような、睡眠が十分にとれていないような状態になってしまいます。

この時に、身体をすぐに元気な状態にしようと、一気にコルチゾールを放出します。

血糖値・血圧が急上昇するような状態です。

この状態は、イライラを生み出すような、攻撃的な精神状態になったり、気分をふさぎこませやすくしたりします。

これは、うつ状態と同じような作用をしているのと同じ状態をつくり上げているのです。

コルチゾールは、ストレスを上げる作用もするので、一気に身体に負荷をかけてしまいます。


私は、この睡眠時間のリズムの変化と、「(あまり楽しい事のない)仕事(学校)に行かないといけない」という感情の2つが強く影響する事により、「ブルーマンデー」という状況を作り出しているように思えて仕方がないです。


私が睡眠時間を固定していた時、そんなことは知識としては知らなかったのですが、やっていてかなり体調管理を良い状態で行なう事が出来ていたので、実践していました。

そして、それは続けています。

少し、サッカーの影響で乱れてますが、もの凄い影響を受けてしまっているのも実感出来ています。

 


まず、効率良く学習するだけでなく、気持ちよく毎日を過ごすという事を求めるのであれば、

睡眠時間の確保

起床・就寝時間の固定

の2つを、強くお勧めします。

 

今回は、ここまで。

 

効率良く学習するために、何を一番最優先にするか?

皆さん、こんにちは。

前回からの続きです。

 

皆さんは、コンディション管理をどのように行っているでしょうか?

コンディション管理というと、少し仰々しい言い方になるかもしれませんが、とても重要です。

 

よく言われるのは、

・睡眠時間の確保

・食事で栄養をしっかりと

です。

 

アスリートでも、例えばスポーツ栄養学についても、ベース部分は同じです。

他には、トレーニング中の脈拍・体温・自律神経等が挙げられますし、トレーニング中のタイムも可視化出来れば、「同じ事をして、前回はこうだったが、今回はタイムが短くなった」と、検証を重ねる事ができ、効率も良くなっていくと思います。

後は、練習後のアイシング・マッサージ等での肉体的ダメージの回復に努めたりすると思います。

体重管理も同様ですね。

現役Jリーガーのカズ選手も、体重が〇〇キロだとコンディションが良いが、それよりも多かったり少なかったりすると、身体の切れが奪われると、かなりストイックにコントロールしています。

そういった事の検証を繰り返し、自身のコンディションを維持・向上させています。


それでは、皆さんの目的は、

「効率良く学習し、資格試験に合格する事」

です。

 

それに向けて、コンディション管理を行っているでしょうか?

行っているのであれば、決めた事をしっかり実現しているでしょうか?

さらに、それらの検証を繰り返し、より良い状態に高めていっているでしょうか?

それを最優先に考えて、行動し、実践し続けているでしょうか?


今回は、「睡眠時間」についての話を中心に進めていきたいと思います。


あるバスケットチームでの睡眠時間による検証です。

 

普段は8時間程度の睡眠をとっている大学のバスケットボールチームの選手たちを対象に、1日10時間以上の睡眠をとる生活を5~7週間続けてもらいました。すると、短距離走(約86m)のタイムやフリースローの成功率、スリーポイントシュートの成功率などの成績がよくなったのです(表)。メンタル面では活動性の向上、疲労感の低下などが確認されました。日々高強度のトレーニングを行う人は十分すぎるほどの睡眠が必要と考えられます。夜に十分な睡眠がとれなかったら昼寝も有効です。30分程度の昼寝をすると、昼寝後のパフォーマンスが良くなるという報告もあります。

 

睡眠時間は大事という話をしてきました。

私自身も、最近は睡眠時間確保が「ある事情」のために崩れているのですが、その影響はとても大きいです。
朝に目が覚めても、ボーっとした状態が続き、身体も重く、なかなか布団から出る事が出来ません。

気晴らしにスマホをいじっていたら、いつの間にか二度寝をしてしまい、ヤバいヤバいと慌てて準備を行なう事もチラホラ。

いつもなら、自然と朝6時前には目が覚めているのですが、それが出来ずにいます。

日中も、作業をしながら「あくび」がとまらないというような感じで、なかなか集中出来ない状態が続きます。

ずっと身体も重く、気を抜くと瞼も重くなってしまいがちです。


「睡眠時間を削る」

 

という行為は、日常的に起きやすいものですが、コンディションにとても大きな影響を及ぼします。

睡魔に襲われながら、集中力を維持できる訳がありません。

ましてや、学習・勉強という行為は、脳・感情・感覚をフル活用して行わないと、身につきにくくなり、効率がとても悪くなってしまいます。

 

「ちょっと夜更かしして頑張ろう!」
「明日は休みだから、その分遅くまで寝てれば大丈夫!」

 

というような考え方をしている人は多いかもしれません。

ですが、それで簡単にコンディションは崩れてしまいます。

 

私は、コンディション管理として、

「睡眠時間7時間の確保! 夜10時に寝て、朝4時に起きる!」

を最優先にし、仕事の日でも休みの日でも関係なく、毎日繰り返し実践しました。

 

この考え方と、


「仕事は7時からで、そのために普段は朝5時には起きているけど、休みの日前日は遅くまで勉強して朝9時とか10時に起きるけど、たまに12時を過ぎる事もある」

 

というような人とでは、どちらがコンディション管理が出来ていると言えるでしょうか?

 

続きます。

 

 

 

睡眠時間の確保は重要

皆さん、こんにちは。

前回の続きのような感じの話をします。

 

皆さんは、何時に寝るというのを決めていますか?

そして、何時に起きるというのを決めていますか?

 

最近、私はヤバいです。

理由は一つです。

ワールドカップです。

面白すぎるんですよ。

世界最高峰のレベルの試合を、毎日のように見る事が出来るんですよ??

日本代表も決勝トーナメントに駒を進め、ベルギーとの試合を目前にしている頃です。

日本はベスト8に進むことが出来るのか?

楽しみです。


そんな事は、どうでも良いんです。

私は、ここ最近までは夜23時に寝て、朝6時に起きるという生活をしていました。

23時になったら自然と眠くなり、目覚ましが無くても朝6時前には起きているというリズムがつくり上げられていました。

ちなみに、今は朝7時過ぎに起きて、「やばいやばい」と、慌てて作業を開始しています。


みなさんは、そんな風になっていませんか?

「職場の付き合いで、遅くまで飲んでた・・・」

「残業で、家に帰れなかった・・・」

「テレビを見過ぎて、寝るのが遅くなった・・・」(← 私)

スマホのゲームに夢中になりすぎた・・・」

「ガチャをいくら回しても、欲しいキャラが出なく、呆然としてたら深夜になっていた」

寝るのが遅くなってしまうのに、色んな事情があると思います。

ですが、起きる時間はどうでしょうか。

基本的に決まっていると思います。

「学校、仕事に行く時間」

「朝食を作る時間」

「休みなので、ゆっくり二度寝する」

といった感じで、朝の起床時間は、ガッツリ決まっている事が多いと思います。

快適に目覚める事も出来れば、身体が重く、ベッドから出られないという人も多いと思います。

 

かなり前に、「低血圧で悩んでいる」という人を調査する番組がありました。

「あなたは、本当に低血圧ですか?」

というような趣旨だったと思います。

確かに低血圧の人はいるので、そういった人の苦労は計り知れないです。

ですが、そうでもないのに「低血圧」を遅刻の理由にする人がいます。

その人は、仕事の後、深夜までディスコ(当時の流行でした)で遊んだり、バーで飲み明かしたりしていました。

その人に「あなたは、低血圧ですか?」とインタビューをしました。

踊るのを止めないまま、元気に「低血圧です!!」と、楽しそうに答えていました。

 

絶対違います。


ただの夜更かしをしての寝不足により、朝起きるのがつらいだけです。


そんな生活をしていませんか?


多分続きます。

 

早朝からしますか?夜遅くまでしますか?

皆さん、こんにちは。

 

今回は、学習時間をどのタイミングで行なうか?についての話をします。

 

学生の方だったら、かなり自由に時間を使う事が出来ます。

日中は学校で勉強し、放課後はバイトをしている人もいるかもしれませんが、時間を多く使う事が出来ます。

 

ですが、社会人はそうではありません。

日中は仕事に忙殺され、8時間で終わるのは稀な所も多く、残業は当然のようになってたりします。

人が足りないという事で、長時間労働や、休日出勤を余儀なくされる事もあります。

それだけでなく、パートナーや子供がいるなら、その世話にかける時間も必要です。

それが終わって、ようやく自分のまとまった時間を作る事が出来ます。

かなり時間の確保が難しくなります。

 

そんな中で考えないといけない事は、

「どれだけ勉強の時間を作り出す事が出来るのか?」

「勉強のタイミングをいつにするか?」

という事は、とても重要です。

 

時間がとても限られてしまうため、効率良く学習を進めないと、なかなか厳しくなってしまいます。

そのため、「勉強のタイミング」をどこに置くのかによって大きく変わっていきます。

 

私は、早朝を選びました。

「夜型でないと駄目」

という人は、いると思います。

家族が寝静まって、家事も終わってからようやく自分の時間を生みだす事が出来る人もいると思います。

それからの時間は、とても貴重だと思います。

朝も家族の弁当を作るために早朝から起きないといけないかもしれません。

実際、そういう人は身近にいましたが・・・。

いつも悩んでいたのは、「睡眠時間」でした。

短い時間が習慣になっているのであればいいのですが、睡眠時間を確保できないと、なかなか集中力が持続出来ないです。
勉強中、眠くなって、いつの間にか時間が過ぎてしまうという事が多々あるというのが悩みのようでした。

家庭環境によるため、かなり厳しいです。

 

私自身は、睡眠時間の確保をとても重要視しました。

「睡眠不足の状態は、酒を飲んで酔っている状態に酷似する」

という研究結果も出ているようで、睡眠不足になると、勉強をやっていても、なかなか頭に入って来にくいです。

ですので、自分にとって十分な睡眠時間を確保するというのは、とても重要な部分になります。

 

睡眠時間の確保をするのであれば、リズムを整える方がやりやすいです。

最初にやったのは、生活リズムの固定でした。

「寝る時間を〇時から〇時に決める」

という事です。

夜型の生活をしていて、

「仕事が終わってから・・」
「家事が終わってから・・・」
「一息ついてから・・・」

という感じになると、どうしても学習時間の確保が疎かになってしまいます。

基本的に、時間がずれ込みやすいからです。

出来ない事がストレスになってしまうかもしれません。

ですが朝型にすると、それが少なくなります。

夜に時間が確保出来たら勉強しますが、時間が来たら寝ます。

深夜までする事はありません。

しっかり睡眠をとった後に、決まった時間に起きると、勉強する時間が確保出来ています。

 

起きれなかったら・・・というリスクはありますが。

それについては、次回に話したいと思います。

 

今回は、ここまで。

 

学習教材は、少なければ少ないほど良い

皆さん、こんにちは。

 

今回は、学習教材についての話をします。

 

皆さんは、最初にどれくらいの教材を手に入れるでしょうか?

書店・ネットでも、探せばいくらでも見つける事が出来ます。

あれもこれもと手を出そうと思えば、お金さえあれば、多くのものを購入する事が出来ます。

前回まででも話しましたが、「自分にピッタリ」のものに巡り会える確立は、かなり低いです。

問題集・参考書は、オーダーメイドでは無いからです。

また、自分の実力のレベルで、必要とするものも変わってくるからです。


資格学校のような、通信・通学の選択をする人もいると思います。

そこでは、かなりの量のコンテンツが用意されています。

今は時代もすすみ、オンラインでの教材も用意されています。

「動画の数は、70種類以上!」

「24時間放送で、いつでも、何度でもきける!」

というようなものです。

また、受講内容によっては、科目ごとに「ライブ授業」とか、課金をして「冬期講習」「直前講習」「応用力試験対策講習」というような事を行なっています。

さらに、合間合間で、プリントや中間テストのようなものも配布されます。

 

人は、やる事が目の前にあると、安心します。

とりあえず、何かしらの事をやっていると、「やっている感」が生まれるからです。

「これさえやれば、合格出来るのか」とイメージ出来るからです。

でも、それは最初の間だけです。

時間が経過し、本試験日が間近になってくると、それがプレッシャーになってきます。

目の前にあるコンテンツが消化しきれないほど、それは大きくなります。

そのせいで、ペースがどんどん乱れ、結果不合格になるというパターンを、これまで数多く見てきましたし、自分も経験しました。

 


ここで大事なのは、

「自分が、どれだけの教材を消化出来るか?」

という事です。

 

いくら「わかりやすい教材(授業内容)」だったとしても、繰り返さないと忘れます。

一度聞いたくらいで見につくのであれば楽なのですが、そういう訳には行きません。

そのため、繰り返さないといけないです。

 

 

復習ですね。

その復習の時間を、どれだけ確保できるか?

 


という事が、学習を進める上でとても重要です。

あれもこれもと手を出していたら、「やっている感」は、とても強く感じる事が出来ます。

 

ですが、結果はどうでしょう??

自分では出来ているつもりでも、小テストや模試をすると、なかなか合格ラインに達する事が出来ないです。

 

現役学生であれば、勉強に費やす事が出来る時間は、かなりの量を確保できます。

毎日の授業でも、「小テスト」のようなものを配布されるのではないでしょうか?

問題に触れる事が出来る時間は、かなり多いです。

これだけの時間があると、結構融通が利きます。

 

ですが既卒受験生は、そういう訳には行きません。

仕事が終わって、家事や身の回りの事がすんでから、ようやく勉強する事が出来るようになります。

一日で3時間くらい確保出来ればいい方でしょうか?

そんな状況で、数多くのコンテンツを投入されても、消化出来る訳がありません。

 

前回までで「過去問題集の選び方」の話をしましたが、これから受験日まで付き合っていくものなので、何を選ぶのかはとても重要なので、一番にその話をしました。

自分が、どれだけの時間を学習に費やす事が出来るのか?

そこから「総学習時間」を逆算し、それをどう割り振るか?

という事も考えなければいけません。

そうなると必然的に、やれる事(やれる量)は決まっていきます。

 

色々な学習教材に手を出す余裕は無いはずです。

まずは「この一冊で合格するんだ!」という過去問題集を選択し、さっさとページをめくっていってください。

 

時間は有限ですから。

 


今回は、ここまで。 

学習教材 過去問題集紹介その3の2

皆さん、こんにちは。

 

今回は、「2019管理栄養士国家試験過去問解説集 ―<第28回~第32回>5年分徹底解説」についての所感の続きです。

前回、デメリットに感じるとして、

「繰り返し問題を解く事を前提としていないのではないか?」

という所があります。

問題集に書き込むスペースが、ある程度はありますが、書き込んだ後はどうしてもその書き込んだ部分が目に入りやすいレイアウトになっているという事を投稿しました。

その次に感じた部分の話をします。

 

紹介している3冊のうち、この問題集だけ完全に問題集と解説集が分離しています。

こうなると、視線を大きく動かす事が必要になります。

この「視線を動かす」という事に意識を向けるのは、結構重要です。

視線の移動は、小さい方が集中力が乱れにくいです。

「一点集中」という言葉があります。

意識を向ける所を一つに絞る事で、物事を良い方向に運べるようにするという方法論として有名です。 

色んな所に意識を向けてしまう、または意識が向いてしまう環境では、集中力が低下します。

 

何度も書きますが、

 

「これだけに情報を書き込むので、他を見なくても大丈夫」
「まとめノートを作る必要はない」
「探すという行為で時間を奪われたくない」
という事を重要視するからです。

情報は「分散」ではなく「集約」しないといけないです。

 

という部分を私は大事にしています。

色んな所に意識をしないといけないと、集中が乱れやすくなります。

見るべきところがたくさんあって、動かす距離もあると、(例えば、問題集、解答・解説、まとめノート・ミスノートの3つにもなると)視線がちらかってしまうのと、「ページをめくる・その場所を探す」という行為が必要となりそれにかかる時間も奪われてしまいます。

瞬間的にはごくわずかな時間の差ですが、学習は半年以上続きます。

積もり積もって、とても大きな差になっていくわけです。


また、「文字サイズが小さい」という事も挙げられます。

問題文がその1で紹介した「女子栄養~」の問題集とほぼ変わらない大きさですが、向こうは太字です。

この問題集では、強調されずに標準で記載されているため、少し読み辛いと感じる人もいるかもしれません。

せっかくレイアウトが本試験に近い感じにしているから、サイズも同じにすればいいのにと思ってしまいます。(それだったら、少し評価は高くなりました)

 

あと、最後になりますが、第32回試験の問題と、それ以外の4年分(第31回~28回)が、区別されています。

先日投稿した「学習教材 過去問題集紹介その1 」の所でも触れましたが、これはとても大きなデメリットです。

これにより、また関連するページを探し出し、目線を行ったり来たりさせるという事が発生してしまいます。

とても効率の良い学習方法とは言えないと考えます。

 

ちなみに、この本の裏表紙部分に「絶対合格へのステップ」という記載がされています。

 

ステップ1「第32回試験全問を所定時間内に解いてみる」

「120問以上正解できた」
すでに合格圏に足を踏み入れた!絶対合格圏内へGO!

「100問も正解できなかった」
まだまだ行ける!1科目ずつスタート!

 

ここで分岐になります。

 

ステップ2 120問以上正解出来たら「苦手科目の過去問を解く」
苦手科目の克服はライバルに差をつける!

ステップ3「得意科目の過去問を解く」
あとひといきで絶対合格!とれるところで点をとる!

これで「あなたは絶対合格!」

 

もう一つのルートです。

ステップ2 100問も正解できなかったら、「得意科目の過去問を解く」
得意分野を作る事に集中!焦りは禁物!

ステップ3「苦手科目の過去問を解く」
どこが苦手か見極めること!できなければ繰り返し解く!

これで「あなたは絶対合格!」

 


まず、この試験では大学入試のように、合格者数の上限が決められている訳ではありません。

本試験で190点だったとしても、125点だったとしても、合格基準点である120点以上の正答で合格となります。

受験者数15000人が、全て120点以上とったのであれば、15000人全員が合格出来ます。

ですので、ライバルに差をつける必要が無い試験に分類できます。

 

また、苦手を克服するために、そして得意を増やすために、「繰り返し解く」としています。

前述したとおり、この問題集は繰り返し解き辛いレイアウトになっていると感じてます。

 

もう一つ細かい所に触れると、

「合格ラインにも達していない人が、なぜ苦手科目に集中しないのであろうか?」

という事です。

試験までの残り日数にもよりますが、半分以上取れてないという事は、苦手科目(理解しきれていない問題)で溢れているという事です。

それだったら、さっさと苦手を潰さないといけないのに、呑気に「得意科目の過去問を解く」と誘導しています。

得意科目ならさっさと知識が入ってきやすいのですが、苦手科目はそうは行きません。

となると、苦手科目克服のためには、より多くの時間が必要となります。

それなのに後回しにしたら、どうなるでしょうか?

本試験までに知識の定着が間に合わず、不合格のリスクがガッツリ上昇します。

この学習のアプローチ方法をみて、さっぱり意味が分かりませんでした。

 


という感じで、3冊の過去問題集のメリット・デメリット部分に触れていきました。

私なりの解釈ではあるのですが、他のレビューよりは、より多くの視点(と独断と偏見)で話が出来たのではないかと思います。

私の学習スタイルなら、「SGS~」がしっくり来たので、これ一冊で問題を解きまくりました。

その2の所でメリット部分を記載しているのですが、やっていてそれだけのメリット部分を感じました。

 

勉強のスタイルも、問題集もスタイルが様々なので、「あなたにピッタリ」と言えるようなものを探すという事は、結構大変です。

そのため、多少の妥協は必要となります。

その妥協部分でストレスを感じにくいものを選んで学習に取り組めばいいのではないかと感じます。

 


という感じで、各過去問題集のメリットデメリット部分の紹介を終わりたいと思います。

ありがとうございました。

 

今回は、ここまで。