効率良く学習するために、何を一番最優先にするか?
皆さん、こんにちは。
前回からの続きです。
皆さんは、コンディション管理をどのように行っているでしょうか?
コンディション管理というと、少し仰々しい言い方になるかもしれませんが、とても重要です。
よく言われるのは、
・睡眠時間の確保
・食事で栄養をしっかりと
です。
アスリートでも、例えばスポーツ栄養学についても、ベース部分は同じです。
他には、トレーニング中の脈拍・体温・自律神経等が挙げられますし、トレーニング中のタイムも可視化出来れば、「同じ事をして、前回はこうだったが、今回はタイムが短くなった」と、検証を重ねる事ができ、効率も良くなっていくと思います。
後は、練習後のアイシング・マッサージ等での肉体的ダメージの回復に努めたりすると思います。
体重管理も同様ですね。
現役Jリーガーのカズ選手も、体重が〇〇キロだとコンディションが良いが、それよりも多かったり少なかったりすると、身体の切れが奪われると、かなりストイックにコントロールしています。
そういった事の検証を繰り返し、自身のコンディションを維持・向上させています。
それでは、皆さんの目的は、
「効率良く学習し、資格試験に合格する事」
です。
それに向けて、コンディション管理を行っているでしょうか?
行っているのであれば、決めた事をしっかり実現しているでしょうか?
さらに、それらの検証を繰り返し、より良い状態に高めていっているでしょうか?
それを最優先に考えて、行動し、実践し続けているでしょうか?
今回は、「睡眠時間」についての話を中心に進めていきたいと思います。
あるバスケットチームでの睡眠時間による検証です。
普段は8時間程度の睡眠をとっている大学のバスケットボールチームの選手たちを対象に、1日10時間以上の睡眠をとる生活を5~7週間続けてもらいました。すると、短距離走(約86m)のタイムやフリースローの成功率、スリーポイントシュートの成功率などの成績がよくなったのです(表)。メンタル面では活動性の向上、疲労感の低下などが確認されました。日々高強度のトレーニングを行う人は十分すぎるほどの睡眠が必要と考えられます。夜に十分な睡眠がとれなかったら昼寝も有効です。30分程度の昼寝をすると、昼寝後のパフォーマンスが良くなるという報告もあります。
睡眠時間は大事という話をしてきました。
私自身も、最近は睡眠時間確保が「ある事情」のために崩れているのですが、その影響はとても大きいです。
朝に目が覚めても、ボーっとした状態が続き、身体も重く、なかなか布団から出る事が出来ません。
気晴らしにスマホをいじっていたら、いつの間にか二度寝をしてしまい、ヤバいヤバいと慌てて準備を行なう事もチラホラ。
いつもなら、自然と朝6時前には目が覚めているのですが、それが出来ずにいます。
日中も、作業をしながら「あくび」がとまらないというような感じで、なかなか集中出来ない状態が続きます。
ずっと身体も重く、気を抜くと瞼も重くなってしまいがちです。
「睡眠時間を削る」
という行為は、日常的に起きやすいものですが、コンディションにとても大きな影響を及ぼします。
睡魔に襲われながら、集中力を維持できる訳がありません。
ましてや、学習・勉強という行為は、脳・感情・感覚をフル活用して行わないと、身につきにくくなり、効率がとても悪くなってしまいます。
「ちょっと夜更かしして頑張ろう!」
「明日は休みだから、その分遅くまで寝てれば大丈夫!」
というような考え方をしている人は多いかもしれません。
ですが、それで簡単にコンディションは崩れてしまいます。
私は、コンディション管理として、
「睡眠時間7時間の確保! 夜10時に寝て、朝4時に起きる!」
を最優先にし、仕事の日でも休みの日でも関係なく、毎日繰り返し実践しました。
この考え方と、
「仕事は7時からで、そのために普段は朝5時には起きているけど、休みの日前日は遅くまで勉強して朝9時とか10時に起きるけど、たまに12時を過ぎる事もある」
というような人とでは、どちらがコンディション管理が出来ていると言えるでしょうか?
続きます。