管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

独学で学習を進める人をはじめ、受験勉強中の悩みを解消するための情報をお伝えしていきます。

身体は急に変われない

皆さん、こんにちは。

 

今回は、習慣を変えるには、少し時間が必要だという話をします。

最近出番が多いですが、私の知り合いの受験生の話です。

 

彼は、夜型の生活をしていました。

センター試験も一カ月を切っていた時期なので、そろそろどうだと朝型の生活を勧めました。

すると、こんな反応が返ってきました。

 

朝は寒いから起きれない
夜の方が調子がいい
調子がいい時は、時間を意識せず、キリが良い所まで進める事が出来る

 

といった感じの内容です。

多くの人があてはまる部分があるかもしれませんね。

センター試験も、受験する科目の試験時間が、朝早くから移動する必要がないという事も影響しているようです。

 

そういった感じだったので、あまり強くは進めていませんでしたが、先日、

「夜眠れなくて、朝6時くらいに寝た」

と言い出しました。

起きたのは昼過ぎだという話でした。

そんな事もあって、普段は朝8時に起きているようですが、いろいろ話をする中で「朝5時に起きて、散歩をして身体を動かす。」という目標を立てました。


良い傾向だと思いました。

彼自身も周囲から「早起きは良い」とか「運動する事で健康的になれる」という話は耳にしていたようなので、大きな拒絶はありませんでした。

そして、世の中に「早起きするといい事がある」という本は多く存在するが、「夜更かしするといい事がある」という事について書いてある本を、私は見た事が無いです(存在するかもしれませんが、確認していません)。
これだけ、大多数の人が早起きを推奨しているので、デメリットが大きい事は考えにくいです。
一日の作業の前倒しをする必要があるから勧めている人もいれば、一日に生み出せるエネルギーが決まっているので、その量が多い朝の時点で多くの重要な案件に対応しようと主張する人もいます。
私はどちらの意見も正しいと思いますし、朝型生活で作業が捗るのも実感出来ているので、朝5時(以前は4時)に起きる生活をここ数年続けています。


その数日後、彼から訴えられました。
「朝起きてからボーっとしてしまう。」
「朝は寒くて集中できない。

 

trdschoolmm99.hatenadiary.jp


の所でも話をしましたが、規則正しい時間に目が覚めるように身体は反応していきます。

今まで8時。許されればもう少し寝ているような生活習慣をしている人が、朝5時にキッチリ起きようとする習慣を身につけようとします。

時間にして、3時間以上早く起きる事になるわけです。

身体が普段だったら起きないタイミングで起きようとするので、当然身体は起きる事に対して準備が出来ていません。

起きる時に、ホルモンの働きで血糖値を上昇させる働きでゆっくりと目覚めさせようとします。

そのためには、2~3時間程度必要です。

血糖値を上昇させるタイミングよりも早い時間帯で起きる訳ですから、ちょっとした低血糖状態になっています。

彼が朝にボーっとしてしまうのは、当然の結果です。

ここまで話すのも時間がかかってしまうので、「時差ボケのようなもの」と簡単に伝えました。

 

今まで習慣として染みついた身体のリズムを変化させるには、数日~1週間前後かかるのは当然なのです。

これを知らずに、夜型でガンガン学習を進めている人が、試験当日や前日に朝型に変えようと思っても、頭が働かなく、本来の力が出せる訳が無いです。


皆さんも、「直前で生活リズムを変えればいいや」という人が身近にいたら、その人のためにも声をかけて上げて下さいね。

 

 

今回は、ここまで。