いつの間にか溜まってしまう疲労に注意
皆さん、こんにちは。
今回は、受験実施時間中にベストな状態でいる事が出来るかについての話です。
受験開催の日が、刻一刻と近づいてきています。
皆さんの学習進捗度合いはいかがでしょうか?
色々な考え方があるでしょうが、しっかりと計画を立てて試験に臨めるようにしてください。
もうすぐ華やかなクリスマスがやってきて、年末年始を迎える訳ですが、体調管理は問題無いでしょうか?
この時期、かなり体力や抵抗力が低下しやすい時期なので、ちょっとした事で体調を崩さないように気を付けて下さいね。
さて、大掃除・飾り付け等、普段やらない事をすると、精神的な疲れが大きくなりがちです。
理由は、掃除にしても準備にしても、普段やらない部分での多くの判断をしていかないといけないからです。
普段通りの生活をしていると、選択をしないで済みます。
いつものように6時に起きて、コーヒーで身体を温めながらテレビをつける。
ご飯・みそ汁を準備し、朝食を済ませる。
その後、参考書をめくる・・・・。
このように手順が日常的に決まっていると、身体がそのリズムで動こうとしていきます。
私たちの脳の中で、習慣化された結果です。
これが、なかなか厄介な場合もあります。
いつもと異なる事をしてしまうと、思わぬストレスや疲労が生まれやすくなるからです。
例えば、部屋で来ている服というのは、ある程度固定されていると思います。
でも、出かける時は、なかなか同じ服装でいる事は難しいです。
色々な組み合わせでコーディネートして出かけると思います。
それにかける時間も様々で、1~2分もかからない人もいれば、前日からずっと悩み続ける人もいます。
これにより、「考える・選択する」ための労力が生まれます。
ある程度のパターンが出来ていれば、そこから選択すればいいだけなので、そこまでの労力は生まれません。
ですが、なかなか決められず、ずっと悩んで、しかも遅刻するくらいまで時間をかける人は、出かける前なのにかなりの疲労がたまっています。
その結果、イライラがたまって外出する事すら辞めようと思うかもしれません。
私たちは、日々選択をしていく事で、知らず知らずのうちにエネルギーを使っています。
人は無意識にでも、普段通りの行動をしようとするので実感が無いかもしれません。
ですが、少し異なる事をしようとすると、かなりの抵抗も無意識的に生まれます。
通勤の時、いつも通りに車を走らせていたら、事故や悪天候のため渋滞していたとします。
これは、その人にとっては、非日常となります。
その土地の地理に詳しく、抜け道情報など様々な選択肢を持っている人なら、そこまで労力は必要としません。
ですが選択肢が少なかったら、
「この道を時間がかなりかかって遅刻する可能性があってもそのまま進むか?」
「普段通らない、知らない狭い道を使って、時間を短縮させるか?」
という2択になります。
思うように車が進まない状況で、あせりやストレスが生まれるでしょうし、普段通らない知らない道を通る事で大丈夫かなと不安が大きくなるでしょう。
仕事の時でも、計画通りに作業が進んでいたら問題無いですが、急な体調不良で人手不足になると、計画が一気に崩れます。
休日出勤をお願いするか?自分の作業を中断してそのフォローに入るか?自分の作業を行う時間は確保できるか?
色々な手段があると思います。
どれを選ぶにしても、そのフォローにかかる労力は、かなりのものになってしまいます。
結果、仕事の精度も低くなり、思わぬ失敗を生み出してしまうリスクも大きくなってしまいます。
日常の買い物でも、鞄を買いに行った時に気に入ったものが2つあって、どちらかを購入しないといけないという判断をする時も、かなりの疲労が生まれます。
これが、その店の従業員の話とかを聞き出したら、得るものは大きいかもしれませんが、その分さらにどっと疲れが生まれてしまいます。
FacebookのCEO、マーク・ザッカーバーグは日々お決まりのグレーのTシャツや、黒のパーカー、ジーンズを身にまとっています。
「僕は社会への貢献に関係しない決断はできるだけ下さないようにしている。
実はこれは多くの心理学的な理論に基づいていることで、何を食べるか、何を着るかなどのたとえ小さな決断でも、繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまうんだ。
日々の生活の小さな物事にエネルギーを注いでしまうと、僕は自分の仕事をしていないように感じてしまう。
最高のサービスを提供して、10億人以上もの人々を繋げることこそ、僕のすべきことなんだ。
ちょっとおかしく聞こえるかもしれないけど、それがぼくの理由だよ」
と、いつも同じ服を着ていることについての質問にこう答えたそうです。
同じような理由で、アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズも、生前黒のタートルネックにジーンズ・スニーカーのスタイルをしていました。
この話は、少し続けていきます。
今回は、ここまで。