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栄養障害の栄養アセスメントと栄養ケアについての問題 4問【管理栄養士国家試験過去問解説】

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A.クワシオルコルにみられる特徴の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

  浮腫  血清総たんぱく質値  肝腫大
1.あり ――― 正常 ――― あり
2.あり ――― 低下 ――― なし
3.あり ――― 低下 ――― あり
4.なし ――― 正常 ――― あり
5.なし ――― 低下 ――― なし

 

 

B.5歳女児。血清リン低値と長管骨の骨端線拡大のX線像を認めた。この症例で欠乏しているビタミンである。正しいものを1つ。

 

1.ビタミンA
2.ビタミンD
3.ビタミンE
4.ビタミンK
5.ビタミンC

 

 

C.ビタミン、ミネラルとその欠乏あるいは蓄積により生じる疾患の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

1.ビタミンA ――― ペラグラ
2.ビタミンC ――― 骨軟化症
3.葉酸    ――― 巨赤芽球性貧血
4.ヨウ素   ――― ヘモクロマトーシス
5.亜鉛    ――― ウィルソン病

 

 

D.に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.ビタミンE  ――― 壊血病
2.ビタミンB12 ――― ハンター舌炎
3.カルシウム  ――― パーキンソン病
4.亜鉛     ――― ヘモクロマトーシス
5.銅      ――― ウィルソン病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


続いて回答と解説。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


A.正答3

 

  浮腫  血清総たんぱく質値  肝腫大

3.あり ――― 低下 ――― あり

 

クワシオルコル:たんぱく質欠乏による栄養障害

 

たんぱく質摂取不足により、血清総たんぱく質値及び血清アルブミン値が低下し、血漿膠質浸透圧の低下を起因とした浮腫が起こる。
また、肝臓からの脂質輸送に関するリポたんぱく質合成障害による脂肪肝により、肝腫大を認める。

 


B.正答2

 

2.ビタミンD

 

血清リン低値・骨端線拡大の初見から、ビタミンD欠乏による「くる病」であると判断する。

 


C.正答3

 

1.
ナイアシン」 ――― ペラグラ

 

2.
「ビタミンD」 ――― 骨軟化症

 

3.正答
葉酸    ――― 巨赤芽球性貧血

 

4.
「鉄」   ――― ヘモクロマトーシス

 

5.
「銅」    ――― ウィルソン病

 


D.正答2

 

1.
「ビタミンC」  ――― 壊血病

 

2.正答
ビタミンB12 ――― ハンター舌炎

 

3.
「カテコールアミンの前駆体であるドーパミン分泌低下が原因」  ――― パーキンソン病

 

4.
「鉄」     ――― ヘモクロマトーシス

 

5.
臓器に銅が「過剰に蓄積する」      ――― ウィルソン病

 

 

今回は以上。

繰り返しが大事です!
何回繰り返すの?
正答を導きだすための理論を身につけるまでです。

頑張っていきましょう!!