食べ物には気をつけましょう
皆さん、こんにちは。
今回は食中毒についての話です。
皆さんは、食中毒にかかった事はありますか?
今からの時期はO-157・ノロウイルスが流行しだすので、注意が必要です。
私も給食施設で勤務していた時期は、牡蠣を食べるのが禁止されていました。
ウイルスを持ちこむ事で、調理場が原因となる院内感染のリスクを無くすためです。
厳しい所では、二枚貝全てだったり、生もの全てが禁止されている所もあります。
牡蠣は好きなのですが、給食業務に従事する以上口にしません。
当然のことです。
ですが私は過去、管理栄養士国家試験の受験勉強期間中、食中毒になってしまいました。
発熱と軽い下痢が襲ってきました。
最初は風邪からくる腸炎のようなものかなと思っていました。
ノロ系のウイルスが入り込んでくるリスクはそこまで高くない(ゼロではない)し、特にそれに該当するものを食べた訳でもない。
でも、どうにもお腹のじんわりと痛みと違和感が取れない。
で、翌日公休だったため病院に行くと、特定はできないが「食中毒」と診断されました。
その後は対応にバタバタでした。
私は完治するまで自宅待機です。
検査機関に検便を届け、ノロウイルスではない事だけは確認できました。
でも、何のウイルスが原因か特定できていないため、勤務先で感染していない事だけを祈っていました。
横になりながら考えていたら、思い当たる事がありました。
症状がでる数日前、スーパーの総菜コーナーで販売されてるフライドチキンを食べた時に、ほんのり生のような違和感がありました。
「ん?」と思ったものの、「ま、いっか」とそのまま飲み込んだことがあったのを思い出しました。
「これだ!」と思いました。
早速カンピロバクターについて調べました。
潜伏期間 平均2~3日
症状は1週間程度と長く続く
腹痛・下痢・嘔吐・発熱
原因となるのは、鶏肉の加熱不足が圧倒的
まぁ、勉強していましたから真新しいデータはなかったのですが、一番気になったのは
「人から人に感染するのか?」
という事です。
以下抜粋
カンピロバクターの感染力はとても強く、100個程度の菌量でも感染するとされています。しかし、乾燥に非常に弱いので、空気中で長期間生存することができません。
ですから、空気感染の心配はありませんし、人から人へ伝染することはめったに無いといわれています。
というのも、小児は免疫力が弱いため、人との接触によって直接感染する恐れがまれにあります。
また、成人でも便を介して口に入った場合は、感染の可能性があります。
他人の便に触れることはまずないため、
人から人へうつることはない
と考えて問題ないでしょう。
カンピロバクターによる食中毒は生の肉や、汚染された食べ物を摂取することによって発生します。
この文章を目にした時は、安堵しました。
空気感染なし
感染者の便からウイルスが口に入る経口感染により発症するリスク有
生肉・汚染された食べ物の摂取
これらにより感染するウイルスなので、そういう事がありえない状況だったからです。
普段からトイレ後も手洗い等はしっかりとやっていましたから。
安堵したものの、お腹の鈍い痛みと下痢は続きます。
ずっと苦しい状態が続き、水分だけをとっていました。
医者からも固形物を口に入れるのをストップされていたからです。
こういう事があったため、食べる事に制限が無くなった「牡蠣」に関して、今も手を出せずにいます。
その時の記憶が頭にこびりついているからです。
自分自身に対するリスク管理が出来ていなかったという話です。
皆さんも職場での貴重な戦力であったり、受験に備えているような状況だと思います。
作業効率・学習効率を下げないためにも、生活環境に対するリスク管理も高めていきましょう。
今回は、ここまで。