勉強を進める上で、チェックが必要な部分
皆さん、こんにちは。
前回は「分析作業」が大事という話をしました。
今回は、その部分に触れていきたいと思います。
皆さんは、学習計画を立てていると思いますが、計画を立てる根拠はなんでしょうか?
「ここは苦手な部分もあるから、〇〇時間あれば対応出来るかな?」
「これくらいの作業なら、この程度で終わるでしょ?」
「これだけ時間があるけど、多分、もっとかかるだろうなぁ・・・」
という感じでしょうか?
このような判断基準で計画を立て続けているのであれば、少々危険かもしれません。
上記の例で出てきていないものがあります。
作業(学習)がどれくらいかかるか?という必要時間が計画に入れられていません。
一番最初の例が惜しい所まで行ってますが、大まかな予測になっています。
最初に行うというのであれば、どれくらいの時間がかかるかわからないので、目途が立たないのは分かります。
ですが、学習の基本は「過去問題の繰り返し」です。
自身が、「〇〇から××まで勉強する」と範囲を決めたら、それを終了させるのに、どれくらいの時間がかかるのか?をチェックしないといけません。
それを行なう事で、初めて分析をする事が出来るようになります。
「所要時間の比較」です。
同じ個所を行ない、前回よりも早くなっていれば、学習効率が良くなっているという事になります。
ですが、前回よりも時間がかかってしまっているというのであれば、学習だけに集中出来なかったか?一つの箇所に固執し過ぎてしまったか?何かしらの要因があったか?という事になると思います。
自分が、「〇〇から××まで勉強する」という行為に、どれくらいの時間を必要とするのか?
それを知る事で、精度の高い計画を立てていく事が出来るようになりますし、自分がどれだけ出来るようになっているのか?というのを知る事も出来ます。
ただ、中には
「問題を理解するために時間がかかるから、どれくらいかかるかなんて、わからないです~」
という人もいるかもしれません。
問題を読み解くのに時間がかかり、なかなか先に進める事が出来なかったり、難解な問題で行き詰まり、気付いたらかなりの時間が経過しているような状態です。
それが初めて接する問題、もしくは2回目くらいであれば、特に問題無いです。
初めて接する問題は、基本的には時間がかかります。
最初からスムーズに進んでいく訳がありません。
それを踏まえた状態で、どれだけ時間がかかるかをチェックすればいいだけの事です。
ただ、それが5回も6回も最初に計測したのと同じだけの時間を要しているというのであれば、結構な問題です。
それは復習が足りないため、弱点を潰せてないという事に繋がるからです。
チェック項目を増やすタイミングです。
「〇〇から××まで勉強する」という時間をチェックしていましたが、そこから「なぜ、それだけの時間がかかったのか?」の部分に踏み込んでいかないといけません。
ただ時間を計測するだけで終われば、それはそれで前進しているのですが、歩みは遅いです。
「なぜそれだけの時間がかかるのか?」の分析を行う事で、行動の幅というのは、大きく広がっていきます。
「PDCA」の部分にも繋がっていきますが、障害が生まれている原因が分からなければ、対策を打つことが出来ないからです。
少し長くなりそうなので、次回に続けます。
今回は、ここまで。