部屋の明るさと集中力の関連性
皆さんは勉強している時、部屋の照明をどのようにしていますか?
結論から言うと、軽い作業を行っているなら明るい方が良いですが、集中したい時は薄暗い方が集中しやすいです。
これに気づいたのも、この生活をし始めてからでした。
朝4時に起きると、基本的に暗いです。
夏場ならまだしも、冬場は朝7時すぎにようやく日の出を迎えるくらいです。
真っ暗な中、もぞもぞと布団から出て、コーヒーを入れてから「さぁ、やるぞ」というルーティンを組んでいました。
その時の照明は、勉強机の上に乗せているデスクスタンドのみです。
理由が2つあって、
1つは「薄暗い方が、集中力が増しやすい」という話を聞いていたからです。
もう1つは、「電気代の節約」(笑)です。
なので、理由は基本的に1個だけです。
薄暗いとは言うものの、文字が読めないと意味がないので、デスクスタンドを使って、
「故意に視界を狭める」
事を意識しました。
部屋が明るいと、色んな事に意識が向きます。
「棚にいつの間にかほこりがたまってる」
「壁紙に、こんな傷がついてるが、いつの間に・・」
勉強とは関係の無い所に、とても意識が行きやすくなります。
それを意識しだすと、無性に掃除がしたくなったり、勉強以外の事がしたくてたまらなくなったりもします。
そういった事が起きないように、強制的に明かりが確保できる場所を狭めて、目の前の資料しか見えない状態を作る事を意識しました。
勉強に関する事以外の情報を、取り入れないようにすることを意識するという事です。
人は、大部分の情報収集を、視覚で取り入れます。
情報を明暗により、故意に制限しようというものです。
これが、良い結果を生みました。
最初の頃は半信半疑でしたが、やってみると、かなり集中出来ました。
それが成功体験となり、一層継続力が強くなっていきました。
夏場は、4時に起きたとしても、5時過ぎには明るくなってしまい、とても短い時間しかそれを実感できないです。
ですが、秋口以降は、だんだんと日の出が遅くなります。
冬場だと、先述したように7時くらいにようやく空が白んでくるかんじです。
冬場は気温が低く、ふとんから抜け出しにくい人もいるかもしれませんが、私は4時から7時までの3時間をとても素晴らしい時間と感じていたため、「早く起きて勉強しなきゃ、勿体ないぞ」とテンション高く、さっさと机に向かう事が出来ていました。
そして、部屋が明るくなってきて、デスクスタンドの明るさを感じなくなってくると、少しテンションが落ちてくる自分がいました。
昔からよく言われていました。
「部屋が暗いと、目(視力)が悪くなる」
皆さんも一度は聞いた事があると思いますが、これには科学的な根拠は無いそうです。
この方法は、部屋は暗いかもしれませんが、手元は明るいです。
文字を読み取るのに、何の苦労もいりません。
ですので、特に疲労感が増すような事も無いです。
ただ単に、視界の中で、明暗のコントラストをはっきりと区別するという方法を利用しているだけです。
これだけで集中力が増すなら、非常に簡単で手軽な方法です。
これをうまく利用している施設があります。
「ネットカフェ」です。
ネットカフェは、時間単位で料金が加算されていきます。
当然、長時間滞在してくれるほど、売り上げに繋がります。
そのために漫画本を充実させたり、食事メニューを増やしたり、設備を増やしたりで繋ぎとめようとします。
基本的に店内は、薄暗いです。
または、落ち着いた照明の強さになっています。
色んな所に足を運びましたが、ほとんどの店舗で共通しています。
憶測ではありますが、照明が強くない方が、
「時間の流れを意識しにくい」
「目の前の作業(本を読む・パソコンを扱う・寝る)に没頭しやすくなる」
からだと考えています。
目の前の情報以外の情報が、視覚から入りにくくなっているからです。
気付いたら、「もうこんな時間だ!」と、慌てて会計を済ませようとした経験は無いでしょうか?
ネットカフェは、集中力を増すのに特化している場所の一つではないかと考えています。
いった事の無い人は、ぜひ、一度足を運んでみてはいかかでしょうか?
こういう視点で利用してみると、色んな発見があるかもしれませんよ?
その手法を、自分の勉強に取り入れてみてはいかがでしょうか?
今回は、ここまで。