与える事で、状況が好転する可能性が大きくなる理由
皆さん、こんにちは。
今回は、「オキシトシン」をうまく作用させる事の有益性についての話を中心にしていきます。
オキシトシンがどんなものかというと、
オキシトシン(Oxytocin, OXT)は、視床下部の室傍核と視索上核の神経分泌細胞で合成され、下垂体後葉から分泌されるホルモンであり、9個のアミノ酸からなるペプチドホルモンである (Cys-Tyr-Ile-Gln-Asn-Cys-Pro-Leu-Gly)。
「幸せホルモン」、「愛情ホルモン」とも呼ばれ、ストレスを緩和し幸せな気分をもたらす。
ウィキペディア参照
注目すべき所は、その働きです。
情緒を安定させ、愛情を生む
相手に安心感・親近感を抱かせコミュニケーションを円滑にしやすくする
心拍機能を強化する
睡眠を促し、質の良い睡眠を確保しやすくなる
依存症状に対抗する効果がある
という働きを持ちます。
このホルモンを多く分泌させるには、どうしたら良いか?
他者と触れ合う事
他者に親切をする事
人を褒める事
感動する事
新しい事に挑戦する事
という行為を積極的に行なうだけでいいのです。
他者というのは、恋人やパートナー同士でなくてもいいです。
家族・友人・仲間・ペットといった動物でもいいです。
直接触れ合わなくても、会話や声を掛け合うだけでもいいです。
好感を抱く他者との交流で、分泌されていきます。
心地良く触れ合う事がとても大事ですので、相手に興味が無かったり負の感情を抱いていたら、このホルモンは分泌されにくくなってしまいます。
逆に好感を抱いてなくても、マッサージを受けるという行為でも、気持ちが良いという感情を得られるのは、このホルモンが分泌されているからです。
また初対面の人に対し、道案内のような行為をして、「ありがとう」と感謝された時も、ホルモンが作用して気持ちの良い感情が生まれます。
損得の関係なく、他者の役に立つことが脳内で喜びの感情を刺激していくからです。
反対に、人のいい所を褒めたり、感謝の言葉を投げかける事でも、ホルモンは分泌されていきます。
「かわいい」「素敵」「カッコいい」といった言葉も同様です。
さらに、このホルモンの特徴として、
「分泌量を増やすとそれを足掛かりにさらに増えていく」
というものがあります。
ですので、上記のような事をやり続けていると、どんどん自身を元気に、前向きにし、相手も巻き込んで元気を与え続ける事が出来るのです。
それが、その元気を受けた人も周囲に同様の事を行ない、連鎖していき、その人を中心とした人達が大きなパワーを生み出す集団を形成する事も不可能ではありません。
上記の理由から、そういった行動を取っている人は、周囲からの評価も必然的に高くなりがちです。
社会的な成功をもたらす可能性も高いものになると思います。
皆さんの周りにも、そういった元気を与え続けてくれるような人はいないでしょうか?
例のような大きいパワーでなくても、周囲や自分に与えている人はいないでしょうか?
チアリーディングのように、とても力強く応援をする事が出来るのは、こういったホルモンが大きく影響していると考えます。
プロ野球チームを応援する応援団がスタジアムの空気を変える程の力を生みだす事が出来るのも、サッカーの応援で、ゴール裏でコールリーダーをしているグループの男性達が、11月の長野での冷たい雨の中、上半身裸で身体から蒸気をあげながら応援出来るのも同様だと考えます。
アイドルグループを応援している観衆が、応援に力を注ぐことが出来るのも、この力だと考えます。
母親が子供に愛情を注ぎ、「母は強し」と言わしめるのも、このホルモンが大きく影響しているからだと考えます。
皆さんは、与えられた事に対して、どんなリアクションを発信しているのでしょうか?
どんなアクションを周囲に起こしているでしょうか?
リアクションを待つよりも、アクションを起こす方が早いです。
互いのオキシトシンを分泌させるように行動できれば、少しずつですが多くのチャンスを掴む事ができるようになるかもしれませんね。
今回は、ここまで。