摂食機能障害の栄養アセスメントと栄養ケアについての問題 3問【管理栄養士国家試験過去問解説】
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A.78歳男性。改訂水のみテスト3点。嚥下造影(VF)検査で、薄いトロミのついた水分は摂取出来た。下あごの可動範囲が小さく、動きは鈍い。舌による食品の押しつぶしは難しかった。この患者に提供する食事の形態として、正しいものを1つ。
1.オレンジジュース
2.七分がゆをミキサーにかけたもの
3.全粥
4.煮込みうどん
B.胃瘻を施行している患者に傾向移行のため嚥下訓練を開始する。嚥下訓練開始時に用いる食事で、正しいものを1つ。
1.寒天ゼリー
2.くずゆ
3.牛乳
4.湯豆腐
C.重症嚥下障害患者の直接訓練に用いる嚥下訓練食品である。正しいものを1つ。
1.お茶をゼリー状に固めたもの
2.牛乳にとろみをつけたもの
3.ヨーグルト
4.リンゴをすりおろしたもの
続いて回答と解説。
A.正答2
2.七分がゆをミキサーにかけたもの
下あごの可動範囲が小さい・舌による食品の押しつぶしが難しい・トロミのついた水分は摂取可能とあるため、ミキサー食・トロミ食が最適であると言える。
B.正答2
2.くずゆ
咀嚼の必要がなく、トロミのついた「くず湯」が嚥下訓練開始食として最適であると言える。
C.正答1
1.お茶をゼリー状に固めたもの
ゼリー状かつ「たんぱく質を含まない」お茶ゼリーが、嚥下訓練食品としてさいてきであるといえる。
2.牛乳にとろみをつけたもの
たんぱく質を含むため、誤嚥時に誤嚥性肺炎を引き起こすリスクが上昇する。
今回は以上。
繰り返しが大事です!
何回繰り返すの?
正答を導きだすための理論を身につけるまでです。
頑張っていきましょう!!