管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

独学で学習を進める人をはじめ、受験勉強中の悩みを解消するための情報をお伝えしていきます。

資格を何のためにとりますか?

皆さん、こんにちは。
 
一気に気温が下がってきましたが、体調管理はいかがでしょうか?
油断せず、しっかりと休養を取りながら、ベストを尽くしていけるよう頑張っていきましょう。
 
さて、皆さんの中には進学受験の人もいると思いますが、管理栄養士のような資格を何故取ろうとしているのでしょうか?
 
私が専門学校に通っていた時にバイトをしていましたが、その時に管理栄養士の資格を持つ男性がいました。
彼は4年制大学を卒業し、試験に一発で合格して栄養士業務に従事していたそうです。
ですが、今では食品を扱っていますが、栄養管理とは関係ない調理業務を行なっています。
私は目標としている資格を持っている彼を、尊敬と羨望の念を抱きながら色々聞いていましたが、彼は「持っていても仕方がないです」と、ネガティブな思いを抱いていました。
 
彼の話を聞いていて思いましたが、皆さんも「資格を取るために」勉強をしていると思います。
ですが、そこをゴールとするか?、通過点とするか?で、大きく変わります。
 
「資格を取ってからがスタートだよ」
 
その目標設定では、「ゴール」となっています。
なぜなら、その先を明確に見据えてないからです。
 
確かにそれだと可能な業務は増えます。
ですが、施設なら施設で、病院なら病院で、という枠から抜け出す事が出来ません。
そこの場所で出来る事に上限がある訳です。
 
現状、多くの施設では、「管理栄養士が全権を担っている場所」というのは、非常に少ないです。
病院では、「医師の診断・方針」により許可が得られなければ、指示や施設のやり方に従わないといけないです。
また施設でも、栄養価計算・食品構成・食事計画等、施設のやり方・方針があります。
例えば、「こんな食事を取り入れたい」としても、書類上の栄養基準に合わなかったり、コストに見合わなかったりすれば、突っぱねられます。
今までのやり方が間違っていると感じていてもです。
 
こういった上限があると、そして上限を跳ね除ける事が出来る環境が無いと、思考停止が生まれやすくなります。
 
「これでいいんだ」
 
というような感情です。
そうなると、目標は「現状維持」となり、自分も上限を破らない壁となって、情熱を持っている人を抑え込む側になってしまいます。
自分も情熱を持っていたにもかかわらずです。
 
とても悲しい負の連鎖。
保身、いかに相手を貶めて、相対的に自身の価値を高めるか?が焦点になっていきやすくなります。

私は、フリーで活躍したいから資格取得を目指しました。
そして、私は「厚労省がすすめる一つのやり方」以外の事を行っています。
上限はありません。
自分で試行錯誤を行なう事も出来るので、とても楽しく日々を過ごしています。
確かに、報酬面では毎月確実なものはありませんが、色々な事にチャレンジできる環境下にいます。
もし、私の好奇心が尽きるような事があれば、ジリ貧になっていくと思いますが、今の所は大丈夫なので、こういう話をする事が出来ています。

ここで、繰り返し質問です。
皆さんは、資格をとって、どうなっていきたいですか?
 
資格をとれば、全てが好転する訳ではありません。
ただ、アナウンス力は上がります。
資格取得後、または進学後、何をしていきたいのか?
それを考えて、希望が大きくなればなるほど、今の苦しい状況を打破するためのカンフル剤になると思いますよ?
 
今回は、ここまで。