直前期にみっちり学習する事で、一気に成長は可能である
前回の続きです。
参照
2つ目は、詰め込みのわな
という内容の記事が投稿されています
普段10時間勉強している人であれば、試験1週間前は3~4時間程度勉強すればそれで十分です。普段の勉強で手薄なところを復習したり、過去に間違えたところを復習したりするだけでよく、新たな問題に手を出すべきではありません。
とありますが、私はこの意見には反対です。
10時間勉強している人が、1週間前には3~4時間程度にしなさいというのは、あまりにも受験生に寄り添ってないアプローチにしか思えません。
この直前期は、一番成長できるタイミングだと考えています。
なぜなら、試験当日というゴールが、目の前に存在しているからです。
そのプレッシャーが大きくなると押しつぶされそうになりますが、そのプレッシャーに立ち向かう事は、今後の人生にとって大きな財産となります。
そのプレッシャーを強く感じる事が出来る程、集中力に繋がりやすくなります。
「締め切り効果」
というものです。
取り組んでいる作業の残り時間が少なくなるにつれて、その作業に取り組む際の集中力が高まっていく現象を指します。
皆さんは試験当日というゴールまでの「明確な残り時間」が存在しています。
この記事が投稿されるタイミングでは残り2日くらいとなっているので、48時間は存在していると思います。
時間には、分単位、時間単位、日単位というものがありますが、今の時期であれば、時間単位で計画を立てる事が出来ます(それが意識出来てないと、かなりヤバい状況です)。
その分単位や時間単位や日単位での締め切りまでの時間単位において、序盤と終盤では、終盤の方が集中力が高まっていきます。
集中力の効果を高めるには、その締め切りまでに明確な残り時間が存在している事が重要です。
という事で今の時期は、集中力を高めるためにとても好都合な時期でありますし、集中力が高いという事は夢中になれているという事です。
夢中になっている時、人間は一気に成長をしていきます。
そんな絶好のタイミングであるのに、上記のような
「普段10時間勉強してるなら、3~4時間程度、普段の勉強時間の30%~40%で大丈夫」
とセーブさせるアプローチをするという事は、「絶好の成長のタイミングを損失させている」という事になります。
意味が分かりません。
周囲にこのようなアナウンスをする事で読者の足を引っ張り、自分の身内の合格率を相対的に上げようとしているのではないか?
そう勘ぐってしまいます。
「普段10時間勉強していて、さらに増やすためにと睡眠時間や散歩の時間を減らしていくのはダメだ」
というアプローチ方法なら、私は賛成です。
酷い印象操作だと思います。
この時期は、不安要素や弱点部分を潰していく事が重要だと考えます。
私の経験談ですが、仕事をしながらなので時間は取れませんでしたが、試験当日を含めて3日の連休を取りました。
その前日も早番で仕事をさっさと切り上げ、準備を整え、その日の17時からの時間を使って、残りの55時間をどう使うかを計画していたので、それを実践していくだけでした。
そのおかげで、しっかりと「やり切った感」で満たされた状態で試験に臨むことが出来ました。
皆さんも、これまでの学習の中で、自分がどれだけの情報処理能力があるのを感じる事が出来ていると思います。
それよりも「ほんの少しだけ」ハードルを上げるような計画を立てて、それを達成できるようにチャレンジしていきましょう。
受験生の皆さんは今、人生でなかなか出会う事が出来ない試練を迎えています。
試験当日を笑顔で迎える事が出来るよう、計画の立案、そして修正を加えながら学習を進めていきましょう。
努力が実るかどうかは分かりませんが、成功者はすべからく努力をしています。
努力の定義には色々ありますが、私が好きな言葉の一つです。
最後まで立ち向かって、やり切っていきましょう!
今回は、ここまで。