管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

独学で学習を進める人をはじめ、受験勉強中の悩みを解消するための情報をお伝えしていきます。

自分のやる気を高める方法の一例

皆さん、こんにちは。

勉強に苦も無く取り掛かる事が出来ているでしょうか?

「分かっているけど、どうしても持続しない」

という様な状況に陥ってないでしょうか?

 

「中だるみ」

という言葉もありますが、なかなか勉強開始当初の感情を持ち続けるのは難しい事が多いと思います。

皆さんは、どのようにして、やる気を持続させているでしょうか?

 

私が受験生当時、一番必要だったものがありました。

「ライバルの存在」です。

 

独りで学習をしていると、なかなか「比較対象」とする人が近くにいないため、「自分の勉強方法やペースは効率が良いのか?悪いのか?」という部分で、どうしても比較検討がしづらい状況となります。

私が受験仲間を見つけたのは、12月過ぎくらいに、栄養士専門学校時代の級友が受験に臨んでいて、色々な情報交換をする事が出来ました。

その時に慌てて模試の申し込みもしたのですが、合格を手にするために、とても重要なプロセスだったと感じています。

 

皆さんには、ライバルと言わないまでも、同じ目的に向かっている勉強仲間がいるでしょうか?

もし、いるのであれば、可能な限り自分よりも意識が高い人の近くにいる事が、より合格に近づきやすくなります。

どうしても、自分の学習(独学)というのは、自己満足に陥りやすいです。

「これくらいやれば、大丈夫だろう」という考えが生まれやすく、自分を追い込む事という事が、なかなかうまくいかないです。

この一つの理由として、「自分よりも努力をしている人を知らない」ために起こりやすいという事が挙げられます。

自分の世界(経験則)しか知らないため、「自分が精一杯努力している」と思えば、それが正解になってしまうのです。

ですが自分よりも凄い人、尊敬できる存在がいればなおさら良いのですが、そういった人がいれば、「自分も頑張ろう」とその人のパワーを受け取る事が出来るのです。


私が参考したのは、あるテレビ番組の中のワンシーンでした。

その人は、アメリカのスラム街に生まれた女性で、小さい頃からシングルマザーに育てられていました。
ですが、その母親もエイズで亡くしてしまいました。
その母親はドラッグ依存で苦しんでいましたが、その女性に対して、「勉強をしなさい。そうすれば世界が変わるから」と、繰り返し話していました。
その女性は、学校に行っても学級内の治安も悪く、授業にならないような環境の中で生活していました。
そんな中、奨学金を利用した留学制度の話を耳にしました。

合格すれば、無償でとても素晴らしい環境で勉強を続ける事が出来ます。

ですが、例年応募者が殺到する中、2名という枠に対しての競争率は並大抵のものではありません。

彼女は母を亡くし、孤独な状況の中、その試験に臨みます。

働きながらです。

仕事で皿洗いをしながらも、目の前の壁にルーズリーフを貼り付けて、少しの時間を惜しみながら学習をし続けました。

そして面接があったのですが、その中で
・スラム出身である事
・孤独な身である事
といった事を正直に話し、勉強を続けたいという真っすぐな想いを、面接官にぶつけました。

結果、彼女は合格し、とても素晴らしい環境の中、勉強して学校を卒業したというような話を耳にしました。

 

その女性と、自分を比較しました。

「自分は、なんてぬるい環境にいるのか?」

「これだけ勉強出来る環境にいる事に感謝出来ないのか?合格するという恩返しができないのか?」

と自問自答し、やる気を引き出していました。

 

かなり前の話なので、上記の女性の話の記憶が薄れている部分もあるかもしれません。

ですが、周囲と比較して、意識の低さを実感出来れば、そしてその人が尊敬出来るような対象であれば、必ずパワーを手に入れる事が出来ます。

 

皆さんの周囲には、尊敬できる人はいるでしょうか?

いないなら、作ってしまえばいいです。

その人の背中を追いかけるという事で、勉強を続けるという心理的な障害を低くする事は可能ですから。

 

苦しい時期かもしれませんが、学習を続け、合格という最高の喜びを手にして欲しいものです。

 

今回は、ここまで。