管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

独学で学習を進める人をはじめ、受験勉強中の悩みを解消するための情報をお伝えしていきます。

応用力試験に特化した勉強をしていますか?

皆さん、こんにちは。

今回は、応用力試験についてです。

何度か繰り返していますが、引き続き提案させていただきます。

 

オプション講座でも、「応用力試験対策」という事で、テキストを販売したり、キャンペーンを張っている所は多いようです。

ちなみに、某セミナーの受講料を確認してみたら、「14,580円」(!!)と、結構な額を提示されていますね。

朝9時30分から、16時30分まで。

休憩が有ったり、講師の自己満足の近況報告といったありがたい話があると思うので、実質5時間程度の講義になると思います。

定員としては各会場の合計で140名の募集ですから約200万ですよ。

 

羨ましい。

いやいや、そうではないです。

 

さて、実質5時間の講義で、約1.5万円です。

他では、応用力試験が好きになるセミナーと称して、約5時間の講義で1万円のコストがかかるようです。

 

受験生の皆さんだったら、受講しますか?しないですか?

 

私はしませんでした。

理由はいくつかあります。

 

・高額である事

・受講した所で、点数アップにつながるという確証がない事。

・仕事をしているので、公休が取れるかどうかの確証がない事。

・移動や受講時間に時間を費やすよりは、少しでも自分の弱点を潰す時間に費やす方がメリットが大きい事

・模試で合格ラインを超える事が出来なかったため、応用力以前に基礎を固めないといけない状況であった事

・慣れない移動と知らない場所での講義と人ごみの中にいる事で、体調を崩すリスクを高めたくなかった事

・自分が中年男性であり、受講者の大部分は女性であるため、居心地の悪さを感じると予測した事

・モチベーションは高かったので、その環境に飛び込んで、パワーをもらう必要が無かった事

・自分で学習の進め方を確立していたので、そもそも不要だったという事

 

ざっと挙げましたが、こんな感じの状況だったため受講しませんでした。

この中で大きい理由は、「高額・費用対効果を感じにくい」という事と、「女性の中にポツンといる状況」に耐えられないだろうという事の2つですね(笑)。

 

さて、過去の応用力試験をチェックしていましたが、基本、何が出るかは分かりません。

出題者のきまぐれ(?)で、どんな趣向で出題されるか大きく左右されるのではないか?という感じの印象を受けます。

ですが、あまりにも突飛な問題ばかりだと出題者は叩かれてしまうので、ベース(基本)を抑えていれば解ける問題と、「何だこれ?」という問題に分かれていると考えています。

 

皆さんは20問の問題のために、幅広い範囲を抑えるように学習をするという事になるのですが、はたして、応用力試験のために学習をするのが、効率の良い方法なのだろうか?という事なんです。

 

試験問題は、全部で200問です。

 

そのうちの20問が応用力試験となるのですが、皆さんは、残りの180問で、合格ラインに立てるのかどうか?という所を判断材料にしてほしいのです。

 

それで160問程度確実に正解を選択できるというのであれば、対策講座を受けても受けなくても良いと思います。

だって、必要無いですから。

200問中、120点以上取れば良いだけですから。

 

満点を目指す必要はありません。

 

心配だったり、緊張感を高めたいのであれば、受講すれば良いと思います。

 

ただ、それ以外の方であれば、受けない方が賢明です。

基礎が出来ていませんから。

「来年を受験本番と考えているから」という人もいるかもしれません。

それだったら、応用力対策ではなく、各社の模試を受験して、問題に慣れれば良いと考えます。


応用力試験は、基本、何が出題されるか分かりません。

たった20問のために、試験前の貴重な時間と費用を投資するのですか?

受講したら、復習もしないといけないです。

そんな時間を確保できますか?

それだったら、さっさと自分の弱点を確実につぶす方が効率が良いです。

それがつぶせたら、応用力問題も解けるようになりますから。

応用力試験は、「180点満点の問題に20点分の加算の可能性がある」というおまけ程度に捉えるくらいで丁度良いと思います。

 

「中途半端な知識を広く持つ」よりも「少しづつでも確実な知識を着実に得ていく」事が大事です。


難易度の高い『応用力試験』を解くためには、文章を読み解き、考える力が必須となります。応用力試験で高得点を取りたいなら、『応用力試験』対策講習へ!


という呼び込みがありますが、たった6時間程度の講義で、文章を読み解き考える力を必須レベルまで高める事が出来るとするのが間違いです。

こういったオプション講座は、「特効薬では無い」です。

全ての問題を解決するものでもありません。

受講したからと言って、何の努力もしていない人が、20問中10点以上取れる確証等ありません。


私は、「各学校・会社が準備する応用力試験対策講座は、受験生には必要のないもの」だと考えます。

 

そもそも、私は「応用力対策」の勉強の仕方が分かりませんでしたが、皆さんは、分かりますか??

私は応用力試験の過去問を単発で2周しかしませんでしたが、試験本番で20問中14問正解しました。

それ以外の学習時間は、ずっと基礎部分を勉強し、弱点を潰すのに費やしていました。


皆さんは、試験前の大事な時期を、周囲に振り回されてペースを乱されない事を最優先に決断・行動して欲しいと、切に願います。


今回は、ここまで。