管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

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暗い部屋では視力が低下するのか?

皆さん、こんにちは。

前回、部屋の照明を手元だけにすると、余計な情報を取り込まなくて済むので、集中して勉強するのに効率がいいという話をしました。

ただ、これには障害が大きく、周囲からほぼ怒られます。

「部屋が暗かったら、眼が悪くなる!!」

という感じです。

今回は、下のサイトを参考にしたいと思います。

www.nakanosyoumei.com


部屋の暗さが視力低下の原因であるという科学的な根拠はありません。
最近では、視力を低下させる原因は「近くの物を長時間見続けること」だという説が有力視されています。
人が物を見る時には、毛様体という筋肉の収縮によって水晶体の厚みを調節し、対象物にピントを合わせています。
しかし、近くにある物を見続けると毛様体が収縮した状態のまま固まってしまいます。
その結果、遠くの物を見ようとしても見えづらくなったりとピントの調節機能が衰え、近視や弱視など視力の低下につながるとされています。

暗い場所で物を見ることに全く問題がないのかと言ったらそうではありません。

人間の目は、瞳孔によって目の中に入る光の量を調節しています。
暗い場所では、少ない光を取り込もうとして自然と瞳孔が開きますが、この状態が続くことは目に負担を与えます。
また暗い場所では物が見えにくいので、読書や勉強をする時には無意識に本やノートに目を近づけることが多くなります。
つまり暗いことが直接の原因ではないにせよ、「近くの物を長時間見続ける」機会が増えることが視力を低下させる原因になり得ると考えられます。

また瞳孔は光の量を調節しているため、暗い場所では開きますが、光を発するテレビやPCを見る時には閉じようとします。
つまり、暗い部屋でテレビを観たりPC作業をしていると、瞳孔が頻繁に開いたり閉じたりすることになり、知らず知らずのうちに目を酷使してしまうのです。

 


という感じです。

視力を低下させる要因としては、

・同じ所をじっと見続ける事
・暗い場所(だけではないが)で光量の変化が大きい事
・距離が近い事

後は遺伝とかの影響というのもあるのですが、それは置いておきます。

 

映画館でも暗い状況で、光量(明るい・暗い)の変化も大きいのですが、遠くの画面(大きいですが)で見る事が出来るため、「映画館で映画を見る=目が悪くなる」と騒ぎ立てる人はいない(少ない)と感じます。

そんな理由で「行くな」という人はいないでしょうし、商業的な理由でも話す団体もいないのではないかと感じます。

 

視力が悪くなる要因の大きなものは、現代では「スマホ」だと思います。

他の利用者を見ればわかる通り、画面と目の距離は近い事がほとんどです。

本を見る時でも、「30㎝以上離してみなさい」とか、「姿勢を良くしてみなさい」と言われたことがある人もいると思います(私はそうでした)。

スマホでは20㎝も離れてないと思いますし、もっと近いと思います。

そんな距離感で画面を見続け、スマホが発する光源の変化もゲームをしているのであれば大きいと思います。

しかも、スマホ中毒という言葉があるように、数時間、8時間、12時間と見続ける事も出来る人もいると思います。

 

眼が悪くなるに決まっているじゃないですか。


では、勉強の時はどうでしょう。

 

光の量は一定です。

テキストと目の距離は、姿勢よくすれば30㎝前後離れていると思います。

これで、「目が悪くなる」と、勉強をしない人などいないと思います。

部屋の電気を消したとしても、光源が手元だけになるだけで、しっかりと確保できます。

 

ただ、部屋の明るさ(昼か夜か)で、快適な明るさは変化します。

その時に役立つのが、「照明の光量調節機能」です。

2段階程度であれば、とても中途半端で、細かく調整が出来ず、負担がかかるのは分かります。

ですが、細かい調光が出来ると、それによる負荷を小さくすることが出来ます。


ここまでやっていれば、部屋の明るさだけが要因で眼が悪くなることなど考えられないです。

常に快適な明るさで学習出来ていますから。

ちなみに、私はそんな生活を3年以上やっていましたが、今も視力はともに1.5以上です。


細かく調光が出来る間接照明があるのであれば、集中して学習するのにとても有効な手法です。

ぜひ、試していって欲しいものです。


今回は、ここまで。