模試の時にやってみよう
皆さん、こんにちは。
前回、本試験時に「鶏ハムのみ弁当」を持っていって、奇妙な存在になってしまったという話をしました。
理由は、食後すぐに実施される「午後の部」でのパフォーマンスを最大にするためです。
糖質を摂取する事で、インスリンの乱高下が引き起こされ、眠気にあらがえなくなってしまうからです。
試験問題101問に対し、2時間35分(155分)しかありません。
そんな中で睡魔に負けて数分でも無駄にする時間など、あり得ないのです。
ただ、周囲は糖質たっぷりの食事をしていました。
試験中の眠気よりも、「脳の疲労回復・リフレッシュ」を目的とし、最優先したのでしょうか?
ちょっとした依存症状態・興奮状態でもあるのに・・・。
管理栄養士国家試験の受験生は、大部分の現役学生(不合格でも栄養士にはなれる)と、現役栄養士です。
現役栄養士は、最長4年間の現場での業務従事が必要です。
そういった集団が、当然のように昼休みに糖質を摂取しているというのは、見ていて残念ですね。
という様な話をしてきました。
さて、皆さんはこの話を聞いて、どのように感じたでしょうか?
「昼休憩には、ご飯を食べないと、パワーが出ないじゃん」
「そうだよ。糖質を摂らない方が眠気が来ないもんね」
というどちらかの意見に分かれると感じています。
で、是非やって欲しいのが、今後受験する(した)であろう、「模試での身体の変化の比較」です。
私は1月に模試を2回受け、それも自宅受験でしたが、皆さんの中では、「会場受験」を行なう人も少なくないと思います。
その時に、「いつも通りの食事」で受験をするのと、「朝から受験終了まで糖質を摂らない状態」で受験するのと、どちらがコンディションがよかったのか?の比較を検証して欲しいのです。
当然、前日までの睡眠時間をしっかりと確保している状態で臨まないといけないです。
そうでないと、「食事で眠くなったのか?」「睡眠不足で眠くなったのか?」分からなくなるからです。
人間の身体は、食べたもので大きく変化します。
栄養士であり、栄養士になる存在の皆さんです。
授業で習ったものや慣習だけで続けている食事方法を摂る事でどのような現状になっているのか?
そうでない方法を選択する事で、身体がどのように変化するのか?
その実体験を得るという事も、栄養士としては大事ではないでしょうか?
「糖質を摂らないという選択」は、模試に限らず、普段の生活でも実践・検証出来る事です。
模試でぶっつけでやるのが怖いのであれば、普段の昼食で糖質を抜く事から試してみてはいかがでしょうか?
教科書とイメージだけでは学べない事はたくさんあります。
色んな事にチャレンジし、体験し、多くの引き出しを持つ人材になって欲しいものです。
それを積み重ねる事で、「その他大勢の栄養士」と「自分」との差別化が出来るようになっていきますから。
お、ちょっと真面目に語ってしまった。
今回は、ここまで。