集中し続けるために、視覚や聴覚の変化は大きな影響を与える
皆さん、こんにちは。
今回は少しアプローチが変わりますが、集中力を持続させるという意味では良い方法なので、挙げていきたいと思います。
皆さんは、テレビを見ていますか?
受験に臨む人は、そんな暇はないとは思いますが、一応確認です。
今だったら動画を見ているという人も多いかもしれません。
それでは、テレビをどれだけ見続ける事が出来ますか?
余程興味のあるものであれば別でしょうが、1時間とか、映画で2時間のものとかあるので、それくらいの人は多いのではないでしょうか?
中には「映画を2本連続で見た」とか、「「24」をリアルタイムとリンクさせながら全部観た!」という様な人もいるかもしれません。
では、なぜそんなに見続ける事が出来るでしょうか?
「面白いから」
それも大きいですが、それには「面白くする工夫」「夢中になる工夫」が施されているからです。
まず、ストーリーがあります。
そして映像効果(視覚)として、アングル・魅せ方・フレーミング・明暗・スピード他といったものがあります。
音響効果(聴覚)として、BGM・SE等があります。
映画館の中には、これにプラスして水しぶき(触覚)や、甘い匂い(嗅覚)というのを提供しているものもあります。
こういった「変化」が折り重なる事によって、映画・テレビにくぎ付けにさせようと仕向ける訳です。
最近は、「焚火をしている映像を24時間流す」というものもありますが、それも変化があるために見続ける事が出来ます。
ですが、無機質な部屋をただ流すだけで、光の動きも、音の変化も無ければ、見向きもしないと思います。
自然の定点カメラによる映像も、波の音であったり、星の動きであったり、木々が風で揺れる音がある事で、見続ける事が出来るようになります。
映画であれば、「数分間毎に一回の爆破シーン」であったり、「物語半ばに突如訪れるラブシーン」であったりが該当します。
小さい子供も、教育番組を結構見続ける事が出来ます。
それにも工夫がされていて、目まぐるしく話が展開します。
5分程度メインストーリーが流れたら、突然関係ない「歌」のシーンが流れたり、別コーナーが始まったりします。
またメインストーリーに戻って、しばらくしたら「みんなで踊ろう」とダンスが始まったりします。
こういった事を短いスパンで折り重ねる事で、「番組を観る」という行為を続けさせようとします。
目まぐるしい変化を行なう事で、注意を引き付けるという手法です。
ここで、少し視点を変えますが、小さい子供に玩具を与えるとします。
気に入ってもらえるかどうか?という所は、気になると思います。
上記のポイントを踏まえれば、結構な確率で気に入ってもらえると思います。
そんな話を、次回はしたいと思います。
今回は、ここまで。