所要時間が分かると、計画は立てやすい
皆さん、こんにちは。
前回からの続きで、時間管理についての話です。
管理栄養士国家試験を受験しようという方の中には、実務経験を積んでいる人も、少なからずいると思います。
仕事と勉強を両立して、試験合格にチャレンジしている人です。
そんな人や、バイトをしている現役学生には分かりやすいと思いますが、仕事は常に時間との戦いです。
給食施設であれば、7時・12時・18時と、職場によって変化すると思いますが、その時間までに食事を提供しないといけません。
その時間に提供するためにも、前倒しで作業したり、出勤時間(勤務時間)が決められたりします。
割り当てられた時間により、作業工程も生まれます。
そういった事全てを決める事が出来るのは、作業内容もそうですが、その作業にかかる時間がどれくらいかかるか?というのが分かっているからです。
平均所要時間といってもいいかもしれません。
「このメニューだと、だいたい普段通りの時間配分で大丈夫」とか、「イベントの日だから、普段以上の人員を導入しないといけない」とかの判断に繋がるわけですね。
もちろん、時間配分が予想通りにならないかもしれませんが、経験(実施回数)を重ねる事で、大まかな感覚を掴む事は出来るようになっていきます。
前回くらいまでに、「所要時間の比較」の話をしました。
「同じ個所の学習を行ない、前回よりも早くなっていれば、学習効率が良くなっているという事になります。」
という話をしましたが、学習の記録というものを、しっかりとチェックしないといけません。
欲を言えば、学習時の詳細や、周囲の環境・状況まで記録した方が良いです。
例えば、朝食は何を食べたとか、間食にこれを食べたら体調が悪くなったとか、学習中ここら辺から集中が途切れてきたとか、食後〇〇分から、急激に眠くなってきたとか・・・・。
詳細に記録が残されていれば、比較が出来るので、より多くの事に気づく事が出来るようになります。
最低でも、「〇〇から××まで進めるのに、△分かかった」という記録は残しておいた方が良いです。
そうする事で、次回に同じ個所をやる時の、時間の見積もり(計画)を立てやすいですし、それを計画よりも早く出来れば、成功体験にも繋がります。
「目標よりも早く出来た。やったー!」
という感じです。(雑な例ですが)
それにより時間配分も精度が上がっていき、無理のないと言うか、現実的な計画を立てていく事が出来ます。
これを繰り返す事で、成功体験(目標達成)が積み重なり、自分の自信へと繋がっていくわけです。
知識を獲得するスピードというのは、個人差があります。
ですが、繰り返しやり続ければ、必ず出来るようになります。
学問ですから。
今の時期なら、なかなかその自信が大きい人はいないと思います。
学習スピードが伸びないとか、なかなか正答率が上がらないという人もいると思いますが、それは繰り返す回数が少ないからという所に理由があるかもしれませんし、自己分析が上手くいっていないのかもしれません。
やみくもに前に進むのも良いですが、一度立ち止まって、自分の学習スタイルをチェックしてみてはいかがでしょうか?
そのチェックの仕方にもコツはあります。
次回は、その話をしたいと思います。
今回は、ここまで。