学習教材 過去問題集紹介その3
皆さん、こんにちは。
今回は、3冊目の過去問題集の紹介です。
2019管理栄養士国家試験過去問解説集 ―<第28回~第32回>5年分徹底解説
内容紹介
管理栄養士国家試験5年分の全問題を効果的に解く!
過去5年分の全問題1000問を収載した問題集です。
最新の第32回試験は、実際の試験をシミュレーションできるよう出題順に掲載し、第28回~第31回試験は、出題基準に対応させて問題を分類・再構成しています。
国家試験の出題傾向がわかるように、各科目の出題基準表に5年分の出題実績も掲載。
押さえておきたい知識の基本理解、実力試し、傾向対策、復習と、国家試験対策に幅広く活用できる一冊です。
出版社からのコメント
本書は、科目ごとに出題基準の小項目を基準としながら近似するテーマで問題を並べ替えているため、出題頻度とそのテーマ、出題されるときのパターンがひと目で確認できます。
問題を解くなかで苦手に気づくことができ、その分野を集中的に攻略することもできます。得意分野は伸ばし、苦手分野は基礎的な事項に戻って学習するとよいでしょう。
管理栄養士国家試験は既卒者の合格率が低いことで知られますが、問題数の充実と出題基準への対策により、基本学習から遠ざかっていた人も効果的に試験対策が進められます。
上記の内容は、どれも似たり寄ったりなので、スルーします。
私がこの過去問題集を見てですが、
「一番、本試験に近いレイアウトになっているな」
と感じました。
完全に問題と解答が別の冊子でまとめられているため、すっきりとした印象を受けます。
これはメリットに感じる人もいれば、デメリットに感じる人もいると思います。
メリットとしては、問題を一気に解き続ける事が出来るという事でしょうか?
試験に近いような状態で解き続ける事が出来るので、そして、解答・解説が同じページにないため、問題だけに集中出来る環境になっていると思います。
問題文も、文字サイズは小さいですが、「2つ選べ」「誤っている」部分がほんのりと太字になっている部分も、本試験の問題文と酷似しているので、「慣れる」という意味では良いと感じます。
あと、解答・解説部分も、「女子栄養~」ほどでは無いですが、情報量もしっかりと書き込まれています。
この2つは、好ましく感じます。
では、以上で私が感じるメリット部分は終了です。
私がこの問題集で、一番残念に思うのが、
「繰り返し問題を解く事を前提としていないのではないか?」
という事です。
前回までに書きましたが、
「これだけに情報を書き込むので、他を見なくても大丈夫」
「まとめノートを作る必要はない」
「探すという行為で時間を奪われたくない」
私はこの部分を重要視しています。
ですので、「書き込むためのスペース」を求めます。
一応、問題文の右側には若干のスペースがあるのですが、この部分に書き込んでしまうと「女子栄養~」の過去問題集と同様にその部分を隠さないといけません。
それでは、解答・解説の冊子はどうなっているかというと、情報がみっちりと書き込まれているため、スペースがありません。
そうなると、「まとめノート」「マイノート」が必要になってきます。
これ以降の話は、「学習教材 過去問題集紹介その1 」を読み返して頂ければと思います。
一度でも問題集に書き込んだら、「試験と同じ雰囲気」を得る事は出来ません。
毎回コピーして使うような、例えば教育機関が生徒に配布するための問題としては良いのかもしれません。
あ、メリットが出てきた。
でも、個人でやるなら、その方法は向いてないですね。
面倒だし、コストもかかりますから。
少し長くなりそうなので、今回は、ここまで。
次回も、この問題集のデメリットと感じる部分に触れていきたいと思います。