学習教材 過去問題集紹介その1
まず最初の一冊目です。
管理栄養士国家試験 受験必修過去問集2019
女子栄養大学管理栄養士国家試験対策委員会
紹介
2018年3月実施の管理栄養士国家試験の解答と解説、及び過去4年間(2014年~2017年)に出題された全1000問の解答と解説を完全収載しました。
新ガイドライン順の問題配列と見やすく分かりやすい内容です。
合格者数全国No.1の女子栄養大学教授陣が徹底サポート。
さらに、試験に必須の年次情報も収載!
一番早い管理栄養士国家試験の過去問集です。
一番早いというだけあって、5月9日に発売された過去問題集となります。
他の2冊は6月発売で、現時点ではそのうちの1冊はまだ発売すらされていません。
まず、この本がどのような作りになっているのかを解説していきます。
中身を掲載するのは良くなさそうなので、手書きの画像を載せます。
分かりにくいかもしれませんね(笑)
こんな感じで、所狭しとギュウギュウに情報を集約しています。
他の人のレビューでは、このように書いていました。
数ある管理栄養士の国家試験対策本の過去問集の中でも、一番見やすく調べやすいおすすめの参考書です。
ただ、一通り勉強していることが最低条件なので、いきなりこの参考書だけ買って勉強するというのはおすすめできません。
なので、中級者向けの参考書です。
ある程度勉強してきたという方にとってはおすすめの一冊です。また、友達同士で問題を出し合うにはもってこいの本でしょう。
まぁ、何を言っているのかよくわなからない事を話してますが。
・良く言えば、情報が詰め込まれている。悪く言えば、スペースがないため、圧迫感のような息苦しさを受けてしまう
私から見たら、情報量が詰め込まれ過ぎているし、字の大きさも小さいという印象をうけます。
全部で3冊を紹介しようと思っていますが、その中で、一番フォントサイズが小さく、行間も狭いです。
・問題のすぐ横に解答が記載されているため、確認はしやすいが、問題を解く前に答えが目に入る可能性が高くなる。
ただ、添付の赤いシートも用意されているが、サイズがもう少し大きい方がやりやすいのではないかと感じる。
・本の構成上、最初に前回の過去問である2018年度が最初に全問掲載され、その後、2014年から2017年までの4年間の問題がガイドラインごとにまとめられている。
私がこの本の一番の欠点を指すのであれば、この部分を指摘します。
「なぜ、18年度とそれ以外という風に区別をしてしまったのか??」
区別をしてしまったら、過去5年分の出題傾向を一目で確認しづらくなってしまいます。
他の書籍を紹介するときにも話しますが、その5年分で毎年出るのであれば、翌年度も出題される可能性が非常に高くなります。
ですが、14年から16年までしか出題されてない問題と、16年から18年まで出題されている問題があれば、後者の方が出題がされやすくなります。
16年から18年まで出なく、17年、18年と連続で出題されたでも良いです。
より近い年度の問題で出題されたというのであれば、その方が翌年度も出題される可能性は、非常に高くなります。
それを確認するためにも、出題年度(頻度)を一目で確認する必要があるのに、わざわざ別にまとめてしまっているのです。
とてもおかしな構成をしていると言わざるを得ません。
わざわざ分けた理由のメリットが思いつきません。
他の人が、どのような気持ちでレビューを書いたかは分かりません。
ただ、私が言葉として用いるのですが、
「「やり慣れてる内容だから、やりやすい」と、「やりやすい内容になっているから、やりやすい」では、大きな違いがある」
という言葉を、教育の際に強く意識しています。
中級者向けというだけはあるのかもしれません。
という事は、「初心者が採用する問題集としては、適していない」という言い方が出来ると思います。
この問題集を使うのであれば、「マイノート」が必要であると感じます。
補足説明や、どういった所を間違ったとかいう文章を書き込むスペースがないため、別に準備したノートに書き込む必要があるからです。
その問題とノートの記入箇所を連動させる手間も生まれるため、探し出すのにもかなりの時間を消費してしまう可能性もたかくなってしまいます。
「2017年度の134問目の内容を、ノートの何ページ目に書いていたのか?」
というような索引を作成しないといけなくなるかもしれないからです。
現役受験生ならまだ良いのかもしれませんが、既卒受験生にそんな時間はありません。
この過去問題集は、既卒受験者かつ受験初心者が選ぶ問題集としては、かなりハードルが高く、ストレスも生じやすいものではないかと感じます。
受験初心者向けに紹介する3冊の中では、一番おススメしない問題集です。
購入を検討していたり、他の受験経験者から勧められたとしても、ちょっと待ってください。
他の2冊の紹介を読んでから購入を決めてもいいと思いませんか?
という訳で、次回は次の問題集のレビューに移りたいと思います。
今回は、ここまで。