検証を常にやり続ける工夫は重要
前回は、少しタイトルと離れた感じの内容となりましたが、気にせず進めたいと思います。
独り暮らしをする際、「勉強部屋」を作るようなイメージでレイアウトを決めていったという話をしました。
そこからは、色々な事を進めやすくなりました。
仕事をするという時間的な制約はあったものの、色んな情報を実際に試して、検証し続ける事が出来るようになったからです。
栄養学では、結構早い段階で「PDCAサイクル」という言葉が出てきます。
聞いた事がある人は多いと思いますが、
「Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する」
これを繰り返し続ける事で、より管理業務を円滑にしやすい環境を作り上げ続けるというものです。
このサイクルの良し悪しは置いておくとします。
これを継続的にやれば、結構良いんじゃないかという事でもてはやされているのですが、現状で言えば、出来ていない事が多いです。
集団の中で言えば、モチベーションが上がらなかったり、人間関係が影響したり、改善部分にたどり着いても、そこからプランに繋がらなかったり、改善が継続しなかったりしたりします。
意思伝達がうまくいかないというのも理由の一つだと思います。
それでは、個人ではどうかと考えます。
自分一人のやり方です。
うまくいく可能性は集団に用いるより高そうに感じますが、うまくいかない人もいます。
計画通りに運用出来ていない
評価の方法が雑
改善案が見つからない
という事もあるでしょうが、
計画自体が立てられない
計画を立てているつもりが、計画になっていない
事も多いと感じます。
私もこれでした。
学習を続ける中で、自分の中で「積み上げる事が出来ている」という実感が得られにく状況でした。
そこで、最初の段階で行なったのが、「時間の計測」でした。
色々な事をするにあたって、それを行なうための時間が発生します。
1回目にかかる時間と、10回目に同じ事をしてかかった時間というのは、必ず減っています。
経験が増えるからです。
その同じことをやった時の「時間差」が、どれくらい発生するのか?どれくらい減少させる事が出来るのか?を比較する事に基準を置きました。
それにより、「時間」で客観視出来るようになります。
同じ作業内容を、
「A → B → C」とやっていて、30分かかっていたとします。
それでは、少し手順ややり方を変えて、
「A → C → B」
「A → D → B → C」
という方法で、時間を減らす事が出来るのか?
かかった時間が同じだったとしても、どちらがやりやすかったのか?心理的な負担が小さかったのか?
という検証を常に行わないと、自分のレベルを高める事ができないのです。
負担が大きかったらやめればいいし、調子が良かったら取り入れて続ければ良いだけの事です。
PDCAは、あくまでも理論部分なので、そんなに堅苦しく考える必要はありません。
こういった検証を行なう事で、結果的にPDCAの流れにあてはめる事が出来るという感じです。
全く手つかずの状態であれば参考にすればいいと思いますが、絶対にあてはめないと先に進めないわけでもありません。
意識として、「もっといい方法があるんじゃないのか?」という考えを持ち続ける事が、とても大事です。
そのためにも、
周囲がどのような勉強をしているのか?
どのような環境下で勉強をしているのか?
ライバルは、勉強の際に、どのようなこだわりを持っているのか?
等々、自分と周囲を比較して、自分がやっていなかった事を取り入れるための情報収集は、大事だと考えています。
あまりそればかりを追い続けても駄目ですが(自分のスタイルが固まらないので)、今くらいの時期は、試行錯誤を繰り返すにはとてもよいと思います。
自分のスタイルがベストかどうかは分かりません。
一度、周囲を見回してみて、受け入れて、実践してみてはいかがでしょうか?
今回は、ここまで。