独学の良い所と悪い所
皆さん、こんにちは。
今回からは、独学についての話をしていきたいと思います。
管理栄養士の試験に関してですが、大手学校の講義受講とはいうものの、講義数自体は15回程度(オプション講座で増減はありますが)であり、その中で解説や補足があるという感じになると思います。
全ての講義を合わせたとしても、だいたい1カ月程度の通学になると思います。
逆に言うと、残りの時間は全て自分が学習時間を確保し、進めていかないといけないです。
通学しようか、独学でしようかについては、
「その期間としては1カ月くらいの内容のものに、自分が投資をするかどうか?」
という事になります。
それが判断の基準になると思います。
社労士の時は最初の年だけは通学をしましたが、それ以降はしませんでした。
予算の部分が大きかったのですが、自分で学習を進めても変わらないのではないかと判断したからです。
独学の際に最低限注意する事は、
・願書の提出を忘れない
・模試の受講を忘れない
くらいではないでしょうか?
法改正の情報入手というのもありますが、それは定期的にネットで確認すればいいと思います。
ちなみに私が受験した第31回試験の時に使った参考書は、一年前のものを使いました。
どんな感じなのかを確認するために事前に購入していましたが、「そのまま使っちゃえ」と最新版を手にしませんでした。
過去問は最新版だったため、判断に迷ったら過去問の解説を信じれば良いだけだったので。
学習も過去問中心で、参考書はおまけ程度にしか確認しませんでした。
でも、それでも合格する事が出来ました。
私が受験勉強をしているという事で、「私の使っていた参考書をあげる」というありがたい話もしてくれた人もいるのですが、その人の受験が約5年くらい前だったため、さすがにそれは現状とのズレが大きくなっているため丁重にお断りしましたが。
社労士の試験の時に最新のものを入手し続けていたのですが、それは管理栄養士国家試験よりも法改正が多いという部分があった事です。
そして試験の方式に決定的な違いがあり、「科目ごとに足切りがある」という事がとても大きいです。
選択式(1科目5点満点、合計40点満点)・・・20個ある選択肢の中から5つの正答を選び、総得点24点以上かつ3点以上確保しないといけない
択一式(1科目10点満点、合計70点満点)・・・5つの選択肢の中から正解を選び、総得点45点以上かつ各科目10問中4点以上を確保しないといけない
という条件だったため、他がどんなに良くても一個でも足切りになってしまったら不合格となります。
そのようなシビアな事を経験していた事もあり、管理栄養士の試験では、かなり学習を進めやすかったです。
社労士では「一般常識」という範囲があるようで無いようにも感じる科目が2つありますが、管理栄養士の試験ではそういった事もありません。
応用力試験がそれに近いかもしれませんが、基礎をしっかりとやれば良いだけです。
(もっと言えば、応用力試験で200問構成されているというものが、社労士の試験のイメージと言ってもいいかもしれません。)
仮に全部間違ったとしても、10点が失われるだけです。
残りの190問の中で120問以上正解すればいいだけです。
試験問題も、深い部分まで読み解く必要があるのがそこまで多くないため、過去問を繰り返すだけでも何とかなる試験だと思っています。
独学のメリットでもデメリットでもあるのですが、
「自分自身で計画・判断し、学習方法で工夫を積み重ねながら理解を深めていく」
という事が、結局は必要になります。
それに対して、手助けが必要だと思えば通学・通信を選べばいいと思いますし、必要なければ独学・模試受講をすればいいと思います。
私自身は管理栄養士の試験に関しては、「独学」でした。
働きながらなので、色々と難しい部分があったのは確かです。
そんな話は、次回以降にしたいと思います。
今回は、ここまで。