管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

独学で学習を進める人をはじめ、受験勉強中の悩みを解消するための情報をお伝えしていきます。

システム化されている事のメリットデメリット

皆さん、こんにちは。

 

今回は、勉強の計画面からの立場にそった話をしていきます。

資格学校に通うと、計画面についてはシステム化されています。

第一回目の講義は〇〇

第二回目の講義は〇〇

第三回目の講義は・・・・

という感じで、カリキュラムが作られています。

この順番は、試験問題の出題の順番の通りになっている傾向にあります。

管理栄養士の試験でいえば、「社会・環境と健康」から始まるところもありますが、中には基礎栄養学から入るというところもあります。

 

ここで、まず最初の判断が生まれます。

「カリキュラム通りに進めることが、自分自身の不足部分・弱点を補うことができるのか?」

ということです。

 

基本的に、資格学校・通信教材は、受講者側の立場ではなく、「提供する側の立場」で、講義を進めていきます。

それは提供側が考える中での判断であるため、受講者側はその与えられた材料で学習しないといけません。

それが、受講者側のタイミングにピッタリであれば問題ないのですが、全ての講義のタイミングが合致しているという受講生は、「いない」と感じます。

なぜなら、勉強のやり方や進捗具合、学習時間は、それぞれで異なるからです。

 

受験対策講座の通学コースを受けるにあたっての対象者として

・勉強が苦手
・勉強時間の確保が難しい
・一緒に頑張る仲間が欲しい
・計画を立てることが苦手

こういった人におすすめ!というような紹介がされています。

ちなみに、通信コース受講者のおすすめとしては

・遠方にお住まいの方
・週末の休みが取れない
・一人で勉強するのが好き
・計画を立てるのが得意

という感じです。

 

管理栄養士の講座というものは、通学するといっても、大体月1回程度です。

この月1回の受講ができない人は、基本的には通信コースという感じになると思います。

通学コースのおすすめとして、勉強時間の確保が難しく、計画を立てることが苦手というものがありますが、合計10回のセミナーを受けるだけで、合格できる確率が高まるとは、とても考えにくいです。

 

そもそもですが、「計画を立てる事が苦手」という人は、勉強することとあまり向き合うことができなかった人が多いのではないかと感じます。

 

「勉強するということで、大きなリターン(成功体験)を得られる」

という経験が少ない人ではないかと、私は感じています。

 

そういった人が、月10回のセミナーを受けただけで、しかも働きながらという勉強時間の確保も厳しい状態であるのであれば、合格する可能性は、とても低いと思います。

現状が効率の良い勉強をしているかどうかも分からず、セミナーでは、「やればできる!」と精神論を植え付けられ、「今までよりはかなりの努力ができている」と勉強時間を増やしているだけなのに変な自己満足安心感で日々を過ごしていても、模試では合格ラインよりはるかに下の状態から抜け出せない。

しだいに焦って、やみくもに勉強をしても成果が出ず、そのまま試験を迎えて不合格となる。

 

このパターンに当てはまる人は、これからもずっと抜け出せないと思います。

なぜならセミナーでは、テキストに書いてある内容を説明することができても、「効率良く勉強する方法」については、「本気で」向き合うことは、まずないからです。

「勉強方法は、自分のペースで」

「人それぞれ」

という立場を崩さないからです。

「この方法で勉強しても合格できなかった」

というクレームをさけるからかもしれません。

 

ある程度の一般論は教えてくれると思いますが、個人の状況に応じての内容については、フォローしきれない現状もあるのではないかとも考えています。

ですが、もっと言えば、勉強が苦手な方を対象とするのであれば、

「勉強方法に対するセミナーを講義のリストの中に入れる事が必要ではないか?」

と考えます。

・どういう風にすれば、効率よく学習ができるのか?
・どうすれば学習に集中できるのか?
・合格者の勉強方法はどうだったのか?
・勉強する時間は、朝・昼・夜、食前・食後のどれがいいのか?
・睡眠時間はどうすればいいのか?
・予習・復習の重要性についてはどうなのか?
・周囲は学習時間をどのように確保しているのか?

ほかにもあると思いますが、こういった内容を詰め込んだセミナーを実施するほうが、受講者にとっては、とてもありがたいことではないでしょうか?

 

そんなことをしないのであれば、「勉強が苦手な方」への要望には、対応できないのではないかと感じます。

 

今回は、ここまで。