管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

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インフルエンザ・風邪にかからないための栄養のある食事

皆さん、こんにちは。

 

今回は、前回までを踏まえてのまとめです。

色々な生活習慣も予防に必要ですが、食事に注目して話を進めていきます。

 

予防のためには、免疫力を高める事が必要です。
免疫力を高めるためには、各種臓器や細胞が正常に働かなくてはいけないと考えます。
臓器・細胞が正常に働くためには、それに必要なエネルギーと適切な新陳代謝(ターンオーバー)が重要です。
この健康維持とターンオーバーを活発にするためには、十分なたんぱく質・脂質・水分・ビタミン・ミネラルが必要です。

という事を前回話ました。

 

これを意識すればいいと思います。

 

たんぱく質は、身体に必要なメンテナンスをしてくれますし、酵素も作り出してくれます。

脂質は、細胞の保護・生産のために必要ですし、エネルギーを生み出してくれます。

水分は、体液量を増やし身体に潤いを与えてくれます。

ビタミン・ミネラルは、上記の働きを活発にしてくれます。

簡単に言えば、こんな感じです。


「炭水化物は?」


食物繊維は必要です。

腸内環境を整える役割を担ってます。

でも意識しなくても、ビタミン・ミネラルを得るためにも、野菜の摂取は必要です。

普段より食べる事を意識すれば、最低限は確保できると思うので、あえて話していません。


「糖質は?」


炭水化物は、「糖質+食物繊維」で構成されています。

活動量が少なければ、それに比例して少なくしてかまわないです。

糖質は「必須栄養素」ではありませんから。

たんぱく質にも、脂質にも、「必須アミノ酸」「必須脂肪酸」というのがあります。

これは体内では作り出す事が出来ないため、食べ物から摂取しないといけないという意味です。

糖質は、体内で生み出す事が出来ます。

ですので、必ず大量の糖質を摂取しないといけないという事は無いです。

糖質を摂取すればするほど、消費されなければ血流も悪くなります。

せっかく摂取した栄養も、隅々まで届ける事が困難になります。

なので、「少なければ少ない程良い」と表現します。


エネルギー不足にならないために、たんぱく質と脂質の量を増やします。

主菜が2つあるようなイメージでもいいです。

某番組で、オリーブオイルを大量に使用していますが、それくらいのイメージでも良いです。

あと、生野菜も取るようにしてください。

カロリー計算が面倒なら、よく噛んで、お腹いっぱいになる程度食べればOKです。


簡単に言えば、これが

「インフルエンザ・風邪にかからないための栄養のある食事のベース部分」

になります。

これを基に、自身の好きなものを取り入れて食べていけばよいのではないでしょうか?

 


私は、

「インフルエンザ予防には、〇〇を食べる事が必要!!」

とか言いませんし、言えません。

逆に、それだけでは予防は出来ないので、無責任な発言になってしまいます。

何か一つの食材に頼るのではなく、全体的な食習慣を意識する方がとても重要だと考えます。

 

 

今回は、ここまで。