皆さんは、なぜ管理栄養士を目指しますか?
皆さん、こんにちは。
今回は、士業という事について、話しをしたいと思います。
私がまだ栄養士の専門学校に通い始めていた頃、一つ上の学年の生徒が悩んでいました。
「栄養士で生きていこうかどうか、悩んでいる。」
高校から専門学校に入学していたその方は、将来をどうしようかと相談を受けました。
栄養士として就職するか?それとも別の職種を選ぶか?という事で悩んでいました。
私は、栄養士はあくまでも資格であり、通過点と考えているという話をしました。
そして、
「管理栄養士は国家資格でもあり、自分自身で道を切り開く事が出来る資格でもあるので、素晴らしいものだ。」
「栄養士は「士」という言葉がつくように、士業である。それに対して誇りを持って仕事に励み、クライアントから感謝を受ける事が出来るよう努力をし続けていかないといけない。」
というような事を話しました。
そして私は、管理栄養士の資格を目指して、今から勉強をしているという話も付け加えて、どんなに素晴らしいものかを語りました。
旨く伝わったかどうかは分かりませんが、その生徒は、「私が1年生の時にその話を聞きたかった」と言ってくれました。
心の中では「まだ遅くないよ」とも思いましたが、あまりくどくなっても良くないと黙っていました。
10数年前まで、士業は「サムライ業」と呼ばれていました。
士業の本分は、「クライアントのために貢献する事」です。
そのためにどんな困難な問題にも対処できるように、様々な事を学ぶことが本筋です。
貢献する事は、ごく一部の人しか出来る事ではありません。
誰でも貢献する事が出来ます。
現状維持ばかりを求めて、何年も変わらない考えしかもっていないような状態になったら、中身の無い、名ばかりの士業になってしまいます。
以前も話したかもしれませんが、私は管理栄養士という資格は、あくまでも通過点でした。
栄養士でも良かったのですが、管理栄養士の方が言葉に説得力が生まれます。
それを使って、多くの人の健康に貢献したいと思ったので、この資格を取得しました。
今はまだ実現出来ていませんが、色々な事を始めようと、構想だけは練っている所です。
このブログも、同様です。
管理栄養士として活躍する一助になればいいと思いますし、いろいろな気付き・インスピレーションが生まれる場所になってほしいという思いもあります。
ここまで話してきて、何が言いたいかというと、
管理栄養士を取得する事がゴールですか?
管理栄養士を取得する事は通過点ですか?
簡単に言ってしまうのは怖いですが、
手当がついて給料が上がるからというのは、ゴールです。
取得して色んな事に手を伸ばしたいと思っているなら、通過点です。
通過点にしている人の方が、人として成長しやすいと思いますし、合格もしやすいと思います。
業務・仕事の質に対しての向上心があるからです。
自身を成長させる事によって、より多くの事が出来るようになっていきます。
皆さんも、栄養士・管理栄養士を目指そうというきっかけがあったと思います。
少しでいいので、それを思い返してみて下さい。
その思いは、きっと皆さんの力になると思います。
今回は、ここまで。