中途半端の方が、作業を継続させやすい
皆さん、こんにちは。
受験シーズンという事で、色々な合格祈願グッズや願掛けが取りざたされています。
合格祈願のお守りは昔からあります。
五角形の鉛筆も人気のようです。
五角(ごかく)と合格をかけているのでしょう。
福岡にある太宰府天満宮の参道にあるラーメン屋では、合格ラーメンと称して、食器や箸が五角形になっているものを提供しているようです。
キットカットもそうですね。
九州でブームはスタートしたらしいですが、「きっと勝っとる」(博多弁?)が由来しての事のようです。
他にも、豚カツは有名です。
チョコで「ごえんがあるよ」というものがありますが、合格にご縁があるようにという事のようですね。
明治製菓のカールも、「うカール」という事のようですし、ウインナーも、winner(勝者)と掛けているようです。
最近知ったのは、タコです。
英語でオクトパスなので、「置くと受験にパスする」という語呂合わせのようです。
気持ちの問題なので良いと思いますが、ここに力を入れるくらいなら、毎日の言霊を大事にする方が、余程効果的ではないのかなとも感じます。
本題に入ります。
作業は、区切りの良い所までしていますか?
休憩時間に入る時に、よく「キリのいい所まで」という事で、少しオーバーしてでも目標まで終わらせる事は、よくあると思います。
でも、これは逆に心理的なストレスになる場合が多いです。
「中途半端で終わる方が、気分的に嫌だ」
という人は多いと思います。
ですが、無理して(時間を延長して)作業を区切りのいい所まで終わらせてしまうと、休憩明けの学習開始時に、心理的な壁が大きくなりやすいのです。
逆に、時間通りに中途半端に終わらせておくと、休憩していても頭の中にその事が違和感(?)として残り、休憩後もスムーズに作業(勉強)に入りやすいのです。
寒い日が続いてますが、帰宅しこたつに入って暖を取ってしまうと、「こたつの魔力」により絶対に出たくないという気持ちになると思います。
何とかこたつに入ったまま色々な作業が出来ないかと、もの凄い工夫をしたりしますが(笑)。
こたつではなくストーブだったらどうでしょう。
ある程度の暖を取ったら、次の作業へ移りやすいと思います。
学習を中断するタイミングも、いくらでもあると思います。
食事・休憩・トイレ・風呂・・・・。
その中断後に、作業を中途半端にしておいた方が、心理的な負担が小さくなります。
キリのいい所まで終わらせておくと、なかなか学習を再開しづらいです。
朝から勉強をしていて、昼食の時間が近づいてきているとします。
キリのいい所まで来たので、昼食までの時間の数分をスマホを触ったりして勉強以外で過ごすとします。
昼食後もスマホが気になってしまいます。勉強をスムーズに再開できる事もあれば、なかなか出来ない場合もあります。
皆さんは、このような経験は無いでしょうか?
逆に、昼食までの数分の時間を惜しみながら勉強を続けるとします。
昼食の時間となって呼ばれたので、途中でしたが食卓に向かいました。
昼食後、かなりの確率で、スムーズに学習を再開できると思います。
この差が心理的な壁の高さの違いです。
私はこの実体験を、何度も経験しています。
作業を同じリズム(テンション・モチベーション)で続けやすくするためにも、
「キリのいい所までやる」と作業を区切るのではなく、
その次の作業をしやすくなるように、これからやる事をリスト化したり、予習をしていく習慣を身につける事を、お勧めします。
今回は、ここまで。