起床・就寝時間を固定する意義
皆さん、こんにちは。
今回は、前回の続きで、自由な時間を有意義に使うには、「起床・就寝時間を固定する事」という話までしました。
一日のリズムを作るのに、睡眠時間というのは、大きな影響を与えます。
この部分でも話しましたが、睡眠時間が不足してしまうと、ちょっとした酔っ払いのようなレベルにまで思考力が低下してしまいます。
そうなれば、当然勉強に影響してしまうので、これを削るわけにはいきません。
また、この時間が大きく変動してしまうなら、体内時計も乱れやすくなり、ホルモンバランスも乱れてしまう事に繋がります。
朝型生活にしても、夜型生活にしても、どの時間帯でも良いのですが、睡眠時間を確保し固定する事が、生活リズムの基本になります。
私は経験していませんが、3交代勤務をしている人や、タクシードライバーの方は、こういった面から見たら、かなり過酷な職場環境にあると感じます。
人類は、もともとは昼行性です。
太陽が出ている時に活動し、夜は寝るというのが基本的な生態です。
身体に負荷をかけたくないのであれば、日の出とともに寝るような生活スタイルは避けた方がいいのではないかと思います。
(そうしたくても出来ない人達がいるのは、勿論理解しています。)
受験生であれば、試験は午前中から実施されることがほとんどなので、夜型生活をしている人が、普段なら寝ている時間帯に本来の力を発揮できる訳がありません。
ですので、早急にスタイルを変えていく事を、強くお勧めします。
皆さんは、起床・就寝時間を強制的に固定している人をご存知ですか?
多くは訓練生だと思います。
警察学校・自衛隊・修行僧。
規律が多く存在する場所だと思います。
ここでの起床時間就寝時間は、(夜間訓練等なければ)絶対です。
警察学校では、夜10時過ぎには消灯され、朝6時過ぎには起床のようです。
一般的な陸上自衛隊では、基本は夜11時消灯、朝6時起床。
修行僧では、宗派が違えば変わるようですが、夜9時に寝て、朝4時には起床の所もあるようです。
このように、しっかりとリズムが強制されます。
集団で行動する環境にいれば、この傾向は大きいようですね。
私が委託給食業務に勤務していた時は、仕事の日でも休みの日でも、「朝4時起床、夜9時睡眠」で完全に固定していました。
生活リズムを乱したくなかったからです。
でも、個人で実施している自宅受験生は、これがあいまいになりがちです。
ですので、もう一つ固定した方がいい事をお伝えします。
入浴の時間です。
入浴により、一日の疲れが取れ、リフレッシュを行なう事が出来ます。
身体を温める事により、睡眠へ導入されやすくなり、良質な睡眠を得るための重要な部分にもなります。
そのためには、だいたい寝る1~2時間前の入浴が良いようです。
朝起きて、日中にしっかりと活動し、決まった時間に風呂に入って就寝する。
このリズムを身につける事が、生活スタイルを変えるための第一歩だと考えています。
とは、いうものの、今夜は大晦日。
多少の息抜きとしては、あってもいいのかな?と思います。
少し夜更かしをして、家族との時間を大事にしてほしいです。
家族との会話は大事にしているでしょうか?
ずっと同じリズムをしていても、行動に変化がなければ、リフレッシュも出来ません。
でも、夜更かしをしてリズムが崩れるのを恐れるかもしれません。
でしたら、身体を動かして朝の冷たい空気を吸い込むためにも、明日の朝は早起きして初詣をしてみては、いかがでしょうか?
どちらにしても、清々しい気持ちで、新年を迎えて欲しいものです。
今年も大変お世話になりました。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、良いお年を。