管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

独学で学習を進める人をはじめ、受験勉強中の悩みを解消するための情報をお伝えしていきます。

食事はコンディションに大きな影響を与えます

皆さん、こんにちは。

 

今回も、試験直前・試験中の食事についてです。

 

私が試験当日の昼食に弁当箱一杯の鶏ハムを黙々と食べて、隣の席の人から怪訝な顔をされたという話の続きです。

 


皆さんは、昼食を食べた後、眠くなりますか?

 

私は基本的には眠くなりません。

午後からの作業に影響するので、糖質を出来るだけ取らないように心がけています。

でも、眠くなる時もあります。

 糖質を摂らなくても、タンパク質の量が多すぎると糖新生され、眠くなります。

これ以上食べると眠くなるという量は個人で変わってくるので、調節しながらという事になりますが。


上限量に関しては、私は普段からの休日を利用して把握しつつ、空腹を感じない量を確認していました。

鶏むね肉一枚分でしたが、それをよく噛んで、資料を見ながらゆっくりと食べました。


ここで言いたいのは、「鶏むね肉を鶏ハムにするのがベストだ!」という事ではありません。

食べるものに関して注意を払っているか?という事です。

ちなみに、この試験は管理栄養士国家試験です。
受験生は全て栄養士です。
栄養士も「ご飯を食べると眠くなる」という事に関して対策を取ろうという人は、残念ながらほとんどいないのが現状です。

「ご飯を食べると眠くなるのは、胃に血液が集中してしまうから」という知識しか持っていなかったり、血糖値の関係性を知っていても、実践レベルまで高めてない人がほとんどです。
中には、食べないという選択肢を取った人や、カロリーメイトウィダーインゼリーのようなモノを少し食べて終わらせる人もいたかもしれませんね。

 

皆さんは、試験中の昼食に何を食べますか?

 

 

さて、試験が近づくにつれて気を付けて欲しいメニューですが、生ものは気を付けた方がいいですね。

刺身を食べたり、貝類に手を出したり、私のように生焼けのフライドチキンを食べてしまったり(涙)

それでコンディションを崩してしまったら、それが受験出来ない事に繋がったら最悪です。

アスリートも、大会の前には決まったものしか食べないというルールを課している人は多いようです。
大会前日の夕食に、縁起担ぎで豚カツを準備したため、翌日の午前中の競技に影響したという人もいます。

一般的には「食べ慣れた物を」と進めている所が多いですが、悪くないと思います。特別なものを食べて、体調を崩したら目も当てられないですし、一生のトラウマになる可能性だってあるからです。

 


それと、人によっては飲み物も注意すべきです。

 

眠気覚ましのコーヒー

 

良いと思います。
カフェインが興奮作用を促してくれるので、私も良く飲んでいます。
ですが、同時に利尿作用ももたらします。
飲み過ぎると、試験中にトイレに行かないといけなくなる事も有ります。
これはいい方にも転んだりするのですが、時間がいつもギリギリという人は、回答時間が無くなる可能性があります。
トイレに行きたくないという人は、開始1~2時間前くらいに飲んで、用をたしてから試験に臨むといいと思います。
カフェインの持続時間は7時間程度ありますから。

 

逆に飲んでもメリットが少ないというか、危険なのが、スポーツドリンクや砂糖たっぷりのジュース類です。

糖質の塊です。
早くて30分後、遅くても1時間後くらいには眠気を誘発してきますし、過剰な糖質の摂取で喉も乾いてしまいます。
喉が渇くとさらに飲んでしまって(水分補給が許されている事は多い)さらに喉が渇く。
血糖値もさらに上昇して急下降するため、また眠気がやってくる。

見事な負のスパイラルです。

 

一番は「水」または「炭酸水」だと思っています。


こういった事を試して欲しいのが、会場での模試受験のタイミングです。

実際に移動をして、どれくらいの疲労が生まれるのか?
自分の食べた物で、眠気が来るのかこないのか?
自分の食べた量で、空腹による集中の乱れが生まれるのかどうか?
水分補給はうまくいっているかどうか?
トイレに行く必要があるのかどうか?

 

前回の「寒さ対策」にも言えますが、実際にやってみないと分からない事は、結構多いです。

模試だけでなく、普段の食事に関してもチェックを入れてみて下さい。

「これを食べた後は、何故か集中出来なかった」
「これを飲んだ後は、結構勉強が捗った」

といった事も確認できれば、本番の時に、実施するもの・避けるべきものが判断できるようになります。

 

管理栄養士国家試験まで、80日を切っています。

センター試験なら、1カ月を切っています。

今からでも遅くないので、食事面での自分のコンディションの高め方についても、確認してみて下さい。

試験当日に急に変えようと思っても、身体がついていかない可能性もあり、負担が大きくなるリスクもある事も覚えておいてくださいね。

 


今回は、ここまで。