管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

独学で学習を進める人をはじめ、受験勉強中の悩みを解消するための情報をお伝えしていきます。

多少お腹が空いている方が集中できる

皆さん、こんにちは。

 

今回は、集中力と食事の関係性についての話です。

 


皆さんは、

 

食事をとってから勉強に取り掛かっていますか?

勉強をしてから食事をしていますか?


「何を言ってるんだ?」と思うかもしれません。

「食事をする前も後も勉強しているよ」という人もいるかもしれません。

 

では、食事をする前と後では、どちらが集中して学習を進める事が出来ているでしょうか?

 

私が受験生の頃、朝4時に起きてから机に向かっていましたが、勉強開始前に朝食は取っていませんでした。

朝起きてコーヒーをいれ、机に向かって勉強開始。

9時前後にお腹が空いてくるので、そこでようやく食事です。

だいたい4時間くらい経過します。

 

でも正直なところ、一日の学習時間の中で、一番集中出来るのはこの時間帯でした。

 

早朝で周囲はほとんど活動していないため、とても静か。聞こえてくるのは新聞配達者のバイクの音くらいです。
電話・メール・ラインも入ってきにくいため、スマホ・携帯を気にしなくて済む。

こんな感じで、外部から入ってくる魅力的な(集中を乱されるような)要因が、ほぼないためです。

 

内的な要因として、起床後すぐなので、頭がスッキリした状態で学習に望めるという事があります。
頭の中が色んな情報でごちゃごちゃしていても、寝たら頭がスッキリします。
「悩んでいる事があっても、寝たら吹っ飛んでいく」という人も、周囲にいるかもしれません。
寝る事で記憶が整理され、思考回路がスッキリしたからだと考えます。
例えば、昼間仕事の中で嫌な事があったとして、その日の夜にムシャクシャしながら勉強のような思考系を使う作業をするよりも、いつもより早く起きてから勉強をする方が、効率良くこなせることが多いです。


もう一つ重要な事があり、それは

 

「食事をしていないので、消化に必要なエネルギーを使っていない」

 

という事です。

食事をすると、消化のために結構なエネルギーを使います。

そしてホルモンバランスが、交感神経から副交感神経が優位となっていきます。

 

副交感神経は、「休息」「リラックス」の役割を担います。

副交感神経が優位の状態だと、集中する事の妨げになりやすいです。

脳外科医の名医と言われる人で、一日に10時間前後の手術を担当する事もありますが、手術前も手術中も、一切食事をとりません。

少し前ですが、27時間テレビの司会を担当したタモリさんも、27時間の間、1回も食べなかったという話があります。

食べてしまうと、集中に必要な交感神経優位の状態が、失われてしまうリスクがあるからです。

皆さんの周りに、食事をガツガツとって素晴らしいパフォーマンスをしている人はいるでしょうか?

プロスポーツ選手でも、試合開始2~3時間前以降は、捕食程度でエネルギー補充を済ませています。
歴史上有名な学者や研究者も、「3食しっかりと食べ、定時で退社している」よりも、「食事や寝る間を惜しんで作業に没頭した」という話が残っている場合がほとんどだと思います。

皆さんも集中していたら、いつの間にか時間が過ぎていて、部屋が真っ暗になっていた(気づいたら夜明けを迎えていた)という経験をしていると思います。

その時に食事をしているか?積極的にものを食べているか?というと、食べていない場合の方が圧倒的に多いと思います。

 

私は9時前後にお腹が空いてきていたので、その時点で食事をしていましたが、食事内容は軽く、納豆1P・卵一個・めかぶ1Pを混ぜた物に油を垂らした物を食べたくらいでした。
当然満腹にはなりません。
でも、軽くしか食べなかったおかげだと思っていますが、朝食後も昼過ぎまで集中力を失わずに効率良く出来ていました。

 


皆さんも、勉強机にスナック菓子やチョコを置いて勉強するのも良いですが、無い方が良い結果を引き出しやすいという事は知っておいてください。

 

 


今回は、ここまで。