管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

独学で学習を進める人をはじめ、受験勉強中の悩みを解消するための情報をお伝えしていきます。

メモをとるか?とらないか?

皆さん、こんにちは。

 

一般的には、メモを取るようにと言われています。でも、中にはメモを取るなと主張する人もいます。

あるセミナーで、メモを取らないでいいという人の話を聞く事が出来ました。


その人はタレントでしたが、話の最中にメモを取ろうとしたら、取らなくていいとそれを制していました。

必要な事はメモを取る事ではないからという事でした。

 

テストや知識を増やすために、本を読んだり勉強したりするが、それは自己満足。
クイズ番組では役に立つかもしれないが、それだけの得しかない。
でも、しゃべるという事に対しては、あまり役に立たない。それは、覚えた事を喋っているから。

 

記憶を覚える方法は、2種類ある。

頭(脳)で覚える事と、心で覚える事。

色んな話を聞いたりして、「そうだったのか」と強く思った事があるとする。
その内容は、頭で記憶してるのではなく、心で記憶している。
それが強ければ強いほど、一生忘れる事はない。

 

学生の頃に、色んな勉強をしてきた。数学の公式や英語の文法、歴史の年号といったものを、繰り返して一生懸命覚えたが、今ではほとんど忘れている。
それは頭で覚えたから。
でも、学生の頃に話した友達との会話や授業中でのいたずらや、恋人に告白した・振られたといった事は、鮮明に思い出す事が出来る。
なぜ思い出せるのか?
心で記憶しているから。

 

頭で覚えた事は、テストの時に一生懸命思い出そうとする。頭を抱えて記憶を順番に探ったりするので、時間もかかる。

心で記憶した内容は絶対に忘れないが、どこにしまっているかは自分でも分からない。
でも同じ感情になった時に、勝手に引き出しが現れる。

 

トーク番組でも、これかな何をしゃべろうかという事は、一切考えていない。

でも、その会場に行って、出演者陣と顔を合わせた時に、色んな引き出しが出てくるようになる。

例えば高校生の頃の出来事について話すテーマがあったとする。
ある人が、「高2の頃、こんな出来事があって、凄くムカついたんですよ」と話をしたとする。
そうしたら、自分も高2になったような感じになって、「そういえば、あの時・・・」と、その時に起きた出来事が心の中に引き出しとなっていろいろ出てくる。
その中からその場に適切なものを選んで話をしているだけ。
だから自分達は、心で記憶しないといけない。

 

心で記憶するのは、才能でもある。
感情の起伏が激しくないといけない。いつも感じるようにしないといけない。

歌の上手い人がいる。
その人の素晴らしい所を伝えるとする。
「この人は、とても歌がうまい。ライブを何年も繰り返して、武道館でも開催していて、昔からずっと凄いと思っていたんですよ。」
というのが、頭で記憶している人。頭で覚えた知識をしゃべってるだけだから。

「初めてこの人の曲を聴いた時、何か分からないんですよ。何でかは全く分からないですよ。でも、この人の曲を聞いたら、涙が出て止まらなかったんですよ。」
というのが、心で記憶している人。感情で話をしている。

どっちが伝わるかというと、心で話をする内容の方が、絶対に伝わる。

だから、絶えず心で記憶する自分にならないといけない。

 

という内容でした。

 

また、感情で話をする時は、絶対に噛まないという話をしていました。

それは心の中で覚えた事を、そのまま詳細に伝える事が出来る程、鮮明に浮かんでいる事をそのまま話す事が出来るから。

でも逆に、アナウンサーはよく噛む。

それは、原稿にある情報を、ただ読んでいるから。

という話もしていました。

 

この話を聞いて、私はいろんなインスピレーションが生まれました。

また、勉強をしている時でも、感情に訴えるような学習方法だったら、記憶に残りやすいのではないかとも考えています。

皆さんの学習の役に立てばと思って、この文章を書きました。


今回は、ここまで。