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乾燥肌対策を、登録販売者の視点で考えてみる

皆さん、こんにちは。

 

前回までは乾燥による風邪予防の話をしましたが、今回は、乾燥つながりで手荒れ・乾燥肌対策について、話ししていきます。

 

前回にも書いたように、私は乾燥肌です。


粉が吹く所まではいきませんが、白くカサカサした状態になることも、よくある風景です。

これからの乾燥対策として、毎年使っているのが、尿素入りローションです。

市販されているのは、大きく分けて、尿素配合と無配合があります。

尿素の働きは、それ自体ではなく、体の内部から水分を引き寄せて、潤いを与えるものです(濃度に10%・20%があるが、それは後述)。
尿素のデメリットとして、効果は高いのだが、「傷口・粘膜・首から上の部分には使えない」という制約があります。

使ってしまうと、ピリピリとした刺激や、激しい痛みまで引き起こすからです。


これらに該当する人は、無配合のクリームや服用タイプの漢方薬を選択する事になると思います。


ただ、中には多少の傷があっても、しみない人もいるので、店頭にあるテスターを使用してから購入の判断をするのも良いと思います。(自己責任という形にはなりますが)

 

次に、濃度の話です。

市販されている中では、3種類に別れます。

尿素配合 ②尿素10%配合 ③尿素20%配合

尿素配合と書かれているのは、10%に満たないけど、多少は入れてますよというもので、残りは、それぞれの配合濃度を示しています。

なんでもそうですが、濃度が高ければ高いほど、人体に与える影響は強くなります。

特に肌状態も悪くなく、「そろそろ乾燥する季節だし、買っとこうかしら」という程度なら、①でも全く問題無いです。
安いし。
ただ、毎日の炊事が大変で、仕事でも水仕事をやっちゃうよという人なら、①では厳しいと思うし、実際そういう悩みを持っている人が多かったです。
せっかくなら、濃度の高い方を購入しておけば、強力にカバーしてくれるので、あかぎれやガサガサ肌になることなく、冬を乗り切る事が出来ます。

では、②と③の使い分けです。

効能にはこうあります。

②かゆみを伴う乾燥性皮膚
③角化症・乾皮症

 

私のように、広い範囲の乾燥肌で悩む人
(ふくらはぎ・すね・腕・腰周りが主だが、その一部、または全部が痒くなる)

 

私が使用するのは、②の濃度のローションタイプであり、かゆみ止めが配合されているものです。
痒くなったとき、または、風呂上がりすぐに付けると、かゆみは消えるし、起こさせない事も出来ます。
②のクリームタイプもあるが、広範囲をカバーするなら、ローションタイプの方が、使い勝手が良いです。

 

では、③の20%はどうか?
これくらいの高濃度だと、肌を柔らかくする効果があるので、肘や膝、かかとといった、カッチカチになりやすい部分に、風呂上がりに塗ると効果的です。
かかとなら靴下を履いたりすれば、症状の程度にもよるが、軽ければ翌朝には、ツルッツルになっています。
私の両親にも勧めたが、非常に喜んでくれています。
それまでは、カミソリで硬い部分を削り取るという荒業をしていた(昔はそれが一般的だったのかもしれないが・・・子供心ながらに、引いていた)
カチカチ部分以外でも、ハンドクリームとして、出かける前や水仕事の後(可能なら事前も)、に塗っておけば、水分から受けるダメージを防いでくれるし、寝る前に塗って綿手袋を装着しておけば、翌朝にはかなりの改善が出来るはず

前述したとおり、濃度が高いほど、よりカバーをしてくれますが、20%タイプは、クリームタイプが多いです。(商品としてあるのかもしれませんが、私は乳液タイプを見たことがないです)
なので、一部分なら良いのだが、広範囲にクリームを塗ったくるのは、非効率的だし、かゆみ止めが配合されているものも少ないです。(私の記憶には無いです)

という訳で

 

カッチカチになっている部分対策や、ハンドクリームとして使用するなら、尿素20%配合を

 

布団に入ると、体が痒くなって仕方がないという人は、尿素10%でかゆみ止め配合のものをお薦めします。

 

ちなみに、①には、かゆみ止めが入っていないものが多いです。

いずれにしても、上記を踏まえながら、店頭にあるテスターを使用して、使用感の良いものを選べばよいと思います。
中には、臭いがキツいものや、ベタベタと油分が多いものもあるからです。
ちなみに、私が色々触って、いいなと思うメーカーは、佐藤製薬資生堂である
で、実際使っているのは、前者の方です。

各メーカーはどんどん商品を投入してくるので、去年より良い商品が出ている可能性もあります。

 

CMがガンガン流れているからという理由や、昔から愛されているからという刷り込みで選ぶのではなく、ある程度の成分の知識を持って、自分の好みの使用感で選んだ商品で、症状に悩まされることなく冬を過ごせれば、それが一番だと考えます。

 

今回は、ここまで。