管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

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起床時間を固定する事で、幸せになれる

皆さん、こんにちは。

 

今回は前回の続きで、起床時間を一定にするのは重要だという話をします。

 

皆さんの起床時間は、一定ですか?

休みの日とかは、いつもより長く寝たりとかしてませんか?

 

私は、仕事の日も公休日も、常に朝4時に固定していました。

仕事が早出の時には朝5時過ぎに出勤するし、遅出の時でも出勤までの時間を学習にあてる事が出来ました。

公休日も翌日の仕事に備えて、起床後学習を進めてから、夕方近くに色々と雑用をこなし、夜9時には就寝していました。

仕事が遅出の時も夜8時までには帰宅して、9時(遅くても夜10時まで)には就寝していました。

その方が、毎日のリズムが崩れないので、身体への負担がかからず、目覚まし無しでも、ちゃんと朝4時前後に起きる事が出来るのです。

そんな感じのメリットを職場の人に話しても、

「信じられない。何故休みの日はもっと睡眠をとらないのか?」
「家のおじいちゃんと同じ(リズムで睡眠をとっている)」

と、いじられてしまいました。

ただ単に、生活のリズムを2時間ずらしただけというイメージだったのですが、なかなか受け入れられませんでした。

そういっている人のリズムは、休みだったら遅くまで起きていたり、寝ていたり。
また家族関係上、夜遅くまで起きていらざるを得なかったり、準備のために早く起きたりしています。

色々と環境に作用されてしまう部分は大きいと思います。

ですが、出来るだけ起床時間の方を優先して固定しておいた方が良いです。


それは、一般的に言われる「ブルーマンデー」を防ぐことが出来るからです。


よく、予防策・解決策として精神論的な話が流れています。
「楽しい休日とツラい仕事の日とのギャップ」
「月曜日に大事な仕事を入れない」
「休日は穏やかに過ごす」
「受け入れる(?)」

といった感じです。

これらは、その原因の結果現れる感情です。

 

その原因というのが、起床時間の乱れです。

 

人間の身体は、ホルモンの作用に大きく影響を受けます。

睡眠の導入に影響を与えるメラトニン
睡眠中に分泌される成長ホルモン
起床時に作用するコルチゾール

主としてこの3種が挙げられます。

で、ここでお話しするのは、そのコルチゾールに関してです。

 

詳細を言うと、コルチゾールとは脳下垂体から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)からの指令を受けて、副腎皮質から分泌される糖質コルチコイドの一種であり、ヒドロコルチゾンとも呼ばれる副腎皮質ホルモンです。

働きとしては、睡眠においてコルチゾールは体内時計と連動して、朝の起床時に分泌量が最大になるよう調整されて活動するための準備を整える役割を果たしています。

 

ここでポイントなのが、体内時計と連動して、起床時に分泌量が最大になるようにコントロールされるという事です。

 

いつも同じ時間に起床しているとします。例として朝6時に起きるとします。

体内時計はそのリズムで働いていくので、コルチゾールがいつものタイミングでゆっくりと分泌されていき、時刻でいう朝6時に最大量になるようになります。

コルチゾールはストレスに対抗するためのホルモン、活発に活動するために必要なものであり、睡眠に関しては目覚めに関わります。
睡眠という快楽(に近い欲求)を妨げる事によるストレスを、コルチゾールがやわらげ、快適な目覚めへと私たちは導かれます。

 

余談ですが、このコルチゾールの働きによって起床前に血糖値が上昇するため、暁現象という状態が起こりやすくなってきます。

これにより糖尿病の方は、血糖値のコントロールが出来にくく(低下しづらく)なりますし、リウマチの方が寝起きに身体がこわばってツラいという事にも繋がります。

 

逆に、体内時計が乱れるとします。

 

いつもは朝6時に起床しているが、「たまの休日はのんびりとできるから、昼までに起きればいいや」というような感覚です。

で、いつもより4時間遅く、朝10時に起きるとします。

この時体内では、体内時計(体内のリズム)が朝10時が起床時間と修正されます。

その日の夜にいつも通りに寝ようとしても、体内時計がずれているので、少し眠りに入りにくくなる場合があります。(普段からの睡眠不足の影響を受けていない場合を指します。)

で翌朝、いつも通りに朝6時に起きようとしても、体内時計は朝10時の起床に備えてコルチゾールを分泌する準備を整えているので、血中ホルモン濃度は低いです。

 

寝起きで頭がボーっとしたりするのも、ここに大きな原因があります。

快楽(に近い感情)を妨げる目覚めというのは、大きなストレスであり、それを防ぐ手段がないので気持ち良く起床する事が出来ない事になります。

このストレスの習慣を続ける事で、この原因が「公休日の翌日は目覚めが悪い」から「公休日の翌日はストレスを強く感じる」となり、公休日の翌日は嫌な感情が生まれる状態が続くようになると、それが「ブルーマンデー」につながるという事になります。

こういったホルモンバランスの乱れが大きくなっていく(体内時計と生活リズムの誤差が大きくない)と、交感・副交感神経、自律神経のバランスの乱れに繋がり、不眠症睡眠障害・肥満・鬱病の原因に繋がる可能性が大きくなります。


こういった事からも、睡眠時間よりは起床時間の固定を優先した方がいいと考えます。

でも、途中で眠くなると思います。

その時は、合間を見つけて20分前後の仮眠をとりましょう。

あまり長くとると、そこから体内時計がずれていく可能性がでてくると考えるからです。

 


今回は、ここまで。