改善は重要
皆さん、こんにちは。
今回は、改善という事について、お話しします。
私がこの言葉を良く耳にし始めたのは、自動車メーカーのトヨタが工場で改善を積み重ねて、利益額や生産性を上昇させてるという事だったと思います。
かれこれ10年くらい前の話だったと思います。
皆さんの職場でも学校でも、何かしらの改善(悪い(劣った)ところを改めて、よくすること)に、何かしら関わっていると思います。
管理職レベルの立場にあれば、日々上司から言われているかもしれません。
私も、以前勤務していた時には、「生産性ランキング」なんてものがあり、あなたの事業所なら、これくらいでないといけないというような、分かるような分からないようなダメ出しを頂いてました。
あくまでも目安なので、そうすれば大丈夫というものでもなかったのですけどね。
でも、そうするための努力や犠牲はともかく、高い方が評価はされやすかったです。
もちろん、学習においても生産性は高い方が良いです。
何が正しいという絶対的な基準はありませんので、各々がどこを目指すかによって、各自で計算され、評価されていきます。
例えば、問題20問解くのに、15分かかったとか、参考書30ページ進めるのに、30分かかったとかです。
おそらくですが、「ある作業を、どれだけの時間でやれたのか?」という「時間」を基準にする場合がほとんどだと思いますが、どうでしょうか?
その評価のためにも、作業時間や作業量をチェックしていくのは大事だという話を、以前に記事にしました。
今回は、その中身の方です。
皆さんは、仕事をする中で、作業をどれだけ早く終わらせるかについて、いろいろ試行錯誤されていると思います。
作業の工程を減らしたり、加熱の順番を変えてみたり、いくつかの作業をまとめてやったりとかです。
私も、過去にいろいろやって、結果は良かったり、悪かったりしました。
でも、どう転んでも、私自身の経験としてはプラスになりました。
理由は、こうしたらどうだろうか?こうしてみたらどのようになるのだろうか?という考えを実際にやってみて、検証する事が出来たからです。
もっと言えば、このようにすれば、恐らく間違うのではないか?と思えるような事も実際に試しました。
そしてそれは、良くない結果を引き起こしたのですが、「それを実際にやると、こういう悪い結果になってしまう」という事を、実際に経験する事ができたからです。
その経験は、何かしらの判断をする時に、確信をもって選択肢から排除できるようになるし、教育時の失敗事例として使う事が出来るからです。
勉強においても、こういった検証は重要です。
それも、今ぐらいの勉強を始めた時くらいのほうが、より重要度はアップします。
なぜなら、それによって以降の学習作業量に大きく影響を与えてしまうからです。
勉強開始初期に、問題100問解くのに、300分かかったとします。
その後テスト直前期には、140分になりました。
初期と比べたら半分以下ですし、1問あたり約70秒。本番のテストでも間に合う時間になりました。
でも、これで満足していると危険です。
見直しの時間が10分も取れないからです。
本番の時間をどのように使うかという事で、大きくかわります。
私は当初から、「一つの問題に30秒以上時間をかけない」というルールをきめていました。
もちろん、学習開始初期は無理です。でも、これを早く実現するために、繰り返し問題を解きました。
それを習慣づけていき、模試や本番では、30分以上見直しの時間を作る事ができていました。(見直しによって5点アップする事ができました)
学習初期から高い意識を掲げていたから、そして、それを実現するために、少しづつ検証しながら進める事が出来たから、実現出来た事です。
自分が取り入れている学習方法が、自分にとっては「ベスト」かもしれませんが、周りから見たら「グッド」、ひょっとしたら「バッド」になっているかもしれません。
そのためにも、出来るだけ高い目標を設定して、情報を収集し、周囲が良いという事は実際に検証してみて、自分と他人を比較しながら学習を進めていく事が、とても大事です。
学習後半になって、とても良い方法に出合っても、それまでの時間を取り戻す事はできませんからね。
今ぐらいの時期に、しっかりと視野を広げながら、学習に臨んでください。
今回は、ここまで。