姿勢が良いと、気持ちにも影響を与える
皆さん、こんにちは。
今回は、姿勢をよくすると、いい事が起きるという内容でお話しします。
唐突ですが、皆さんは鬱になった事はありますか?
もしくは、鬱になっている人を見た事がありますか?
イメージしてみて下さい。
鬱の人は、どんな格好になっているかをです。
鬱でなくても、しょんぼりと落ち込んでいる姿がどうなっているかを思い出すでもいいと思います。
恐らく、共通しているのは、肩を落とし、丸くかがみこみ、うつむいているという姿だと思います。
鬱の人は、ある程度共通した行動をとります。
そういう行動をとってしまう「習慣」を身につけてしまったのです。
つまり鬱というのは、鬱になりやすい行動が習慣化してしまったために、そういう状態を引き起こしたという事です。
鬱という感情は、鬱になりやすい行動が招くという事で、行動が感情を引き起こした結果という事になります。
試しに、身近に鬱で悩む人に、「顎を上げて、上を向いた状態をキープしたまま、鬱になって下さい。」と話してみて下さい。
絶対なれないです。
「スキップをしながら」とか、「ダンスをしながら」とかでも良いです。
先述した、「肩を落とし、丸くかがみこみ、うつむいている」という状態を作らないで鬱になってくれといっても、出来ないのです。
逆に、元気でパワフルな人をイメージしてみて下さい。
「声が大きく、胸を張り、堂々として行動力」があるとか、いろいろ出てくると思いますが、この3つに絞ります。
彼らに共通するのは、前を向いている(うつむかず、胸を張って顔を上げている)所があげられると思います。
彼らも、こういった習慣を続けてきたから、それが身についているのです。
皆さんも、落ち込んでいる人を励ますときに、「顔を上げて」とか、しゃがみ込む人に、「とりあえず立って」といった言葉をかけた事はありませんか?
理由は、そうすれば元気になる(鬱にならない・落ち込まない姿勢を取らないで済むようになる)というのを(潜在的にかもしれないし、傾向としてかもしれませんが)知っているからなんですね。
そういう姿を見たくないという感情的な理由からかもしれませんが。
余談ですが、街を歩いている時に、手を横に振りながら歩く人をちょくちょく見かけます。
説明は少し難しいですが、極端に言えば、欽ちゃん走り(←知ってますか?)のような感じで腕を前にして左右に手を振りながら歩く姿です。
人ごみの中でもされている場合もあるので、危なく感じますが、それが女性だったりする場合がほとんどなので、大きなお世話かもしれませんが、「もったいないな、せっかくの魅力が薄れてしまうな」と感じてしまいます。
なぜそのように歩いてしまうのか?
肩首から方にかけての骨の位置を前方にもっていっているから、猫背(前かがみ)になっているからです。
個人的には胸を張って歩く方が、健康的で、周囲よりも引き立った印象を受けるので、魅力的なのになと思っています。
話を戻しますが、なぜ鬱になるかというと、詳細はいろいろあるかもしれませんが、
「動かなくなることで血流やリンパの流れの低下、呼吸が浅くなり血中酸素の減少、腹圧がかかり内臓が圧迫され負荷がかかる。」
こういった事が繰り返されて鬱の状態が酷くなっていくのです。
皆さんも、学習をしている時、なかなか知識が頭に入ってこず、沈んだ気持ちになった事はありませんか?
その時に、どんな身体的な状態を作っていたでしょうか?
かがんでいたでしょうか?猫背だったでしょうか?
呼吸は浅かったでしょうか?
じっとし続けていなかったでしょうか?
それを解消する動きはどうだったでしょうか?
両腕や背筋を伸ばさなかったでしょうか?
大きく伸びをしなかったでしょうか?
立ち上がったりしなかったでしょうか?
大きな声を出したりしなかったでしょうか?
机と目の距離が近すぎるほど、前かがみになりやすくなるので、心理的な影響を引き起こしやすくなりますし、内臓を圧迫しがちになります。
内臓を圧迫すると、胃の消化を妨げたり、腸内の動きが悪くなり、ガスがたまってお腹が痛くなってきたりします。もちろん便通にも影響します。
私は、栄養士専門学校に通っていました。
そこは、大部分が高校卒業後入学したという人がほとんどですが、中には大学を卒業後、いろいろあって入学した人もいます。私よりも高ランクの大学卒の人もいました。
そういう人の授業風景を見ていると、背筋はずっと伸びたままなんですよね。
もちろん、他の成績上位者も、同様に良い姿勢を保っていました。
この部分は、共通しているので、自身に取り込む方が良い内容ではないかと思います。
皆さんも、なにか落ち込んだり悲しむような気持ちになってしまったら、「顔を上げて胸を張る」という事をやってみてください。
あと、そういう気持ちにならないように、普段から背筋を伸ばす事を意識して行い、習慣作りにチャレンジしてみて下さい。
今回は、ここまで。