管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

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暗記とリズムの関連性は、とても強いです

皆さん、こんにちは。

 

今回は、前回の続きで、暗記を効率良くするためには、どうしたらいいかについて、お話しします。

 

前回は、目標と競争意識の話にふれました。

で、続きです。

 

私は、前回話した目標設定と競争意識以上に、ここが一番のポイントだと考えています。

 

歌には「リズム」があります。

 

リズムに合わせる事で、もちろん音を外さないようにするという事もありますが、抑揚をつけた方が頭に入りやすいのです。


そして、次に重要なのが、「動き」です。
振付をしながら歌うのは、練習初期は大変ですが、サビの部分は結構覚えやすいと思います。
サビの部分は、曲でも一番の盛り上がる場所なので、視覚と聴覚を使って一気に集中力が高まっているタイミングになり、印象に残りやすいです。
うまく歌えなくても、サビ部分の振付の一部分は覚えてたりします。
例としては「YMCA」とか、「UFO」とかですね!!(←もっと古い)

覚える歌詞に対応した振付をしながら覚えようとすると、より早く頭に入りやすく残りやすくなります。
理由は、動きや歌詞を確認するための視覚、リズムや歌詞を確認するための聴覚、リズムと動き(振付)を合わせるための動き(触覚)という、
身体の五感のうちの3つの感覚をフル回転させているからです。

ここに何かしらの香り(嗅覚)が加われば、その香りをかいだだけで記憶が呼び起こされるという事も起こり得るのですが、それはまた別の機会にしておきます。

 

お経で有名なものの一つに、「般若心経」があります。
それにもリズムはあります。

お経を聞いていると(あまり機会が無いかもしれませんが)、スピードはある程度一定のような感じがしても、言葉にアクセントや音の高低、息継ぎのタイミング等、リズムがあります。
木魚を叩いたり、鈴を鳴らしたりもします。
それらを組み合わせる事により、あれだけの長いお経をいくつも読むことが出来るのだと思います。

 

笑福亭鶴瓶(敬称略)という落語家(タレント?)の話です。

彼は年に一度、釣瓶話という公演をされています。

2時間一人で落語をするという事を、5日間行います。

しかも、その5日間は、全て日替わりです。

あるテレビ番組の中で、どのように落語を覚えているかという質問に対し、

レコーダーに自分が喋っているのを吹き込んで、タクシー・飛行機の移動中、それをずっと聞いている

移動中はあまり大きな動きは出来ないので、動きを小さくしつつも本番をイメージしながら、演目をぶつぶつと呟く

 

をされているそうです。

事前にCAの方や運転手の方に事情を説明してから練習をするそうですが、それを知らない乗客には、よく不審者に間違われるそうです。

 

また、お笑い芸人に「ロザン」というコンビ名で活動し、京大卒でクイズ番組にもよく出演されている方がいます。
宇治原史規(敬称略)という方ですが、あるテレビ番組でどのように暗記をしていたかという質問に対し、
「バスケットのシュートの動きに合わせて、古文の活用を覚えていた」と話していました。
詳しく言うと、「あり・おり・はべり・いまそかり」というラ行変格活用を覚える時です。
シュートのフォームには、ボールを構える・ぐっとかがんでジャンプするためのエネルギーを作る・ジャンプする・腕を伸ばしてリストを利かせ、ボールにパワーを伝える
と、これが絶対ではないですが、例として4つの動きとします。
この「構える」に「あり」、「かがむ」に「おり」、「ジャンプ」に「はべり」、「ボールを放つ」に「いまそかり」をあてはめて、動きながら繰り返して覚えたそうです。
「今でもこの動きで(この活用を)思い出す。」と話をされていました。

 

私も、動きまではしていませんでしたが、単語に独自のリズムを付けたりしました。

「セルロプラスミン」という言葉がどうしても覚えきれず、お笑い芸人の桜金造(敬称略)が独特の動きをしながら、「おやまゆうえんち~」というCMをされていました。(←だから古いって)
その「おやまゆうえんち~」のリズムにあてがって、「せるろぷらすみん~」と繰り返していたら、逆に頭から離れなくなりました。
今でもそれが頭の中によみがえってきます。


どうでしょうか?
こういった

 

みんなの前で歌うという目標
他の人より先にという競争
音楽に合わせて歌って踊るというリズム

 

この3つが揃ったら、覚えるという行為は、とてもスムーズに出来るのではないでしょうか?
しかも、このあとには、みんなの前で歌えたという「達成感・満足感」というご褒美まで待っています。


この仕組みを、学習にも取り入れます。

 

テストで良い点をとるという目標(本番でなくても、ミニテストや模試でもいいです。)
他の人よりも良い点をとるという競争
視覚・聴覚・触覚をフルに使ってリズミカルに覚える

 

そして、その先に達成したご褒美として、テンションが上がる事を準備しておく。


好きなものを食べるとか、趣味の時間を1日つくるとかです。

こうすれば、スムーズに暗記しやすくなるのではないでしょうか?

 

逆に、絶対やらない方がいいのが、この逆の行為です。
読んで覚えようという時に、同じ速さで、言葉の抑揚が無く、少しの刺激もなく、何も感情を生みださず、何かしらのイメージする事のないまま、ただ言葉をなぞるという行為です。
長文とかを読んでいると、意外とやってしまいがちです。
そういう場合は、無理にでも言葉に抑揚をつける(声の大小でもいいです)と、刺激となって頭に残りやすいですよ。

 

 

今回は、ここまで。

 

それでは、また次回にお会いしましょう。