管理栄養士国家試験合格に向けてチャレンジする人を応援するブログ

独学で学習を進める人をはじめ、受験勉強中の悩みを解消するための情報をお伝えしていきます。

自分のやる気を高める方法の一例

皆さん、こんにちは。

勉強に苦も無く取り掛かる事が出来ているでしょうか?

「分かっているけど、どうしても持続しない」

という様な状況に陥ってないでしょうか?

 

「中だるみ」

という言葉もありますが、なかなか勉強開始当初の感情を持ち続けるのは難しい事が多いと思います。

皆さんは、どのようにして、やる気を持続させているでしょうか?

 

私が受験生当時、一番必要だったものがありました。

「ライバルの存在」です。

 

独りで学習をしていると、なかなか「比較対象」とする人が近くにいないため、「自分の勉強方法やペースは効率が良いのか?悪いのか?」という部分で、どうしても比較検討がしづらい状況となります。

私が受験仲間を見つけたのは、12月過ぎくらいに、栄養士専門学校時代の級友が受験に臨んでいて、色々な情報交換をする事が出来ました。

その時に慌てて模試の申し込みもしたのですが、合格を手にするために、とても重要なプロセスだったと感じています。

 

皆さんには、ライバルと言わないまでも、同じ目的に向かっている勉強仲間がいるでしょうか?

もし、いるのであれば、可能な限り自分よりも意識が高い人の近くにいる事が、より合格に近づきやすくなります。

どうしても、自分の学習(独学)というのは、自己満足に陥りやすいです。

「これくらいやれば、大丈夫だろう」という考えが生まれやすく、自分を追い込む事という事が、なかなかうまくいかないです。

この一つの理由として、「自分よりも努力をしている人を知らない」ために起こりやすいという事が挙げられます。

自分の世界(経験則)しか知らないため、「自分が精一杯努力している」と思えば、それが正解になってしまうのです。

ですが自分よりも凄い人、尊敬できる存在がいればなおさら良いのですが、そういった人がいれば、「自分も頑張ろう」とその人のパワーを受け取る事が出来るのです。


私が参考したのは、あるテレビ番組の中のワンシーンでした。

その人は、アメリカのスラム街に生まれた女性で、小さい頃からシングルマザーに育てられていました。
ですが、その母親もエイズで亡くしてしまいました。
その母親はドラッグ依存で苦しんでいましたが、その女性に対して、「勉強をしなさい。そうすれば世界が変わるから」と、繰り返し話していました。
その女性は、学校に行っても学級内の治安も悪く、授業にならないような環境の中で生活していました。
そんな中、奨学金を利用した留学制度の話を耳にしました。

合格すれば、無償でとても素晴らしい環境で勉強を続ける事が出来ます。

ですが、例年応募者が殺到する中、2名という枠に対しての競争率は並大抵のものではありません。

彼女は母を亡くし、孤独な状況の中、その試験に臨みます。

働きながらです。

仕事で皿洗いをしながらも、目の前の壁にルーズリーフを貼り付けて、少しの時間を惜しみながら学習をし続けました。

そして面接があったのですが、その中で
・スラム出身である事
・孤独な身である事
といった事を正直に話し、勉強を続けたいという真っすぐな想いを、面接官にぶつけました。

結果、彼女は合格し、とても素晴らしい環境の中、勉強して学校を卒業したというような話を耳にしました。

 

その女性と、自分を比較しました。

「自分は、なんてぬるい環境にいるのか?」

「これだけ勉強出来る環境にいる事に感謝出来ないのか?合格するという恩返しができないのか?」

と自問自答し、やる気を引き出していました。

 

かなり前の話なので、上記の女性の話の記憶が薄れている部分もあるかもしれません。

ですが、周囲と比較して、意識の低さを実感出来れば、そしてその人が尊敬出来るような対象であれば、必ずパワーを手に入れる事が出来ます。

 

皆さんの周囲には、尊敬できる人はいるでしょうか?

いないなら、作ってしまえばいいです。

その人の背中を追いかけるという事で、勉強を続けるという心理的な障害を低くする事は可能ですから。

 

苦しい時期かもしれませんが、学習を続け、合格という最高の喜びを手にして欲しいものです。

 

今回は、ここまで。

応用力試験に特化した勉強をしていますか?

皆さん、こんにちは。

今回は、応用力試験についてです。

何度か繰り返していますが、引き続き提案させていただきます。

 

オプション講座でも、「応用力試験対策」という事で、テキストを販売したり、キャンペーンを張っている所は多いようです。

ちなみに、某セミナーの受講料を確認してみたら、「14,580円」(!!)と、結構な額を提示されていますね。

朝9時30分から、16時30分まで。

休憩が有ったり、講師の自己満足の近況報告といったありがたい話があると思うので、実質5時間程度の講義になると思います。

定員としては各会場の合計で140名の募集ですから約200万ですよ。

 

羨ましい。

いやいや、そうではないです。

 

さて、実質5時間の講義で、約1.5万円です。

他では、応用力試験が好きになるセミナーと称して、約5時間の講義で1万円のコストがかかるようです。

 

受験生の皆さんだったら、受講しますか?しないですか?

 

私はしませんでした。

理由はいくつかあります。

 

・高額である事

・受講した所で、点数アップにつながるという確証がない事。

・仕事をしているので、公休が取れるかどうかの確証がない事。

・移動や受講時間に時間を費やすよりは、少しでも自分の弱点を潰す時間に費やす方がメリットが大きい事

・模試で合格ラインを超える事が出来なかったため、応用力以前に基礎を固めないといけない状況であった事

・慣れない移動と知らない場所での講義と人ごみの中にいる事で、体調を崩すリスクを高めたくなかった事

・自分が中年男性であり、受講者の大部分は女性であるため、居心地の悪さを感じると予測した事

・モチベーションは高かったので、その環境に飛び込んで、パワーをもらう必要が無かった事

・自分で学習の進め方を確立していたので、そもそも不要だったという事

 

ざっと挙げましたが、こんな感じの状況だったため受講しませんでした。

この中で大きい理由は、「高額・費用対効果を感じにくい」という事と、「女性の中にポツンといる状況」に耐えられないだろうという事の2つですね(笑)。

 

さて、過去の応用力試験をチェックしていましたが、基本、何が出るかは分かりません。

出題者のきまぐれ(?)で、どんな趣向で出題されるか大きく左右されるのではないか?という感じの印象を受けます。

ですが、あまりにも突飛な問題ばかりだと出題者は叩かれてしまうので、ベース(基本)を抑えていれば解ける問題と、「何だこれ?」という問題に分かれていると考えています。

 

皆さんは20問の問題のために、幅広い範囲を抑えるように学習をするという事になるのですが、はたして、応用力試験のために学習をするのが、効率の良い方法なのだろうか?という事なんです。

 

試験問題は、全部で200問です。

 

そのうちの20問が応用力試験となるのですが、皆さんは、残りの180問で、合格ラインに立てるのかどうか?という所を判断材料にしてほしいのです。

 

それで160問程度確実に正解を選択できるというのであれば、対策講座を受けても受けなくても良いと思います。

だって、必要無いですから。

200問中、120点以上取れば良いだけですから。

 

満点を目指す必要はありません。

 

心配だったり、緊張感を高めたいのであれば、受講すれば良いと思います。

 

ただ、それ以外の方であれば、受けない方が賢明です。

基礎が出来ていませんから。

「来年を受験本番と考えているから」という人もいるかもしれません。

それだったら、応用力対策ではなく、各社の模試を受験して、問題に慣れれば良いと考えます。


応用力試験は、基本、何が出題されるか分かりません。

たった20問のために、試験前の貴重な時間と費用を投資するのですか?

受講したら、復習もしないといけないです。

そんな時間を確保できますか?

それだったら、さっさと自分の弱点を確実につぶす方が効率が良いです。

それがつぶせたら、応用力問題も解けるようになりますから。

応用力試験は、「180点満点の問題に20点分の加算の可能性がある」というおまけ程度に捉えるくらいで丁度良いと思います。

 

「中途半端な知識を広く持つ」よりも「少しづつでも確実な知識を着実に得ていく」事が大事です。


難易度の高い『応用力試験』を解くためには、文章を読み解き、考える力が必須となります。応用力試験で高得点を取りたいなら、『応用力試験』対策講習へ!


という呼び込みがありますが、たった6時間程度の講義で、文章を読み解き考える力を必須レベルまで高める事が出来るとするのが間違いです。

こういったオプション講座は、「特効薬では無い」です。

全ての問題を解決するものでもありません。

受講したからと言って、何の努力もしていない人が、20問中10点以上取れる確証等ありません。


私は、「各学校・会社が準備する応用力試験対策講座は、受験生には必要のないもの」だと考えます。

 

そもそも、私は「応用力対策」の勉強の仕方が分かりませんでしたが、皆さんは、分かりますか??

私は応用力試験の過去問を単発で2周しかしませんでしたが、試験本番で20問中14問正解しました。

それ以外の学習時間は、ずっと基礎部分を勉強し、弱点を潰すのに費やしていました。


皆さんは、試験前の大事な時期を、周囲に振り回されてペースを乱されない事を最優先に決断・行動して欲しいと、切に願います。


今回は、ここまで。

オプション講座は模試で150点以上取っている人か50点以下しか取れなかった人が行けばいい

皆さん、こんにちは。

 

試験本番まで残り約100日という話をしましたが、進捗はいかがでしょうか?

なかなか結果が出ないとしても、日々の積み重ねで一気に合格圏内に入る事も出来るので、頑張って欲しいものです。

 

さて、今の時期となると色々と資格学校ではアプローチを始めます。

冬期講習とか、直前対策とか、応用力試験対策というような、「オプション講座」参加のお誘いです。

 

皆さんは、受講される予定ですか?されない予定ですか?

 

それについては、皆さんの「現状による」という事になります。

受けたければ受ければ良いと思いますし、受けたくなければ受けないで良いと思います。

ですが、「受けるか受けないか」の基準はしっかりとしないといけないと考えます。

なぜならオプション講座を受けるにしても、「コスト」がかかるからです。

単純に「お金」の問題ではないです。

その点については、大した問題ではありません。

試験前残り100日という、これからとても貴重な時間に変わっていきます。

この時期をどのように過ごすかで、合格にも不合格にもなってしまうからです。

 

では、どんなコストか?

「時間」です。

 

受講するには、それを受講するための「時間」が必要です。

ただそれだけでなく「受講するための移動時間」が発生します。

それ以上に、「受講した内容を身につけるための、復習に要する時間」というとても重要なコストが発生します。

 

また受講をするとなると、環境が変わります。

普段使わない交通機関を使ったり、移動をしたり、受講はだいたい1日かけて行なうと思いますので、長時間の講義になると思います。

気分転換となればいいのですが、人ごみの中をウロウロし、体調を崩したりしてペースが乱れてしまうと、まるで意味がなくなります。


さらに、上記のタイトルの通り、合格ボーダーライン上の人は、受けない方がいいと思います。

そんな事をするのであれば、さっさと基礎を固めてミスを地道につぶす方が、合格率が確実に上昇するからです。

オプション講座を受けたところで、学習の成果は加速しません。

受講してからどうするか?という事がとても大事です。

また、自分の弱点を全てつぶせるわけでもありません。


受講した内容が、

「自分が身につけている内容が5割、不得意な内容が5割」だったとします。

それだったら、その時間の全てを「自分の部屋で不得意な内容を習得するための時間に10割あてる」方が、学習効率は飛躍的に上がります。

あくまでも、受講内容は「企業側」が「不特定多数」を対象に開催するものであって、「あなたの弱点を克服するために行なうものではない」というものです。

 

ですので、オプション講座は

「確実に合格圏内の人が、復習をする事で、弱点を見つけ出す場所」

であり、

「学習内容がそもそも理解ができておらず、学習するポイントを学んだり、来年度に向けて必要な知識や刺激を受けるための場所」

であると考えています。

どうしても受けたいなら受けていいんですが、ただ、「友達の付き合い」とか、「皆が受講しているから」というような理由で受けるのであれば、無駄です。

 


こういった判断基準で自分にあてはめて、受講するかどうかを考えたらいいと思います。

 

以上です。

残り約100日程度ですね

皆さん、こんにちは。

 

もう11月も終わりに近づいています。

試験まで、あと100日を切ろうとしています。

皆さんの学習進捗は、いかがでしょうか?

 

かなり焦っている人もいれば、マイペースで着実に進めている人もいると思います。

皆さんはどちら側でしょうか?

 

受験当時の私はと言うと、かなり危険な状態でのマイペースな学習進捗を行っていました。

どれくらい危険かと言うと、当時は3月下旬に本試験が実施されていましたが、その年の1月中旬から下旬にかけての模試で100点ちょっとしか取れず、合格ラインを下回っていたくらい危険な状態でした。

しかも、栄養士として勤務していましたし、かなり学習に割く事が出来る時間も、現役学生と比べたら、かなり少ない状況でした。

ですが、残り2カ月程度(約60日)で、そこから追い込み、130点台まで持っていき、無事合格する事が出来ました。

 

幸運だったと、今でも思っています。

 

皆さんには、まだ100日も時間が残されています。

私と同じような状況だったとしても、不可能ではありませんので、学習を進めていきましょう。

 

ただ、私も残りの60日となるまでの期間、やみくもに学習を進めていたわけではありません。

学習当初より抑えていたのが、

・配点が高い所から、しっかりと点数を取れるようにすること。理解を高める事。
・苦手科目は、基本的に当初より苦手意識をなくすよう努める事。
・隙間時間に学習効率を高める事が出来るよう、前準備を進めて置く事

を念頭に学習を9月から開始していました。

 

皆さんは、いかがでしょうか?

 

私は、どうしても「仕事」で時間を多く奪われてしまうため、隙間時間をどう利用するか?という事を追求していきました。

そのため、休みの日を利用して、手間がかかる内容を休みに日に実施し、隙間時間はひたすら問題を解いたり暗記・復習をする時間にあてました。

隙間時間に効率良く学習を進めるため、休みの日に単語帳にいつもつまづく所をまとめる時間にあて、隙間時間はその単語帳をめくるだけの時間にあてたりしていました。

それをやり続けた結果での残り60日間であり、後は、その膨大(?)に残っていた単語帳の山を、少しでも減らしていく時間にあてていました。

その単語帳は、自分が身についていない知識の山ですので、これが少なくなればなるほど自分の知識が増える事になります。

目の前にやる事がしっかりと残っているので、愚直にそのインプット作業を進める事に集中しました。

これだけをやり切れば、絶対合格出来るという確信も、なぜか生まれていました。

期間だけを見たら、余裕だと感じたり、ヤバいと感じたりすると思いますが、実際は、

 

「それまでをどのように過ごしてきて、試験当日までにどのように過ごすのか?」

 

を明確にすればするほど、合格に近づくのだと考えています。

 

何も準備していない人が、「残り3カ月の勉強で合格出来る」というサイトもあったりしますが、それまで培ってきた知識が残っていれば有利ですが、何もない状態からスタートしても合格出来るかと言われれば、かなり難しいと思います。

 

ですが、まだ100日程度が残っています。

まだまだ時間は残されています。

 

やるべきことを少なくして、「これだ!」という方法を選択し、学習を進めてみてはいかがでしょうか?

今回は、ここまで。 

勉強中の音楽について

皆さん、こんにちは。

今回は、学習中の音楽についてです。

 

皆さんが学習している時は、どんな音が流れていますか?

お気に入りの曲ですか?

クラシックですか?

作業音ですか?

何も聞いてないですか?

カフェで勉強中にイヤホンで音楽を聴きながらしている人もいるし、しないまま作業をしている人もいます。

また、図書館や自習室では、とても静かな環境に近いと思います。

 

皆さんは、どの環境の時が集中出来るでしょうか?

 

以前話をした、「視覚から得られる情報」については、同じような環境下である方が、周囲からの刺激を受けて、モチベーションが捗ります。

ですが、聴覚は少し変わります。

周囲からの音の刺激が無ければないほど、それが気になりだして集中しづらくなるという事が、非常に多いです。

 

私は、学習の時は基本は自室で行っていたのですが、可能な限り窓を開けて学習をしていました。

その方が、外からの音を取り入れる事が出来るからです。

 

風が木々を揺らす音
鳥の鳴き声
近くを走る車の音
通行人の話し声

 

車のクラクションだったり、絶叫・怒号だったり、あまりにもけたたましい音量だと、意識がそっちに持っていかれてしまうのですが、単発であり、耳障りにならない程度の音量であり、話し声も「何かを話しているが、言葉を聞き取れない程度、または怒りの感情でなく、喜びの感情で話をしているように感じられる」くらいの音量で話してくれると、とても集中力が持続しやすくなります。

 

今からの時期は寒くなるので、窓を開放するのは少し難しいです。

そんな時は、「作業音楽・環境音楽」を聴いています。

YouTubeでも様々なものがありますが

例えば、

焚き火の音3時間版 https://www.youtube.com/watch?v=tSRPt3QWE4s

作業用・睡眠用 夏の音https://www.youtube.com/watch?v=2hRpZSviZag

【癒し系】自然音 雨の森https://www.youtube.com/watch?v=eN9razXbrLw

といったものをよく聞いています。

ある程度の単調なリズムであり、音程に差があり過ぎないもの

言語がハッキリと認識できないもの

という事をテーマに選んでいました。

あと、「広告で映像が切り替わるもの」は避けるようにしていました。

 


好きな洋楽メドレーやアニメのサビメドレー、また、ユーロビートのような重低音がガンガン効いているような音楽だと、なかなか集中出来ません。

好きな音楽だと、そして言葉がハッキリと聞き取れる歌であると、それに意識を持っていかれ、集中力が低下し、学習効率が低下するからです。

ただの作業をするのであれば気分転換として優れてると感じますが、暗記やインプット作業が必要だと、そのような音楽は邪魔でしかないのです。

 

実際、ある自習室でも、BGMとしてクラシック音楽を流していた所、「集中出来ない」と非難の声が上がったそうですが、それを雨の音のような自然音に変えたところ、そのような不満は上がらなくなったそうです。

皆さんも、上記のような音楽を試してみて、自分に合うものを探してみてはいかがでしょうか?


今回は、ここまで。

 

暗い部屋では視力が低下するのか?

皆さん、こんにちは。

前回、部屋の照明を手元だけにすると、余計な情報を取り込まなくて済むので、集中して勉強するのに効率がいいという話をしました。

ただ、これには障害が大きく、周囲からほぼ怒られます。

「部屋が暗かったら、眼が悪くなる!!」

という感じです。

今回は、下のサイトを参考にしたいと思います。

www.nakanosyoumei.com


部屋の暗さが視力低下の原因であるという科学的な根拠はありません。
最近では、視力を低下させる原因は「近くの物を長時間見続けること」だという説が有力視されています。
人が物を見る時には、毛様体という筋肉の収縮によって水晶体の厚みを調節し、対象物にピントを合わせています。
しかし、近くにある物を見続けると毛様体が収縮した状態のまま固まってしまいます。
その結果、遠くの物を見ようとしても見えづらくなったりとピントの調節機能が衰え、近視や弱視など視力の低下につながるとされています。

暗い場所で物を見ることに全く問題がないのかと言ったらそうではありません。

人間の目は、瞳孔によって目の中に入る光の量を調節しています。
暗い場所では、少ない光を取り込もうとして自然と瞳孔が開きますが、この状態が続くことは目に負担を与えます。
また暗い場所では物が見えにくいので、読書や勉強をする時には無意識に本やノートに目を近づけることが多くなります。
つまり暗いことが直接の原因ではないにせよ、「近くの物を長時間見続ける」機会が増えることが視力を低下させる原因になり得ると考えられます。

また瞳孔は光の量を調節しているため、暗い場所では開きますが、光を発するテレビやPCを見る時には閉じようとします。
つまり、暗い部屋でテレビを観たりPC作業をしていると、瞳孔が頻繁に開いたり閉じたりすることになり、知らず知らずのうちに目を酷使してしまうのです。

 


という感じです。

視力を低下させる要因としては、

・同じ所をじっと見続ける事
・暗い場所(だけではないが)で光量の変化が大きい事
・距離が近い事

後は遺伝とかの影響というのもあるのですが、それは置いておきます。

 

映画館でも暗い状況で、光量(明るい・暗い)の変化も大きいのですが、遠くの画面(大きいですが)で見る事が出来るため、「映画館で映画を見る=目が悪くなる」と騒ぎ立てる人はいない(少ない)と感じます。

そんな理由で「行くな」という人はいないでしょうし、商業的な理由でも話す団体もいないのではないかと感じます。

 

視力が悪くなる要因の大きなものは、現代では「スマホ」だと思います。

他の利用者を見ればわかる通り、画面と目の距離は近い事がほとんどです。

本を見る時でも、「30㎝以上離してみなさい」とか、「姿勢を良くしてみなさい」と言われたことがある人もいると思います(私はそうでした)。

スマホでは20㎝も離れてないと思いますし、もっと近いと思います。

そんな距離感で画面を見続け、スマホが発する光源の変化もゲームをしているのであれば大きいと思います。

しかも、スマホ中毒という言葉があるように、数時間、8時間、12時間と見続ける事も出来る人もいると思います。

 

眼が悪くなるに決まっているじゃないですか。


では、勉強の時はどうでしょう。

 

光の量は一定です。

テキストと目の距離は、姿勢よくすれば30㎝前後離れていると思います。

これで、「目が悪くなる」と、勉強をしない人などいないと思います。

部屋の電気を消したとしても、光源が手元だけになるだけで、しっかりと確保できます。

 

ただ、部屋の明るさ(昼か夜か)で、快適な明るさは変化します。

その時に役立つのが、「照明の光量調節機能」です。

2段階程度であれば、とても中途半端で、細かく調整が出来ず、負担がかかるのは分かります。

ですが、細かい調光が出来ると、それによる負荷を小さくすることが出来ます。


ここまでやっていれば、部屋の明るさだけが要因で眼が悪くなることなど考えられないです。

常に快適な明るさで学習出来ていますから。

ちなみに、私はそんな生活を3年以上やっていましたが、今も視力はともに1.5以上です。


細かく調光が出来る間接照明があるのであれば、集中して学習するのにとても有効な手法です。

ぜひ、試していって欲しいものです。


今回は、ここまで。

 

照明効果は、結構影響しますよ

皆さん、こんにちは。

前回の続きで、勉強中の照明についての話をしていきます。

 

皆さんは、勉強中の照明はどのようにしていますか?

部屋の明かりをつけて、手元が陰にならないように学習用の照明をつけて行なっていますか?

 

私の場合を話しますが、部屋の照明は付けず、夜なら室内は真っ暗な状態で、手元の照明だけを明かりとして学習を進めていました。

 

理由は、2つあります。

一つは、部屋が明るい状態だと、色んな情報が目に飛び込んできます。

机近くの漫画本や、棚にたまった埃、散らかった部屋。

そういった情報が、部屋が暗いと当然見えなくなります。

余計な情報が入ってくると、「漫画本読まなきゃ」とか、「部屋を掃除しなきゃ(片付けなきゃ)」という意識が生まれてしまいます。

そうすると、その意識が強く大きくなっていき、勉強しないと・・という想いが小さくなり、片付けしなきゃという想いが強くなって、学習効率が低下してしまうという事です。

それを防ぐために、部屋の照明を落とすと、手元だけの情報しか入りません。

視界が狭まってしまうので、そこだけに集中しやすくなるし、周囲の情報による影響を受けにくくなっていきます。

これがもう一つの理由です。

私は、早朝5時前より学習を開始していました。

夏場はともかく、冬場は学習開始時は部屋は真っ暗です。

そんな中で学習を開始して、いつの間にか周囲が明るくなっている状況に気付く事が出来ます。

ゆっくりと部屋は明るくなっていくのですが、その変化に気付かない状態であれば、それだけ集中して学習を進める事が出来たと、一つの成功体験を得る事が出来ます。

逆に、昼過ぎから勉強をしていて、いつの間にか周囲が暗くなっている時の状況でも、同じ体験を得られやすくなると思います。

私は、この瞬間が好きでした。

そのタイミングに出くわした時は、たまにビックリしますが、「没頭出来たな」と思えますから。

 

皆さんは、映画館で映画を見た事があると思います。

これが同じように作用するのですが、映画を見ている人の光源は、映画の映像が大部分です。

だいたい2時間前後の時間を過ごすと思いますが、集中してみていると思いますし、あっという間に時間が過ぎていると感じていると思います。

その効果を、視界を光源を少なくすることで学習でも利用しようというのが狙いです。


ただ、問題が一つあります。

非情に評判が悪いという事です。

 

実家でその方法を行っていたら、部屋が真っ暗なのに不審に思った両親が度々扉を開いて、「目が悪くなる!!」と激怒されたので出来ませんでした。


皆さんは、映画の見過ぎで目が悪くなったという人を知っているでしょうか?

そもそも、光源が少ない状況で勉強をすると、眼(視力)が悪くなるのでしょうか?


次回は、その話に触れていきます。

 

今回は、ここまで。