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肥満と代謝疾患の栄養アセスメントと栄養ケアについての問題その2 4問【管理栄養士国家試験過去問解説】

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A.超低エネルギー食(VLCD)に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.対象は、BMI35.0以上とする。
2.治療食は、外来通院で開始する。
3.期間は6カ月継続する。
4.目標エネルギー量は、1,000㎉/日に設定する。
5.たんぱく質の必要量は、0.8g/㎏標準体重/日に設定する。

 

 

B.糖尿病治療に関する記述である。誤っているものを1つ。

 

1.糖尿病食事療法のための食品交換表を用いて、栄養食事指導を行う。
2.カーボカウントを用いて、インスリン量を決定する。
3.有酸素運動は、インスリン抵抗性を改善する。
4.α-グルコシダーゼ阻害薬は、肝臓での糖新生を抑制する。
5.超速攻型インスリン注射は、食後血糖値を改善する。

 

 

C.標準体重である2型糖尿病患者で、1400㎉/日が指示された。合併症は認めていない。この患者の1日あたりの目標栄養量である。正しいものを1つ。

 

1.炭水化物量70g
2.たんぱく質量60g
3.脂質量110g
4.食塩相当量12g
5.食物繊維量10g

 

D.54歳女性。現体重52㎏、標準体重50㎏、事務員(軽労作)。合併症のない2型糖尿病と診断された。この患者の1日当たりの目標栄養量の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

 エネルギー  たんぱく質   脂質
1.1500㎉ ――― 60g ――― 40g
2.1500㎉ ――― 80g ――― 60g
3.1750㎉ ――― 60g ――― 40g
4.1750㎉ ――― 80g ――― 60g

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて回答と解説。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


A.正答1

 

1.正答
対象は、BMI35.0以上とする。

 

2.
治療食は、「入院治療」で開始する。

 

3.
期間は「短期間の実施が望ましい」。

 

4.
目標エネルギー量は、「600㎉/日」に設定する。

 

5.
たんぱく質の必要量は、「1.0g/㎏標準体重/日以上」に設定する。

 

超低カロリー食療法(very low calorie diet)
高度肥満症(BMI 35.0以上)の治療に用いられる、1日600 kcal以下という極端な低エネルギー食。
絶対的なエネルギーの不足によりケトン体が蓄積し、アシドーシスを生じやすい。身体に与える影響が大きいため使用は3週間までとし、医師の管理下で行われる。

<禁忌> インスリン治療中の患者

 


B.正答4

 

4.α-グルコシダーゼ阻害薬は、「消化管での糖吸収を抑制する」。

 

肝臓での糖新生を抑制する薬剤は、ビグアナイド薬。

 


C.正答2

 

1.
炭水化物量「175~210g」

 

炭水化物エネルギー比50~60%エネルギーとする。炭水化物70gの場合、
70g×4㎉÷1400㎉×100=20%エネルギーとなり、不足している。

 

2.正答
たんぱく質量60g

 

たんぱく質エネルギー日15%エネルギー程度とする。たんぱく質量60gの場合、
60g×4㎉÷1400㎉×100≒17%エネルギーとなり、適正量と言える。

 

3.
脂質量「31~38.8g」

 

脂質エネルギー比20~25%エネルギーとする。脂質110gの場合、
110g×9㎉÷1400㎉×100=71%エネルギーとなり、過剰となる。

 

4.
食塩相当量「7~8g」

 

5.
食物繊維量「20~25g」

 


D.正答1

 

 エネルギー  たんぱく質   脂質
1.1500㎉ ――― 60g ――― 40g

 

軽労作で合併症の無い2型糖尿病であることから、

 

エネルギー:25~30㎉/㎏標準体重/日
たんぱく質:1.0~1.2g/㎏標準体重/日
脂質:エネルギー比率20~25%

 

とする事が最適であるといえる。

 

 

今回は以上。

繰り返しが大事です!
何回繰り返すの?
正答を導きだすための理論を身につけるまでです。

頑張っていきましょう!!

肥満と代謝疾患の栄養アセスメントと栄養ケアについての問題その1 4問【管理栄養士国家試験過去問解説】

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A.成人の肥満に関する記述である。正しいものを2つ。

 

1.内臓脂肪型肥満は、内臓脂肪面積が100㎠以上をいう。
2.体脂肪量の評価は、血清LDL-コレステロール値を用いる。
3.減量により、血中レプチン値は上昇する。
4.超低エネルギー食(VLCD)は、医療監視下で行う。
5.エネルギーの摂取量は、35~40㎉/㎏標準体重/日とする。

 

 

B.肥満症に関する記述である。正しいものを2つ。

 

1.高度肥満症は、BMI30以上を言う。
2.高度肥満症の治療には、外科療法がある。
3.除脂肪体重の減少を目指す。
4.超低エネルギー食(VLCD)は、600㎉/日以下である。
5.VLCDによる治療では、乳酸アシドーシスを生じやすい。

 

 

C.45歳男性。事務職。身長170cm、体重75㎏、BMI26.0、腹部CT測定により内臓脂肪面積110㎠であった。血圧125/80mmHg。空腹時血液検査値は、血糖100㎎/dl、トリグリセリド140㎎/dl。その他、特別な健康障害はみられない。この患者の病態と栄養管理に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.肥満症である。
2.メタボリックシンドロームである。
3.脂質異常症と診断される。
4.エネルギー摂取量は、35㎉/㎏標準体重/日とする。
5.1カ月に10%の減量を目標とする。

 

 

D.超低エネルギー食(VLCD)に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.外来通院治療とする。
2.6カ月以上継続する。
3.インスリン治療中の患者は、禁忌である。
4.1,000㎉/日である。
5.水分摂取量を制限する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


続いて回答と解説。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


A.正答1と4

 

1.正答
内臓脂肪型肥満は、内臓脂肪面積が100㎠以上をいう。

 

<内臓脂肪型肥満>
肥満タイプのひとつで、腹腔内の腸のまわりに脂肪が過剰に蓄積している状態。比較的男性に多くみられる。

 

内臓脂肪型肥満を高血糖・脂質異常・高血圧などの上流に置き、内臓脂肪の蓄積を防ぐことが心臓病をはじめとする生活習慣病の予防につながる、と考えたのがメタボリックシンドロームの概念です。
このためメタボリックシンドロームの診断基準では、内臓脂肪の蓄積を必須項目としています。この場合の内臓脂肪蓄積とは、CTスキャンでおへその位置で体を輪切りにしたときの内臓脂肪面積が100cm2を超えているものを指し、これに相当する簡便な目安としてウェスト周囲径(男性85cm以上、女性90cm以上)が採用されています。

 

2.
体脂肪量の評価は、「BMI体脂肪率」を用いる。

 

3.
減量により、血中レプチン値は「低下する」。

 

レプチンは脂肪細胞から分泌されるため、減量などにより脂肪細胞が減少すると、血中レプチン値は低下する。

 

4.正答
超低エネルギー食(VLCD)は、医療監視下で行う。

 

超低カロリー食療法(very low calorie diet)
高度肥満症(BMI 35.0以上)の治療に用いられる、1日600 kcal以下という極端な低エネルギー食。
絶対的なエネルギーの不足によりケトン体が蓄積し、アシドーシスを生じやすい。身体に与える影響が大きいため使用は3週間までとし、医師の管理下で行われる。

<禁忌> インスリン治療中の患者

 

5.
エネルギーの摂取量は、「25~30㎉/㎏標準体重/日」とする。

 

肥満(25≦BMI<35)では、一日の摂取エネルギーの算定基準は、25~30kcal×標準体重(kg)以下です。
3~6ケ月で、現在の体重から3%以上の体重減少を目指します(施設により数字は前後する)。

 

高度肥満(BMI≧35)では、一日の摂取エネルギーの算定基準は、20~25kcal×標準体重(kg)以下です。
その他合併症等に応じて、現在の体重から5~10%の体重減少を目指します(施設により数字は前後する)。

 

※このような問題で悩んだら、まずは適当な体重を当てはめて計算していました。
体重60㎏だったら、25~30㎉だと1500~1800㎉、35~40㎉だと2100~2400㎉となるため、後者だと標準摂取カロリーなので制限でも何でもなくなるんですよね。
ここで確信を持てなかったら「体重50㎏だったら・・・、40㎏だったら・・・と数字を入れ替えて計算して、正誤を選んでいました。

 


B.正答2と4

 

1.
高度肥満症は、「BMI35以上」を言う。

 

2.正答
高度肥満症の治療には、外科療法がある。

 

スリーブ状胃切除術、胃バイパス術、スリーブバイパス術等がある。

 

3.
「脂肪体重の減少」を目指す。

 

除脂肪体重だと筋肉量を中心に減らす事になる。

 

4.正答
超低エネルギー食(VLCD)は、600㎉/日以下である。

 

5.
VLCDによる治療では、「ケトアシドーシス」を生じやすい。

 

エネルギー制限をする事で、ケトン体の生成量が増加し、ケトアシドーシスが生じやすくなる。

 


C.正答1

 

1.正答
肥満症である。

 

25≦BMI<35で、健康障害または内臓脂肪蓄積あり(内臓脂肪面積≧100㎠)の場合は肥満症と診断される。

 

2.
メタボリックシンドローム「ではない」。

 

内臓脂肪面積は100㎠なので条件を満たしているが、その他の血圧・血糖・脂質は基準値以下のため該当しない。

 

メタボリックシンドローム
エスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れると、「メタボリックシンドローム」と診断されます。

 

3.
脂質異常症と「診断されない」。

 

トリグリセリド≧150㎎/dlを満たしてないため。

 

4.
エネルギー摂取量は、「25~30㎉/㎏標準体重/日」とする。

 

肥満(25≦BMI<35)では、一日の摂取エネルギーの算定基準は、25~30kcal×標準体重(kg)以下です。

 

5.
「現体重の3%の減量を目標」とする。

 


D.正答3

 

1.
「入院治療」とする。

 

2.
「短期間の実施が望ましい」

 

超低カロリー食療法(very low calorie diet)
高度肥満症(BMI 35.0以上)の治療に用いられる、1日600 kcal以下という極端な低エネルギー食。
絶対的なエネルギーの不足によりケトン体が蓄積し、アシドーシスを生じやすい。身体に与える影響が大きいため使用は3週間までとし、医師の管理下で行われる。

 

3.正答
インスリン治療中の患者は、禁忌である。

 

食事による血糖値上昇を見込めなくなるため、インスリンを使うと低血糖状態になってしまう。

 

4.
「600㎉/日」である。

 

5.
水分摂取量を「制限しない」。

 

今回は以上。

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栄養障害の栄養アセスメントと栄養ケアについての問題 4問【管理栄養士国家試験過去問解説】

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A.クワシオルコルにみられる特徴の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

  浮腫  血清総たんぱく質値  肝腫大
1.あり ――― 正常 ――― あり
2.あり ――― 低下 ――― なし
3.あり ――― 低下 ――― あり
4.なし ――― 正常 ――― あり
5.なし ――― 低下 ――― なし

 

 

B.5歳女児。血清リン低値と長管骨の骨端線拡大のX線像を認めた。この症例で欠乏しているビタミンである。正しいものを1つ。

 

1.ビタミンA
2.ビタミンD
3.ビタミンE
4.ビタミンK
5.ビタミンC

 

 

C.ビタミン、ミネラルとその欠乏あるいは蓄積により生じる疾患の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

1.ビタミンA ――― ペラグラ
2.ビタミンC ――― 骨軟化症
3.葉酸    ――― 巨赤芽球性貧血
4.ヨウ素   ――― ヘモクロマトーシス
5.亜鉛    ――― ウィルソン病

 

 

D.に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.ビタミンE  ――― 壊血病
2.ビタミンB12 ――― ハンター舌炎
3.カルシウム  ――― パーキンソン病
4.亜鉛     ――― ヘモクロマトーシス
5.銅      ――― ウィルソン病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


続いて回答と解説。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


A.正答3

 

  浮腫  血清総たんぱく質値  肝腫大

3.あり ――― 低下 ――― あり

 

クワシオルコル:たんぱく質欠乏による栄養障害

 

たんぱく質摂取不足により、血清総たんぱく質値及び血清アルブミン値が低下し、血漿膠質浸透圧の低下を起因とした浮腫が起こる。
また、肝臓からの脂質輸送に関するリポたんぱく質合成障害による脂肪肝により、肝腫大を認める。

 


B.正答2

 

2.ビタミンD

 

血清リン低値・骨端線拡大の初見から、ビタミンD欠乏による「くる病」であると判断する。

 


C.正答3

 

1.
ナイアシン」 ――― ペラグラ

 

2.
「ビタミンD」 ――― 骨軟化症

 

3.正答
葉酸    ――― 巨赤芽球性貧血

 

4.
「鉄」   ――― ヘモクロマトーシス

 

5.
「銅」    ――― ウィルソン病

 


D.正答2

 

1.
「ビタミンC」  ――― 壊血病

 

2.正答
ビタミンB12 ――― ハンター舌炎

 

3.
「カテコールアミンの前駆体であるドーパミン分泌低下が原因」  ――― パーキンソン病

 

4.
「鉄」     ――― ヘモクロマトーシス

 

5.
臓器に銅が「過剰に蓄積する」      ――― ウィルソン病

 

 

今回は以上。

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栄養ケアの記録についての問題 5問【管理栄養士国家試験過去問解説】

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A.80歳男性。脳梗塞を発症し入院。嚥下障害が認められた。患者は食べたくないと訴えている。嚥下訓練を行い、ミキサー食を摂取できるようになった。栄養ケアの記録とその内容の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

1.主観的情報  ――― 80歳
2.客観的情報  ――― 食べたくない
3.アセスメント ――― 嚥下訓練を行った
4.計画     ――― 脳梗塞の既往
5.退院時要約  ――― ミキサー食を摂取出来るようになった

 

 

B.医師から1800㎉/日の指示で、糖尿病患者に対する栄養指導を行った。患者は、40歳独身男性。BMI26、HbA1c8.0。食事は購入した総菜中心とのことだった。現在のエネルギー摂取量は2200㎉/日。この症例におけるSOAPと記録の組み合わせで、正しいものを1つ。

 

1.S ――― 医師の指示エネルギー量1800㎉/日
2.S ――― HbA1c8.0
3.O ――― 食事は購入した総菜中心
4.A ――― エネルギー摂取量の過剰
5.P ――― 現在のエネルギー摂取量は2200㎉/日

 

 

C.SOAPとその記載内容の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

1.S ――― 低栄養状態である
2.O ――― 血清アルブミン値2.8g/dL
3.A ――― 家に帰りたい
4.A ――― 嚥下調整食の指導
5.P ――― 水を飲む時にむせる

 

 

D.78歳女性。BMI17.5。大腿骨頸部骨折にて入院。入院前から歩いて買い物に出かけるのが大変だったと訴えており、朝食はバナナ1本、昼食・夕食は配食サービス1食分を2回に分けて食べていた。エネルギー摂取量不足であった。1日の目標エネルギー量は、1400㎉である。SOAPとその内容の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

1.S ――― BMI17.5
2.O ――― 目標エネルギー量は、1400㎉
3.A ――― 朝食はバナナ1本
4.A ――― エネルギー摂取量不足
5.P ――― 歩いて買い物に出かけるのが大変

 

 

E.45歳男性。口渇で来院。HbA1C9.2。1日の聞き取りによるエネルギー摂取量は2200㎉だった。1日の目標エネルギー量は、1800㎉と算出された。エネルギー摂取量の適正化を目指すために、患者本人に食事内容を記録してもらう事とした。SOAPとその内容の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

1.S ――― 目標エネルギー量は、1800㎉/日
2.O ――― HbA1C9.2
3.A ――― 食事内容を記録してもらう
4.P ――― 口渇
5.P ――― エネルギー摂取量は2200㎉/日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


続いて回答と解説。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


A.正答5

 

1.
「客観的情報」  ――― 80歳

 

2.
「主観的情報」  ――― 食べたくない

 

3.
「退院時要約」  ――― 嚥下訓練を行った

 

4.
「客観的情報」  ――― 脳梗塞の既往

 

5.正答
退院時要約  ――― ミキサー食を摂取出来るようになった

 


B.正答4

 

1.
「P」 ――― 医師の指示エネルギー量1800㎉/日

 

2.
「O」 ――― HbA1c8.0

 

3.
「S」 ――― 食事は購入した総菜中心

 

4.正答
A ――― エネルギー摂取量の過剰

 

5.
「O」 ――― 現在のエネルギー摂取量は2200㎉/日


SOAP:問題志向型診記録(PORM)の中の経過記録の記録様式。

 

S:主観的データ(Subject Data)患者が直接訴えたことを記録

 

O:客観的データ(Objective Data)患者を観察して得られる症状や身体所見、血液や尿の検査所見など客観的に得られる情報を記録

食事摂取状況の観察は、患者の訴えではなく、看護師または栄養士の観察によって得られるデータのためOとして記録する。

 

A:評価(Assessment)SおよびOのデータに基づいて、その問題リストについて評価

例えば、低アルブミン血症という問題リストに対して、栄養ケア計画を立てて実施したが、その効果はどうであったか、改善したのかしなかったのか、改善しなかったとするとその原因は何かなどを考えて記録する。

 

P:計画(Plan)Aに基づいて、問題解決のための計画を記載する。場合によっては初期計画で立てた栄養ケア計画を見直すこともある。

 

このような問題の考え方は、「誰が」話しているのか?データを提示したのか?計画を立てたのか?というような、「誰」という主語部分を抑えると正解にたどり着きやすいですので、文章に惑わされないようにしていきましょう。

 

 

C.正答2

 

1.
「A」 ――― 低栄養状態である

 

2.正答
O ――― 血清アルブミン値2.8g/dL

 

3.
「S」 ――― 家に帰りたい

 

4.
「P」 ――― 嚥下調整食の指導

 

5.
「O」 ――― 水を飲む時にむせる

 


D.正答4

 

1.
「O」 ――― BMI17.5

 

2.
「P」 ――― 目標エネルギー量は、1400㎉

 

3.
「O」 ――― 朝食はバナナ1本

 

4.正答
A ――― エネルギー摂取量不足

 

5.
「S」 ――― 歩いて買い物に出かけるのが大変

 


E.正答2

 

1.
「P」 ――― 目標エネルギー量は、1800㎉/日

 

2.正答
O ――― HbA1C9.2

 

3.
「P」 ――― 食事内容を記録してもらう

 

4.
「S」 ――― 口渇

 

5.
「O」 ――― エネルギー摂取量は2200㎉/日

 


今回は以上。

繰り返しが大事です!
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薬と栄養・食事の相互作用についての問題 5問【管理栄養士国家試験過去問解説】

今日も楽しく!
知識を身に着けていきましょう!!
質問等ありましたら、コメント欄にお気軽にどうぞ

 


A.薬物とその作用の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

1.アンギオテンシン変換酵素阻害薬 ―― コレステロール合成の抑制
2.α-グルコシダーゼ阻害薬     ―― 食後血糖値の上昇抑制
3.アロプリノール         ―― 血圧の降下
4.マジンドール          ―― 食欲の亢進
5.ラクツロース          ―― 低血糖の予防

 

 

B.薬剤とその適応疾患の組み合わせである。正しいものを1つ。

 

1.エリスロポエチン製剤   ―― 骨粗鬆症
2.HMG-COA還元酵素阻害薬   ―― 胃食道逆流症
3.抗TNF-α抗体製剤     ―― クローン病
4.ヒスタミンH2受容体拮抗薬 ―― 高LDL-コレステロール血症
5.ビスホスホネート薬    ―― 腎性貧血

 

 

C.医薬品の薬理効果に及ぼす食品の影響に関する記述である。( )に入る正しいものの組み合わせを1つ。

 

( A )であるカルシウム拮抗薬の薬理効果は、( B )を摂取する事により( C )する

 

1.A 抗凝固薬  B 納豆            C 増強
2.A 抗凝固薬  B グレープフルーツジュース  C 減弱
3.A 降圧薬   B 納豆            C 増強
4.A 降圧薬   B グレープフルーツジュース  C 減弱
5.A 降圧薬   B グレープフルーツジュース  C 増強

 

 

D.食品が医薬品の薬理効果に及ぼす影響に関する記述である。( )に入る正しいものの組み合わせを1つ。

 

( A )であるワルファリンの薬理効果は、( B )を多量に含む食品を摂取する事により( C )する


1.A 抗炎症薬  B ビタミンA  C 増強
2.A 抗炎症薬  B ビタミンK  C 減弱
3.A 抗凝固薬  B ビタミンA  C 増強
4.A 抗凝固薬  B ビタミンK  C 減弱
5.A 抗凝固薬  B ビタミンK  C 増強

 

 

E.食品が医薬品に及ぼす影響に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.クロレラは、ワルファリンの効果を減弱する。
2.納豆は、HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)の効果を増強する。
3.グレープフルーツは、カルシウム拮抗薬の効果を減弱する。
4.牛乳は、ビスホスホネート薬の効果を増強する。
5.セント・ジョーンズ・ワートは、スルホニル尿素(SU)薬の効果を増強する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


続いて回答と解説。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


A.正答2

 

1.
アンギオテンシン変換酵素阻害薬 ―― 「血圧の降下」

 

2.正答
α-グルコシダーゼ阻害薬     ―― 食後血糖値の上昇抑制

 

3.
アロプリノール         ―― 「尿酸合成の抑制」

 

4.
マジンドール          ―― 「食欲の抑制」

 

5.
ラクツロース          ―― 「高アンモニア血症の予防」

 

ラクツロース:難消化性糖類の一つ。腸内細菌によるアンモニア産生・吸収を抑制する。

 


B.正答3

 

1.

エリスロポエチン製剤   ―― 「腎性貧血」

 

赤血球合成を促進する事で、腎性貧血を改善する。

 

2.
HMG-COA還元酵素阻害薬   ―― 「高LDL-コレステロール血症」

 

コレステロール合成に関与する「HMG-COA」還元酵素の働きを阻害する事で、高LDL-コレステロール血症を改善する。

 

3.正答
抗TNF-α抗体製剤     ―― クローン病

 

炎症の原因である「TNF-α」の産生量を減少させる事で、クローン病を改善する薬剤。

 

4.
ヒスタミンH2受容体拮抗薬 ―― 「胃食道逆流症」

 

胃酸分泌を促進するヒスタミンH2受容体に作用し、胃酸分泌を抑制→胃食道逆流症を改善する。

 

5.
ビスホスホネート薬    ―― 「骨粗鬆症

 

骨吸収を抑制する事で、骨粗鬆症を改善する。

 


C.正答5

 

(降圧薬)であるカルシウム拮抗薬の薬理効果は、(グレープフルーツジュース)を摂取する事により(増強)する

 

5.A 降圧薬   B グレープフルーツジュース  C 増強

 

カルシウム拮抗薬は、血管収縮抑制作用のある降圧薬。グレープフルーツ摂取により、薬物代謝酵素の活性が阻害され、カルシウム拮抗薬の血中濃度が上昇し、薬理効果が増強する。

 

 

D.正答4

 

(抗凝固薬)であるワルファリンの薬理効果は、(ビタミンK)を多量に含む食品を摂取する事により(減弱)する

 

4.A 抗凝固薬  B ビタミンK  C 減弱

 

ワルファリンは、抗血液凝固作用がある。ワルファリン服用時に、血液凝固能を持つビタミンKを摂取すると、薬理効果が減弱する。

 


E.正答1

 

1.正答
クロレラは、ワルファリンの効果を減弱する。

 

ワルファリンは、抗血液凝固作用がある。ビタミンKはワルファリンと拮抗した作用を持ち、薬理効果を減弱する。ワルファリン服用時に、ビタミンKを多く含む納豆・クロレラ等を摂取すると、薬理効果が減弱するため、禁忌となる。

 

2.
「グレープフルーツ」は、HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)の効果を増強する。

 

3.
グレープフルーツは、カルシウム拮抗薬の効果を「増強する」。

 

4.
牛乳は、ビスホスホネート薬の効果を「減弱する」。

 

牛乳中のカルシウムとビスホスホネート薬がキレートを形成し、薬の吸収が抑制されて薬理効果は減弱する。

 

5.
セント・ジョーンズ・ワートは、「ワルファリンの効果を増強する」。

 

セント・ジョーンズ・ワート(西洋オトギリソウ)の摂取で、薬物代謝酵素の活性が促進され、ワルファリンの血中濃度が低下し、薬理効果は減弱する。

 

セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)>
古くからヨーロッパを中心にうつ病などの民間療法として使用され、軽度から中度のうつ病や、更年期障害自律神経失調症、ストレスの緩和、ダイエット時のイライラ感などに効果があるサプリメントとして販売されている。

 

 

今回は以上。

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何回繰り返すの?
正答を導きだすための理論を身につけるまでです。

頑張っていきましょう!!

栄養・食事療法と栄養補給法、モニタリングと再評価についての問題 5問【管理栄養士国家試験過去問解説】

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A.静脈栄養補給法に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.末消静脈栄養では、1日に2,000㎉の輸液を行なう事ができる。
2.末消静脈栄養では、血漿浸透圧の5倍濃度の溶液を投与できる。
3.末消静脈栄養では、アミノ酸濃度30%の溶液を投与できる。
4.中心静脈栄養の基本輸液剤には、セレンが含まれる。
5.中心静脈栄養では、ビタミンB1の投与が必要である。

 

 

B.静脈栄養法に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.末梢静脈栄養法では、1日に2,000㎉を投与できる。
2.末梢静脈栄養法で投与できるアミノ酸濃度は、30%である。
3.中心静脈栄養法は、1週間以上は実施できない。
4.中心静脈栄養法の基本輸液剤には、亜鉛が含まれる。
5.中心静脈栄養法は、在宅では実施できない。

 

 

C.抹消静脈栄養法に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.1日に2,000㎉を投与できる。
2.アミノ酸濃度20%の溶液を投与できる。
3.脂肪乳剤は、1g/㎏標準体重/時で投与できる。
4.ブドウ糖濃度30%の溶液を投与できる。
5.浸透圧300mOsm/Lの溶液を投与できる。

 

 

D.25%ブドウ糖基本輸液1,200ml(1,200㎉)、総合アミノ酸製剤600ml(400㎉、窒素量9g)、20%脂肪乳剤100ml(200㎉)を投与した。この時のNPC/N(非たんぱく質カロリー窒素比)である。正しいものを1つ。

 

1.44
2.67
3.133
4.156
5.200

 

 

E.長期絶食患者への栄養補給開始後のモニタリングに関する記述である。誤っているものを1つ。

 

1.リフィーディング症候群の評価には、血清リン値を用いる。
2.エネルギー投与量の評価には、体重の変化を用いる。
3.たんぱく質投与量の評価には、窒素出納を用いる。
4.糖質投与量の評価には、血清クレアチニン値を用いる。
5.水分投与量の評価には、水分出納を用いる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


続いて回答と解説。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


A.正答5

 

1.
末消静脈栄養では、1日に「1,000㎉の輸液」を行なう事ができる。

 

2.
末消静脈栄養では、血漿浸透圧の「3倍濃度の溶液」を投与できる。

 

血漿浸透圧の約3倍である900mOsm/㎏を上限とする。

 

3.
末消静脈栄養では、「アミノ酸濃度10%の溶液」を投与できる。

 

4.
中心静脈栄養の基本輸液剤には、セレンが「含まれない」。

 

長期にわたる中心静脈栄養で欠乏症が懸念される微量元素(鉄、マンガン亜鉛、銅、ヨウ素)を含有する。
どちらの輸液にも含まれていない微量元素として、セレン、クロムがある。

 

5.正答
中心静脈栄養では、ビタミンB1の投与が必要である。

 

 

B.正答4

 

1.
末梢静脈栄養法では、「1日に1,000㎉」を投与できる。

 

2.
末梢静脈栄養法で投与できる「アミノ酸濃度は、10%」である。

 

3.
中心静脈栄養法は、1週間以上は「実施できる」。

 

中心静脈栄養法は長期実施する事が目的で、2週間以上実施可能。

 

4.正答
中心静脈栄養法の基本輸液剤には、亜鉛が含まれる。

 

5.
中心静脈栄養法は、在宅では「実施できる」。

 


C.正答5

 

1.
「1日に1,000㎉」を投与できる。

 

2.
アミノ酸濃度10%」の溶液を投与できる。

 

3.
脂肪乳剤は、「0.1g/㎏標準体重/時以下」で投与できる。

 

4.
ブドウ糖濃度10%の溶液」を投与できる。

 

5.正答
浸透圧300mOsm/Lの溶液を投与できる。

 

末消静脈栄養法では、ヒトの血漿浸透圧(約280mOsm/L)の3倍以下(約900mOsm/L以下)の溶液を投与する事が出来る。

 

 

D.正答4

 

4.156

 

NPC/N=非たんぱく質カロリー(㎉)÷窒素量(g)で計算する。

 

今回、非たんぱく質カロリーに該当するのは「ブドウ糖基本輸液1200㎉」と「乳脂肪剤200㎉」のため、

NPC/N=(1200㎉+200㎉)÷9=約156㎉

となる。

 


E.正答4

 

4.糖質投与量の評価には、「血糖値」を用いる。

 

クレアチニン:筋肉に含まれるたんぱく質の一種であるクレアチンが、筋肉を動かすエネルギーとして使われた後の老廃物。 腎臓の糸球体でろ過されて尿の中に排出される。
クレアチニンが排出されるのは腎臓からのみで、腎臓の働きが低下すると尿の中にクレアチニンが排出される量が減るため、血清クレアチニン値が上昇する。

 


今回は以上。

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栄養・食事療法と栄養補給法についての問題 5問【管理栄養士国家試験過去問解説】

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A.栄養補給法に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.成分栄養剤は、食物繊維を含む。
2.成分栄養剤の脂質エネルギー比率は、20%Eである。
3.経腸栄養剤のNPC/N(非たんぱく質カロリー窒素比)は、50未満である。
4.中心静脈栄養法では、糖質濃度30%の維持液が用いられる。
5.抹消静脈栄養法では、糖質濃度20%の維持液が用いられる。

 

 

B.経腸栄養法に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.半消化態栄養剤は、脂質を含まない。
2.成分栄養剤の窒素源は、たんぱく質である。
3.半固形タイプの栄養剤は、胃瘻に使用出来ない。
4.下部消化管完全閉塞時には、禁忌である。
5.下痢が生じた場合は、投与速度を速める。

 

 

C.経鼻胃管にて、1.0㎉/mlの半消化態栄養剤(常温)を100ml/時で250ml投与した所、下痢を生じた。その対策に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.脂質含量の多い経腸栄養剤に変更する。
2.浸透圧の高い経腸栄養剤に変更する。
3.2.0㎉/mlの経腸栄養剤に変更する。
4.4℃にして投与する。
5.25ml/時で投与する。

 

 

D.経腸栄養補給法が禁忌となる患者である。正しいものを1つ。

 

1.口腔がん術後
2.食道がんによる通過障害
3.胃食道逆流症
4.下部消化管完全閉塞
5.脳卒中後の意識障害

 

 

E.経腸栄養剤の種類とその特徴に関する記述である。正しいものを1つ。

 

1.成分栄養剤の糖質は、マルトースである。
2.成分栄養剤の窒素源は、ジペプチドである。
3.消化態栄養剤の糖質は、キシリトールである。
4.消化態栄養剤の窒素源は、たんぱく質である。
5.半消化態栄養剤の糖質は、デキストリンである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


続いて回答と解説。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、栄養補給法にはいくつかの方法があります。

 

経静脈栄養法:腸を経由せず静脈に直接栄養剤を投与

 

・抹消静脈栄養(PPN: Peripheral Parenteral Nutrition)
投与期間:2週間未満
投与エネルギー:約1000㎉

輸液は、
ブドウ糖液(5~10%)
アミノ酸製剤(3~10%)
脂肪乳剤(10~20%)
維持液
等を組み合わせて投与する。


・中心静脈栄養(TPN:total parenteral nutrition)
投与期間:2週間以上
投与エネルギー:2000㎉以上の投与可能

輸液は、糖質20~50%程度を投与可能
カテーテルを鎖骨下静脈を通して上大静脈に留置する場合が多い

 

中心静脈栄養では下記の合併症が起こりやすい
ビタミンB1欠乏によるウェルニッケ・コルサコフ症候群の発症

防止策としてビタミンB1を添加して投与する

<ウェルニッケ・コルサコフ症候群>
ビタミンB1チアミン)の不足により発症する脳障害である。 眼球運動障害、筋肉の動きの随意協調運動障害(運動失調)および錯乱の一部またはすべての急性発症を特徴とする。 患者は急性期に死亡することもあり、生存者の多くは永続的な記憶障害へと進展する。

 

・リフィーディング症候群

慢性的な栄養障害がある状態に対して、急激に栄養補給を行うと発症する代謝性の合併症。 飢餓状態が長く続いたあとに急に栄養補給されると、心不全や呼吸不全、腎不全、肝機能障害ほか低リン血症、低カリウム血症、低マグネシウム血症などを呈することがある。


バクテリアルトランスロケーション
長期間、中心静脈栄養を行うことで腸粘膜が萎縮し、バクテリアルトランスロケーションが起こりやすくなり

バクテリアルトランスロケーション>
腸管内細菌が粘膜バリアーを通過して、体内に移行する状態。全身的な栄養不全や種々のストレス、消化管疾患などによる全身性・局所性免疫能低下、肝の網内系機能低下、腸粘膜萎縮などが背景となる。

 

経静脈栄養剤では、用いられる輸液は1種類のみではなく、輸液を組み合わせて投与していく事も可能。

 

・高カロリー輸液用基本液:糖質を12~20%程度含有する他、アミノ酸電解質(ナトリウム、カリウム、カルシウム)と微量元素では「亜鉛」が添加されている。

 

・微量元素製剤:長期にわたる中心静脈栄養で欠乏症が懸念される微量元素(鉄・マンガン亜鉛・銅・ヨウ素)を含む。

両方に含まれない微量元素として「セレン」「クロム」がある。

 

 

経腸栄養法:腸を経由して栄養補給する方法
・経口栄養法
・経管栄養法
 〇瘻管栄養法・鼻腔栄養法・・・自然食品流動食・半消化態栄養剤・消化態栄養剤・成分栄養剤等

 

経腸栄養法には3つの種類がある。

 

・半消化態栄養剤
糖質 : デキストリン
窒素源 : たんぱく質ポリペプチド
脂質含有量(エネルギー比) : 比較的多い(約30%)
浸透圧 : 比較的低い

 

・消化態栄養剤
糖質 : デキストリン
窒素源 : オリゴペプチド、アミノ酸
脂質含有量(エネルギー比) : 少ない(約10%)
浸透圧 : 高い

 

・成分栄養剤
糖質 : デキストリン
窒素源 : アミノ酸
脂質含有量(エネルギー比) : 極めて少ない(1~2%)
浸透圧 : 高い

含まれる栄養成分の単位が小さいほど、消化の必要性も少なくなり、消化の負担が小さくなる。
(半消化態栄養剤>消化態栄養剤>成分栄養剤)

 

浸透圧が高いほど、下痢を起こすリスクが高くなる。

 

 

A.正答4

 

1.
成分栄養剤は、食物繊維を「含まない」。

 

2.
成分栄養剤の脂質エネルギー比率は、「1~2%E」である。

 

3.
経腸栄養剤のNPC/N(非たんぱく質カロリー窒素比)は、「150~200」である。

 

4.正答
中心静脈栄養法では、糖質濃度30%の維持液が用いられる。

 

5.
抹消静脈栄養法では、糖質濃度「5~10%」の維持液が用いられる。

 

 

B.正答4

 

1.
半消化態栄養剤は、脂質を「含む」。

 

2.
成分栄養剤の窒素源は、「アミノ酸」である。

 

3.
半固形タイプの栄養剤は、胃瘻に「使用出来る」。

 

4.正答
下部消化管完全閉塞時には、禁忌である。

 

5.
下痢が生じた場合は、投与速度を「遅くする」。

 

 

C.正答5

 

1.脂質含量の多い経腸栄養剤に変更する。→脂質が多いほど下痢になりやすい

 

2.浸透圧の高い経腸栄養剤に変更する。→浸透圧が高くなるほど下痢になりやすい

 

3.2.0㎉/mlの経腸栄養剤に変更する。→高エネルギーの経腸栄養剤は浸透圧が高い傾向にあるため、下痢になりやすい

 

4.4℃にして投与する。→温度が低いと下痢になりやすい

 

5.正答
25ml/時で投与する。

投与スピードを遅くする事で下痢リスクを小さくしていく

 

 

D.正答4

 

4.下部消化管完全閉塞

下部消化管閉塞時に経腸栄養補給法を用いる事は出来ない。
この場合は、経静脈栄養補給法を選択する。

 

 

E.正答5

 

1.
成分栄養剤の糖質は、「デキストリン」である。

 

2.
成分栄養剤の窒素源は、「アミノ酸」である。

 

3.
消化態栄養剤の糖質は、「デキストリン」である。

 

4.
消化態栄養剤の窒素源は、「アミノ酸・ジペプチド・トリペプチド」である。

 

5.正答
半消化態栄養剤の糖質は、デキストリンである。

成分栄養剤・消化態栄養剤・半消化態栄養剤で使われる糖質は、全て「デキストリン

 

 

今回は以上。

繰り返しが大事です!
何回繰り返すの?
正答を導きだすための理論を身につけるまでです。

頑張っていきましょう!!